【写真】特撮出演で話題、透明感がすさまじい宮崎あみさ撮りおろしカット【15点】
──前回インタビューしたのが、ちょうど1年前。その際は、グラビアもアイドルも頑張っていきたいとお話をされていました。その言葉通り、昨年は飛躍の1年になりましたね。
宮崎 ウフフ。そうですね、本当に自分でもビックリ。去年はSNSのフォロワーは目に見えて増えましたね。Mystearでの活動でも、「グラビアで見たよ」って言って会いに来てくれる人や、「雑誌買ったよ!」とSNSで報告してくれる方、それにアイドルさんからも一緒に「写真撮ってください!」と言われる数もものすごく増えて、少しは注目していただけているのかな~って。けど街中とかで声かけられるとかは……全然。まだオーラは足りないようです。もっと頑張ります。
──その活躍の波に乗る中、スーパー戦隊シリーズ最新作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の敵幹部・脳人の「ソノニ」役に選ばれ、女優デビューを果します。おめでとうございます! 制作発表会見、拝見しましたよ。堂々としていましたね。
宮崎 ありがとうございます。正直、制作発表会の日は緊張しまくりだったし、丸顔レベルMAX状態で恥ずかしかった(照笑)。
──なぜ丸顔レベルMAX状態だったんですか?
宮崎 自分でも分からなくて……太ったのかなあ? ソノニの衣装採寸の日、見栄を張ってウェストへこませていたんですよ。そうしたら、すごくお腹が開いている衣装が完成していて。「あっ、お腹出ているのバレる。終わった……」と思ったぐらい(笑)。案の定キツくて着るのが大変で……最近は毎日筋トレしています。この衣装を着ちゃったらもう太れません。今年は自分を鍛え直す1年になりそうです。
──いつ頃から、女優への道を強く意識するようになったのですか?
宮崎 この1年でMVに4本ほど出演する機会をいただいたんですよ。MVって喋らない演技なんですけど、“自分じゃない誰か”になれるのが楽しいなと思って。もっと本格的に私も演技をやりたい! とマネージャーさんにお願いしたところ、演技の先生を紹介していただき、演技と殺陣を教えてもらうようになったんです。
──レッスンを経験してみて、演技の素質はあると思いました?
宮崎 全然!「自分、下手なんだなあ。演技できるのかな?」レベル。けど楽しいんですよ。楽しいとなると頑張りたくなるから、下手なりに頑張って、時間をかけて台本を覚えたり、演技練習したりしています。けどやっぱ「あれ、ちょっと違うな? ヤバイなあ」の連続です(苦笑)。
──演じる上で、何が苦手だなと思いました?
宮崎 自分が出せないことです。私本当に自分に自信がないから、演じていると恥ずかしくなってしまうんですよ。恥が捨てられないから声も小さくなっちゃうし、全然自分も出せなっちゃう。オーディションの時も恥ずかしくなっちゃって、100%の力が出せなかったんですよ。
──その恥ずかしさは改善できました?
宮崎 『ドンブラザーズ』の撮影に入る前に、みんなで顔合わせも兼ねて演技する時間があったんです。そこで共演者の方々はもう恥とか何もなくて全力で演技していて。そこで「ここで恥ずかしがる方がもっと恥ずかしいな」と思えたんですよね。みんなのおかげで少しずつだけど克服できそうです。
──何か自分なりにコツを掴めたのでしょうか?
宮崎 恥ずかしくなりそうになったときは「もうどうにでもなれ! 私、ソノニだから。宮崎あみさじゃないから!」という気持ちになると、スッと演技に集中できています。けど、何かとこう意識しないと自分が出てきそうになるので大変です(笑)。
──ソノニは、一体どのようなキャラクターなのですか?
宮崎 う~ん……実は、謎だらけで。まだ全然今の撮影段階では、謎に満ち溢れすぎている子なんですよ。
──演じる宮崎さんもその実体がまだ掴めていないんですね。
宮崎 はい。ただ、ソノニの初登場シーンの台本に「妖艶な女」と書いてあったんですよ。
──なるほど。
宮崎 恋愛に興味がある女の子って、可愛くありませんか? 話が進むたびに、だんだんとソノニの可愛らしい部分が出てくるんじゃないかな? って勝手に想像しては、勝手に楽しみにしています。
──これまでスーパー戦隊シリーズに触れてきていました?
宮崎 全然。姉弟がいるので一緒に見ることはあっても、どちらかというとその後の『プリキュア』ばかり見ていたので、あまり記憶には残っていないんですよ(笑)。
──過去、戦隊シリーズには女性の敵役が数多く登場しました。演技のために研究することは?
宮崎 ソノニ役に決まってから、「悪役・女優」と調べて出てきた動画をひたすら観て勉強しました。
──調べてみて、この女優さんいいなと思われた方はいます?
宮崎 桃月なしこちゃんのヨドンナ様(『魔進戦隊キラメイジャー』)はスゴイなあ~! と思って見ていました。ただ、ヨドンナ様はボクっ娘だし、すごくクセ強めなので、どっちかというと、『ドンブラザーズ』ではソノザぽいんですよね。ちょっとソノニぽい敵役は私が見てきた中にはいないんですよね。
──ということは、ソノニのキャラクターをゼロから手探りで作りだしていかないといけないんですね。
宮崎 そうなんです! この先、ソノニちゃんのキャラが明かされていくと思うので、その変化に対応できるように、もっと色々な要素を取り入れないといけないなあと思いました。
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(取材・文/田口俊輔)
▽宮崎あみさ(みやざき・あみさ)
2002年10月28日生まれ、東京都出身。149センチ。A型。ミャンマーと日本のハーフ。
Twitter:@amisa_mystear
Instagram:miyazaki_aa