【写真】念願の初選抜・SKE48野村実代の撮り下ろしカット【10点】
――初選抜の話はどのように聞いたんですか?
野村 家でアニメを見ていたら、マネージャーさんから電話がかかってきました。最初は普通にお仕事の話で、30秒後ぐらい後にまたかかってきて、何かなと思ったら、「おめでとうございます」って。
――マネージャーさん言い忘れたんですかね?
野村 大事なことなので、あえて仕事のお話とは分けて伝えてくれたんだと思います。すごいうれしくて誰かに伝えたくて、仕事中のお母さんに電話したんです。「選抜入ったよ!」って言ったら、電話の向こうで泣き始めて、「このあと会議なのに……」って。
――娘の最高のニュースですもんね。元AKB48のお姉さん(野村奈央)の反応は?
野村 家族で電話をした時に「へえ、そうなの。おめでとう」って(笑)。普段はそっけない感じだから、言葉に出すだけでも喜んでくれてるのかなって。
――ファンへの発表はYouTubeでの生配信番組でした。
野村 SKE48の選抜というものの大きさと責任感を感じてガチガチに緊張しちゃって、コメントもちゃんと考えていたのに全部忘れちゃいました。
――何を言おうとしてたんですか?
野村 これからも努力を続けていきますとか、謙虚にいこうと思ったんですけど……。ああいうのに緊張しないぐらいドンと構えられる人になりたいですね。
――野村さんがアイドルになろうとしたきっかけを教えて下さい。
野村 幼稚園の頃からランウェイを歩くモデルさんに憧れていました。小学校でAKB48が流行っていて、お姉ちゃんはNMB48が好きで、いつも音楽を流していたので私もNMB48が好きになって。小6の時にお姉ちゃんがAKB48グループのドラフト生オーディションを受けたいって。親が「どうせなら実代も書類を送ってみなよ」って、そしたらふたりとも書類審査に受かりました
――お試しで送ったら合格!
野村 2次審査は東京で、面接で「野村奈央ってお姉ちゃんなんです。ふたりで受かりたいです!」って言ったらふたりとも合格。「やばいね」ってびっくりしながら名古屋へ帰ったのを覚えています。最終審査も東京で、カメラの回っている部屋で合格発表があったんです。最初にお姉ちゃんが呼ばれて、「これ絶対受かるじゃん」って。
――当時、野村姉妹はファンの間で話題になってました。
野村 それからチームに指名してもらうために合宿をやって、そこに各グループの先輩方が見学に来て。
ドラフト当日はAKB48のチームKとNMB48のチームMとチームBIIがお姉ちゃんを指名して、くじ引きでチームKに決まったんです。チームKはお姉ちゃんは欲しかったけど、私を欲しかったわけじゃなく。私はどのチームからも指名されず終了。
――当時はどんな気持ちでした?
野村 人生のどん底に落とされた感じです。あれは運ですよね。もし他のチームがお姉ちゃんのくじを引いたら変わっていたかもしれない。でも今思えば私にもっと必死さがあってもよかったんじゃないかなって。
――順調に進んで甘えがあったんですかね。
野村 それから毎日泣いて、ご飯は食べられない、学校も行けないみたいな。しばらくしてお姉ちゃんを指名したチームKの峯岸みなみさんと島田晴香さんが私の家に挨拶に来たんです。私はカメラに映っちゃいけないから自分の部屋にいて、そしたら帰りに峯岸さんが「妹ちゃんは?」って。玄関に出ていったら、「AKB48のこと嫌いになった?」「待ってるから諦めずに受けてね」って、言ってくれて。その言葉にすごい救われました。そして改めて地元のSKE48の8期生オーディションを受けて合格しました。
――運命ですね。改めて野村さんってどんなコですか?
野村 SKE48では一番身長が高いです。見た目がキリっとして近寄りづらいと言われるんですけど、そんなことないです。メンバーからは精神年齢がすごい低いって。あと最近言われるのが、「恋愛観がヤバイ」って。
――気になります!
野村 番組でデートプランを教えてって。一日中一緒にいたいから、閉じ込めてほしい。束縛してほしいって答えたら、周りからヤバイって(苦笑)。
――そう思います。
野村 一途なんですよ! 1回決めたら貫き通すので、それが恋愛面にも表れているのかなって。
――いつか恋愛に走ったり…!?
野村 アイドルに一途だから、活動している限りそれはないです! 安心して推してください。
――シングルタイトルの『あの頃の君を見つけた』にかけて、あの頃の自分に言いたいことってあります?
野村 ドラフトを落ちてすぐの自分に言いたいです。その後、SKE48の8期を受けて合格して、5年後に選抜に入るよ! 大丈夫だよって。あの時は苦しかったけど、アイドルの世界の厳しさを事前に知れたのは良かったなって。
――今後の野望を教えて下さい。
野村 ファッションに関わるお仕事がしたくて、モデルがしたいことはずっと言ってます。簡単じゃないのはわかってるんですけど、挑戦し続けることが大事だなって。
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