東京大学を卒業後、コスプレイヤーとして活動をし、現在はグラビアアイドルとしても活動している異色の経歴を持つ東堂とも。SNSではフェチ感たっぷりなグラビアを投稿し常に話題を呼んでいる彼女のルーツを探るべく、今回、東大合格秘話からグラビアデビューまでの話を聞いた。

(前中後編の後編)

【写真】東大卒グラドル・東堂ともの大人の魅力あふれる撮り下ろし私服ショット

──撮影会では、どんな衣装を着ていたんですか?

東堂 面積の少ない衣装を着ることに全然抵抗がなくて、最初からマイクロビキニを着ていました。だんだん小さくなったんじゃなくて、最初から小さかったんです(笑)。それが嫌ってこともなかったですし、撮影会が向いていたんでしょうね。

──ずっとグラビアを見てきたからですか?

東堂 どうなんでしょうね。どういう訳か、あまり恥ずかしいと思わないんですよ。そうやって撮影会に1年間ぐらい参加しているうちに、レースクイーンのお仕事が入ってきて。

──どういう流れでオファーがあったんですか?

東堂 撮影会を始めたのと同時ぐらいに告知用でTwitterを始めて、それを見た方からオファーがあって、イベントコンパニオンやレースクイーンもやるようになりました。ただ企業案件になると、イメージ的にマイクロビキニはやめてほしいと言われて、一旦そこでちゃんとした人間になろうと思って、露出を控えめにしました。

──親は東堂さんの活動を認識していたんですか?

東堂 お母さんが、ずっと私のTwitterを見ていたので知ってました。だから撮影会でマイクロビキニを着ていることもバレて、家族会議になったんですよ。それでも、めげずにやり続けていたら、まあいいかみたいな空気になりましたけど。

──どんな家族会議だったんですか?

東堂 両親と私の3人が集まって、私の写真を出して、母が「どうしてこんなことをするの? お金が足りないから?」って聞いてきたんです。
「渋々じゃないよ」と答えたんですけど、分かり合えなくて。ただ、やらされている訳じゃないってことは伝わったみたいで、まあいいかみたいな。父は何も言わずに深刻な顔をしていただけでしたけどね(笑)。

──当時から事務所には所属していたんですか?

東堂 撮影会のときはフリーで、レースクイーンをやるときに事務所に入りました。そこを辞めてから、次にコスプレ系の事務所に正社員として入りました。

──初めての正社員じゃないですか!

東堂 ずっとフリーターをやり続けて27歳になって、友達に「ヤバいかも?」って言ってたら、それが友達越しで事務所に伝わったんです。それで面接に行ったら、「東大出身なら仕事もできるだろうから正社員にしよう」と仕事内容も決まらずに採用されました。私は何でもやりますって感じだったので、モデルをやりながら、マネージャー業やコスプレ撮影会の企画もやっていました。コスプレをお仕事にしたのは、そのときが初めてです。ただダメだと分かっていても、やらかしちゃうんですよ。

──どういうことですか?

東堂 ついつい露出度の高い写真をTwitterに載せちゃって……。こういうのを載せたら、企業案件が来なくなるって分かっているんですけどね。
それで事務所に怒られて。事務所としては、所属モデル全員に企業案件をやらせたいのに、「東堂さんは露出が多いから」ということで私だけ落とされるんです(笑)。

──マネージャーがルール違反を犯すと、所属モデルにも示しがつかないですよね(笑)。

東堂 まさに、こういうダメな人間が、人をマネジメントしている場合じゃないなって入社して2か月後ぐらいに気づきました。その後は、コスプレイヤーの仕事は落ちるけど、ちょこちょこグラビアの仕事は入るようになって。でも事務所に貢献している自覚もあって、コスプレを仕事にするのは私に無理だから、2年ぐらいいたんですけど、円満退社しました(笑)。

──現在の所属事務所は東堂さんの活動に理解があったんですね。

東堂 声をかけられたとき、さんざん今まで私はやらかしてきたので、最初は「迷惑をかけるから」と断ったんです。でも撮影会も変わらず参加していいし、Twitterに上げる写真も自由ということで、今は好き勝手やらせてもらっています。写真を制限されなくなったのは、私にとって大きいことですね。それぐらい今まで制限されるのが辛かったんですよ。

──今は昼職もやっているんですよね。


東堂 そうです。こっちの活動は基本的に土日と平日の夜だけ。一回、昼職をやってみたら、クレカも作れるし、社会保障もしっかりしているし便利だなと。初めて就職するまで親のクレカを勝手に使っていましたからね(笑)。正社員ってだけで、ちゃんとした人間に見られるし。撮影会の枠が埋まらなくても、全然焦らなくなったし。いいこと尽くめですし、初めての一人暮らしも始めました。

──グラビアのこだわりってありますか?

東堂 あんまりないんですよね。だからコスプレにも向いていなかったんです。コスプレイヤーってこだわるほど良しとされる世界じゃないですか。私は衣装の細かい部分を本当に気にしなかったので、パーツを左右間違えたり、付け忘れたりしても気付かずにイベントに出ちゃうんですよね。それで、めっちゃ叩かれましたし、生きづらかったです。
趣味でやる分には叩かれても構わないんですけど、仕事にはできないなと思って。

──でもTwitterに載せている写真は、すごくフェチ心を理解しているように感じます。

東堂 今でも勉強のためとかじゃなく趣味で他の人のグラビアをめっちゃ見ているので、それが活きているのかもしれません。

──最後に今後の抱負を聞かせてください。

東堂 先は何も考えてないです(笑)。ずっと流れに身を任せて生きてきたので、これからも流れに身を任せて生きていければいいかな。

【前編はこちら】東大卒グラドル・東堂とも、インドアすぎる東大合格への道「抱き枕と6年間一緒に寝ていました」

▽東堂とも
スレンダーボディとフェチ感あふれるグラビアで人気を集める。東京大学卒業、コスプレイヤーとして活動し、現在は平日は会社員として働く一方でグラビアアイドルとして活躍中。
Twitter:@tomooaty
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