テレビ東京の田中瞳アナウンサーが28日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」(土曜・前11時半)に出演し、6年間務めた4代目アシスタントを卒業した。

 この日は「田中アナ卒業スペシャル!常夏の島で…6年間ありがとう」と題し、2時間スペシャルで放送。

米グアムでロケを行った。収録したのは5月21日。早朝、現地のホテルで田中アナは自らカメラを回し「最後のロケの日の朝を迎えました。お天気は穏やかです。私も穏やかです。ただ、お腹がヒューツとするような、切ない気持ちになるものですね。ただ、最後だからといって、余計な緊張感や不安はありません。チームの皆さんを心から信頼していますからね」と語りかけた。

 MCの「さまぁ~ず」三村マサカズ&大竹一樹とともに、人気観光地「タロフォフォの滝公園」を訪れたり、名物グルメを楽しんだ。

 最後は、練習してきたというウクレレを披露。あいみょんの名曲「マリーゴールド」を弾き語りで歌った。視聴者にメッセージを求められた田中アナは「いろんな方にお礼を言わなくちゃいけないと思って…」と言葉を詰まらせる。

「まずはですね、本当に私が卒業するという理由だけでここに連れてきてくださったチームの皆様、ありがとうございます。濃密な時間を過ごす番組は他にないと思います。濃い時間のなかでアナウンサーとしてというよりも人としてたくさん育てていただきました。視聴者の皆様。皆様がいなければ番組はここまで続きません。新参者だった私を受け入れてくださってありがとうございました」と語った。

 三村は「いや~きついね。コロナもあって、濃い6年だった。田中でよかった。最高だった」と言いながら、目が真っ赤。「こんなつもりじゃなかった…。悲しくなった…。

初めてだよ」と涙を流した。それまで耐えてきた田中アナだったが、三村が泣く姿を見てもらい泣きした。大竹は「私も同じです。大活躍だったから。100点満点ですよ。これから活躍していくでしょうから、ぜひ次の場所で楽しくやっていただきたいです。ありがとう。最高でした」と伝えた。

 ロケを終え、三村と大竹は田中アナと握手し、一足先に店を出た。歩き出した三村は「もう我慢できなかったよ、俺。たまんないね。参ったな。

娘が嫁に行ったみたいになっちゃった」とさみしそうにつぶやいた。

 田中アナは3代目アシスタント・福田典子アナの後任として、新人だった2019年8月から4代目アシスタントに就任。約6年間出演してきた。今年5月31日の放送で、6月いっぱいで番組を卒業することを発表。この春から経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木曜・後10時、金曜・後11時)の月・金曜日のメインキャスターに就任しており、キャスターに専念するためだと理由を語った。

 プライベートでは24年11月の「モヤさま」内で結婚を発表している。

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