【写真】「ありのままの自分を見てほしい」三上悠亜の撮り下ろしカット【10点】
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──幅広い層から支持されている三上さん。女性ファンが多いことにも驚かされるのですが、これはなぜだとご自身で分析していますか?
三上 私はデビューしたタイミングでInstagramやTwitterを始めましたけど、将来的にプロデュース業もやりたいという夢をすでに持っていたんです。だからインスタなどは特に女性でも楽しめるような内容にしようと考えていたんです。具体的にはコスメ情報を載せたり、ブランドのタグ付けをしたりといったことですよね。おそらく当時そんなことをやっている女優さんはあまりいなかったと思う。だから新鮮に映ったというのはあるかもしれません。
──女性のファンも三上さんの作品を見るんですか?
三上 見てくれるんですけど、男性と違ってエロ目的ではないんです。どちらかというと、イメージビデオを眺めるのに近い感覚じゃないかな。実際、SNSに上がった写真を見るだけで満足するような女性も多いですし。「TikTokやYouTubeの三上悠亜が好き」という人は、私が着ている洋服とかメイク法に興味がある気がしていて。だから一般的な男性ファンとは少し違うでしょうね。
あとこれは時代の変化なのか、男性ファンの方でもエッチなことを求めないタイプが増えている気がするんです。たとえば特典会でお話すると、「悠亜ちゃんの作品は見ることができない」と言う方がいるんですね。作品を見ると男優さんに嫉妬しちゃうらしいんです。
──アイドルでいうところのガチ恋みたいな感じですかね。
三上 どうなんでしょうね。売上に貢献したいから購入はするけど、封は開けない。それこそ握手券がついているアイドルのCDみたいに、複数枚を買ってくださる方もいますから。もちろんこちらとしては、とてもありがたいことですけど。
──現状、ファンの男女比や年齢層はどんな感じなんですか?
三上 イベントに来るのは男女比が半々くらいで、20~30代がメインかな。最初にイベントをやったときは、女性の方が2人くらいしかいなかったですけど。SNSで自分が好きなK-POPやコスメのことを地道に発信していくうちに徐々に増えていった感じです。女性のファンが増えることはもちろん望んでいたことではありますけど、何か大きなきっかけがあったというよりは毎日の積み重ねだったと思うんですよ。
難しいのは女性と男性では「可愛い」の捉え方が違うということ。女性の場合はK-POPアーティストみたいなスレンダー体型を理想とすることが多いんですけど、男性目線だとそれは痩せすぎて魅力的じゃないという話になる。そのへんのバランスは気をつけているつもりですけど、「男性からも女性からも好かれる」って意外にハードルが高いんですよね。
でも、ファンの人の好みに「寄せていく」のは過度にしないようにもしていて……。私は平気で髪型や髪色をコロコロ変えるし、そうすると特に男性の方は「前のほうもよかった」という声も出てくるんです。だけど最終的には自分の好きなスタイルを好きになってほしいし、ありのままの自分を見てほしいですからね。「万人に愛される」というのは最初から無理な話ですよ。
──三上さんの場合、アイドル経験もありますが、当時はファンに寄せている一面もあったのでは? 「黒髪ロングが一番!」といった保守的な考え方を持つ人もいるでしょうし。
三上 いやいや、全然ですよ。不祥事を起こして引退した私が偉そうに言える立場ではないのですが(笑)。髪型にしても言動にしても、アイドル時代の私はグループの中で反抗的な存在だったと思うんですよ。ファンの人がどう感じようと知ったことじゃなくて、ただただ自分のやりたいことをやっているだけのクソガキ(笑)。
だけど今は応援してくださる方が自分に求められることもわかるようになってきたし、自分が打ち出したいイメージも形にすることができるから、自然体で活動することができるんですよね。気持ち的にはだいぶ楽になりました。
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