【写真】オープニングには姉妹グループも総出演、Zepp Tokyoワンマンの模様【28点】
アプガ(2)は、以前からZepp Tokyoでのワンマンライブを目標に掲げてきた。
気合いのこもったライブだけに、メンバーがコンセプトやセットリストなどを考案。衣装はリーダーの高萩千夏がデザインを担当し、鍛治島彩がこの日のために作曲した新曲「しあわせの半径」の初披露もあった。
また、今回のZepp Tokyo単独公演を成功させるために、10月からクラウドファンディングを実施。ライブ制作費、ライブ映像収録費、Blu-ray制作費、ライブ写真集制作費を募集し、11月中旬に目標金額を達成した。まさしく、ファンとともに作るZepp Tokyo公演でもあった。メンバープロデュースのライブは、約1000人の観客を集め、楽しく熱いステージが繰り広げられた。
オープニングアクトには、アップアップガールズ姉妹グループが総登場。アップアップガールズ(プロレス)は、ステージにマットを引き、乃蒼ヒカリ、渡辺未詩、らく組 VS 山下実優、鈴芽、宮本もか組の、アプガ(プロレス)軍と東京女子プロレス軍のプロレス試合を敢行した。そして、今年8人組のとして新たなスタートを切ったアップアップガールズ(仮)が、新体制初シングル曲の「宣戦Brand New World!」と「一歩目のYES!」を歌唱。アプガ(2)の晴れ舞台に花を添えた。

今回のワンマンは「何でもありのサーカス」がコンセプト。
高萩が「ついにZepp Tokyo来たよー!」「最初で最後、アプガ(2)にとってほんとに特別なZepp Tokyoです。みなさん、最後まで一緒に楽しんでいきましょー!」と声を上げると、観客は大きな拍手でメンバーの気合いに応えた。
ライブに戻ると、つんく♂が楽曲を手がけたクールなナンバー「かかって来なさい」、かわいいポップソング「愛について考えるよ」、未来を掴む思いが詰まったつんく♂曲「We Are Winner!」を立て続けに披露。
ユニットコーナーに入ると、高萩、吉川、鍛治島の初期メンバー3人が、キレのいいダンスパフォーマンスを見せる。そして、大人な雰囲気の「Stop Kidding Me」でかっこいい歌を響かせた。中川、佐々木、森永、島崎、新倉のメンバー5人は、11月16日に発売した1st EPに収録された「ハイライト」で、アクロバティクな動きやリボンとフラッグを使ったパフォーマンスを見せ、観客を思いっきり楽しませた。
白い衣装にチェンジしたメンバー8人がステージに揃うと、大森靖子が手がけた「世界で一番かわいいアイドル」をラブリーに歌唱。

MCコーナーで、メンバーが個々にライブの感想を語っていった。リーダーの高萩は「ここまで来るのに時間がかかってしまいましたが、その分、考えられないくらいの楽しい時間になったと思います。でも、楽しいことのためには、辛いことや乗り越えなきゃいけない壁がいっぱいあります。そんな壁を、みなさんと一緒に乗り越えていけるアプガ(2)という場所、時間が私はほんとに大好きです。私は、これからも自分の大好きなことを精いっぱいやっていきたいです。今日はZepp Tokyoワンマンライブですが、いつかはZeppツアーができるくらいどんどん大きなアイドルになっていきたいです。ぜひみなさん、アップアップガールズ(2)の応援、これからもよろしくお願いします!」と、アプガ(2)の過去と現在と未来の思いを織り交ぜながら熱く語った。
ライブもいよいよ終盤戦。
会場がいい雰囲気に包まれると、うれしいお知らせとして、新曲「しあわせの半径」が11月26日の24時から配信リリースされること、そして、12月28日に新宿ReNYで年内ラストのワンマンライブ『アップアップガールズ(2)にきちゃん ねんまつ わんだーらんど』が開催決定、さらには2022年2月から4月にかけて全国ツアー『アップアップガールズ(2)ツアー2022』が開催されることが併せて発表された。
ライブに戻ると、彼女たちは1st EPから優しいメロディが響くミディアムチューン「手さぐりLovin’ぎゅー」を歌唱する。ラストスパートは、熱い夏の思い出を爽快に届けるロックナンバー「ナツメグ」。そして、鍛治島作曲のスカチューン「どのみちハッピー!」が届けられる。アプガ(2)は、カラフルな紙吹雪が舞う中、弾けるような楽しさで観客とともに熱く盛り上がり、最高の一体感を作り上げてライブは終わりを告げた。
結成から約4年半で実現したZepp Tokyoワンマンライブ。決して早いスピードではないが、アプガ(2)はしっかりと成長し大きな会場に見合う姿で様々なパフォーマンスを見せてくれた。このタイミングでさらなる伸び代をリアルに実感できたのは、グループにとって大きなことだったように思える。この先の予定も続々決定しているアプガ(2)。彼女たちにしか作れないわんだーらんどに、ぜひ今後も注目してほしい。
※▽は「ハート」が正式表記

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