雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。
第150回となる今回の観測期間は2021年12月28日(火)~2022年1月10日(月)。

【関連写真】熱狂と興奮の櫻坂46「BACKS LIVE!!」ライブ写真

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タイトルで引用した「自信を確信に」という言葉は、22年1月9日(日)放送『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)における櫻坂46・小池美波の発言。どんな年にしたいかと聞かれ「グループのメンバー1人1人が去年の1年間ですごく自信を付けたのかなと思うので、それが確信に変わる年になればいいなと思います」と小池が回答したのですが、今回はこの番組の話題から。

新年1発目の放送となったこの回は、メンバーが5つのチームに分かれて「2022年新春 櫻坂46 すごろく大会」を開催。チーム全員で同時にジャンプした写真を撮る「セルフタイマージャンプ」や制限時間内にすべて正解できればクリアの「1分間神経衰弱」など数々のミニゲームに挑戦しましたが、みんなキャッキャとはしゃいでいて楽しかったですね。特に「座布団早抜きリレーバトル」は齋藤冬優花の執念の大逆転もあって大盛り上がり!

一方、藤吉夏鈴が「フリスビーキャッチボール」「座布団~」「セルフタイマーかくれんぼ」で3回連続ミスという失態。それでも(内心はつらかったかもしれないけれど)本人も周りもアハハと笑顔だったのが今の櫻坂46の状態の良さを表しているのかなと思いました。

冒頭の小池の発言は主にライブパフォーマンスのことを指しているのかなと思うのですが、この1年でバラエティ面でも明るさや声量、はっちゃけ度合が増すなど大きく変化。ファンからも最近の『そこ曲がったら、櫻坂?』は好意的に受け取られているようですし、この路線を突き進みバラエティでも自信を確信に変えてほしいなと思った新年初回放送でした。

さて話は昨年末にさかのぼりますが、21年12月29日(水)に放送されたAKB48の年末番組『AKBINGO!NEO』(BS日テレ)も見応えがありました。

『AKBINGO!』の名物企画「Kyun-1グランプリ」が復活し、1時間まるまる胸キュンセリフの応酬となったこの放送。もともと定評のある岡部麟が貫禄を見せれば、新成人の小栗有以はセーラー服で迫真の演技。
「AKB48のグラビアクイーン」と紹介された行天優莉奈によるナース姿のキュンセリフも素晴らしかったですね。考えてみると、胸キュン企画1本だけのド直球アイドル番組って逆に最近珍しいかも? 王道アイドル・AKB48の復権を予感させるに十分の内容だったと思います。

そして筆者個人的にぜひたくさんの人に見てもらいたいのが、22年1月7日(金)放送『ラスアイ、よろしく!』(テレビ朝日)。ラストアイドル・小澤愛実&鈴木遥夏が霜降り明星の漫才の完コピにチャレンジしたのですが、この完成度が素晴らしい! 粗品役・鈴木のツッコミのテンポ感と、せいや役・小澤の振り切った顔芸やボケ、とても漫才初挑戦とは思えないレベルでした。きっとめちゃくちゃ練習したんだろうなぁ。ABEMAでは見逃し配信もしているので、この頑張りがまだまだ多くの人の目に留まってほしいところです。

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「アイドル番組 極私的テレビ欄」
[1月12日(水)~1月18日(火)]
ライター左藤氏が個人的にチェックしようと思っている今週オンエアの番組を簡単な内容とともにご紹介。

◆1月12日(水)
『第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 決勝大会』
CS TBSチャンネル1/18:30~/出演:AKB48グループ
AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決定。決勝大会は会場から完全生中継

◆1月16日(日)
『乃木坂工事中』
テレビ東京/毎週日曜24:00~/出演:乃木坂46
「B級ニュース大賞2021」後半戦。小さいけどインパクト大のニュースが勢ぞろい

◆1月16日(日)
『そこ曲がったら、櫻坂?』
テレビ東京/毎週日曜24:35~/出演:櫻坂46
チーム対抗の「新春すごろく大会」後半戦。よっちゃんに占ってもらえるチームは!?

◆1月16日(日)
『日向坂で会いましょう』
テレビ東京/毎週日曜25:05~/出演:日向坂46
「福女決定戦」完結。予選Cブロックのシッポ取りバトルで予想外の展開に!?

◆1月18日(火)
『AKB48、最近聞いた?~一緒になんかやってみませんか?~』[新]
テレビ東京/毎週火曜25:35~/出演:AKB48
“楽曲”を通してさまざまな人たちとAKB48がタッグを組み、新コンテンツを創作
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