SKE48の新シングル『あの頃の君を見つけた』が9月1日(水)に発売される。今回初めて選抜入りした20歳の9期生、青海ひな乃。
アイドルになりたかったわけじゃない、家族に恩返しをするためにSKE48入りした…と語る彼女が、ついに掴んだ選抜の座。新たなる一歩を踏み出す今、何を思う?

【写真】初選抜の座を掴んだ9期生、SKE48・青海ひな乃の撮り下ろしカット

――初めての選抜入りは、どのように知りましたか?

青海 家族で夜ごはんを食べている時に、「このメールを読めている人は選抜に選ばれた人です」という連絡が来て、知りました。その日はたまたま家族全員が揃っていて。すぐに知らせることができました。

――ご家族の反応は?

青海 「やったー!」「マジ⁉」みたいな。お父さんも「えー?」っていうリアクションをしていました。

――ファンの間では、パリピでおなじみの青海さんですから、一家あげての大騒ぎだったんじゃないですか?

青海 大騒ぎでしたね。

――胴上げされたり?

青海 もうちょっとで胴上げされてましたよ(笑)。

――ご家族の話が出ましたけど、ご病気だというお父さんの回復ぶりはいかがですか?

青海 3年前に脳梗塞で倒れてから、右半身は動かないし、言葉も上手くしゃべれなくなりました。でも、反応はしてくれるんですよ。「選抜になったよ!」と言ったら、「あー」とか。私が初めてCDのジャケットに写ったのを見せたら、泣いてくれて。
初めてMVに映ったのを見せた時も泣いてくれました。私は家族に恩返しをするためにSKE48入りしたんです。恩返しできてるなって思えることが年々増えてきました。

―-脳梗塞は人によって症状が様々ですよね。

青海 お父さんが倒れた時、私は一週間病院にいました。先生に「記憶がなくなるかもしれない」と言われた時は、家族で大会議でした。脳波に反応する機械がピーって鳴らなくなったこともありました。本当に人生の危機だったんです。そんな危機をお父さんは乗り越えて、家族も大変な時期を乗り越えて、お父さんの笑顔を見られるようになった今、あの日の自分に「安心してもいいよ」って言いたいです。3年前の私は、後悔ばかりしていましたから。お世話になってばかりだったのに、恩を返せていなかったので。

――お父さんが娘の踊る姿を生で観たことは?

青海 一回あります。
去年の静岡(エコパアリーナ)だったかな。「あんなに大きなところで踊るんだね。すごいね」って感動していました。ただ、あの日の私は研究生だったし、メインで出ていたわけではないから、これからはもっと目立つ姿を見せてあげたいです。

――昨年、20歳を迎えましたが、心境に変化はありましたか?

青海 思うことはたくさんありますよ。私、将来の夢がないんです。それが悩みで、スタッフさんに相談したこともあります。でも、「すぐに見つけなくてもいい。SKE48で活動をしているうちに見つければいいんだよ」と言われて。だから、活動の中で楽しいと感じたことを将来に活かしたいです。

――これまで選抜メンバーのことをどんな目で見ていましたか?

青海 憧れであり、カッコいい存在でした。アイドルになったら誰もが目指す場所だと思いますけど、選ばれるのは当たり前のことじゃないですから。
私も憧れられる人になりたいなと思います。

――前作『恋落ちフラグ』は全員参加という特別なシングルでしたから、通常のシングルの基準で考えると、9期生では初めての選抜入りですよね。

青海 9期生で初めて選んでいただいたので、恥じないような存在にならないといけないです。同期が「私も頑張ろう」と思ってもらえる種に私がなれたらいいなって思います。

――やっぱり9期生も胴上げしてくれました?

青海 まあ、胴上げしたい気持ちはわかったんですけど(笑)。「おめでとう」って、みんなが祝ってくれました。

――ファンの人の感想は?

青海 「泣いちゃったよ」という声もありました。心の底から喜んでくれています。

――では、今回の選抜入りで自分のことを知ったという人に自己紹介するとしたら?

青海 アイドルっぽくないって、よく言われます。私はアイドルになりたくて入ったわけじゃないし、アイドルファンだったわけでもないんですよ。いまだにアイドルというものがよくわからないから、勝手にやらせてもらっています(笑)。SKE48はそれを許してくれる土壌がありますし、ファンの方もついて来てくださるので、素のままでいます。
あとは……私ってどんな人ですかね?

――ダンスが動物的ですよね。肉食獣みたいな(笑)。

青海 よく言われます。ライオンとかヒョウみたいって。強いものに例えられますね。

――そして、運動能力が高いですよね。

青海 体力テストはずっとAでした。中学時代に鍛えられたものが、まだ筋肉として残っているんです。かつ、目立ちたがり屋なので、アイドルは向いていたのかもしれないですね。小中でバスケ部に入っていて、高校はラグビー部のマネージャーをやっていました。ずっとスポーツに関わってきました。小学校の時、一瞬だけ吹奏楽部に入ったことがあるんですけど、それは運動会でパフォーマンスできるからなんです。
でも、じっと座って練習するのが嫌で(笑)、「運動いいなー」って外を見てました。それでバスケ部に入ったらハマっちゃって。スポーツはやるのも見るのも好きですね。

――ラグビー部マネージャー時代は、見ていてうずうずしませんでした?

青海 もし男の子だったら絶対やりたい、と思いました! スクリューパスとか選手に教えてもらいました。見ていると痛そうですけど、男らしいスポーツじゃないですか。仲間がピンチの時に助けに行くみたいな、仲間の美しさがいいなと思います。仲間とか友情とか、暑苦しい世界が大好きなんですよ。アニメでも『鬼滅の刃』とか、仲間のために戦うじゃないですか。ドラマでも『ROOKIES』で号泣しましたから。

――だとしたら、SKE48って……。

青海 そうなんです。SKE48は無限の青春なんです! SKE48にいるだけで学生の気分が味わえちゃう。
仲間たちと何かを作り上げるのが楽しくて。それがあるから、続けられるんだと思います。

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