毎週、気になるコスプレイヤーの方にインタビューする連載企画「コスプレイヤーズファイル」。今回、話を聞いたのは、コスプレイヤーの宮本彩希さんがプロデューサーを務めるコスプレイヤーブランドL’erable(レラブル)に所属している倉地那侑さん(@nayupettan)。
コスプレを始めたきっかけから、学生時代の話までを聞きました。

【写真】鍛え上げられた腹筋も話題に、倉地那侑さんのコスプレカット【8点】

――まずコスプレを始めたきっかけについて教えていただけますか?

倉地 中学生の頃に、美術部の友達から誘われて初めてコスプレをしました。地元の市民会館のような場所で行われた小さい即売会で、当時、中学生だったので、地毛で、衣装も私服で揃えられるような、コスプレと言えるか分からない出来でした。『テニスの王子様』の海堂薫で、市販のバンダナとタンクトップとハーフパンツだけでした。でも、同じジャンルのコスプレしている人だと、初めましてでも気軽にお話できる気持ちになれて、見た目だけで仲良くなれそうな人を見つけられることが新鮮でした。

――コスプレでこだわっている点があれば教えて下さい。

倉地 キャラによって顔が変えられるようにメイクを変えることです。切長の目だったらリフトテープやアイラインで吊り目を強調したり、垂れ目だったら下まつ毛を下目に付け足したり、撮影する時も気持ち眉毛を上げてみたりします。

――倉地さんは水着での撮影もやられていますが、コスプレ撮影との違いはあります?

倉地 私はコスプレイヤーなので、素の自分を撮られることはまだ恥ずかしさがあります。ただ、ウィッグを被ってなにかしらキャラクター性をつけようと思えば、コスプレのように自信を持ってポージング出来ます。

――撮影のときに気をつけていることがあれば教えてください。

倉地 できるだけ棒立ちにならないように、体のどこかをひねってなんとなくスタイルよく見えればと思いながら撮影しています(笑)。


――なるほど(笑)。パーソナルなこともお聞きしたいのですが、子供の頃はどんな子供でしたか?

倉地 小さい頃から絵を描くのが好きで昔は漫画家になりたいと思っていました。部活はいろいろしたんですが、吹奏楽部、美術部、放送部で、考えてみたら全部文化系ですね(笑)。運動部は興味があったんですが、だいたい朝練があって…朝早いのが苦手だったので入りませんでした。

――当時、周りからはどんな人だと?

倉地 いまとあまり変わらないですけど面白いとかポジティブとか言われていました。

――いま、普段はどんなお仕事を?

倉地 普段は歯科助手として歯医者さんで働いています。その前は地元のトヨタ自動車で働きながらコスプレ活動も頻繁にしていましたね。

――仕事が休みの休日はどんなことをされているんですか?

倉地 家から出ない日は掃除をしたり、まったりゲームをしたり。あとは友達と遊んだり、ご飯食べに行ったり、いたって普通ですよ。

――今、ハマっているのはどんなことですか?

倉地 趣味はもちろんコスプレなんですが、リングフィットにもハマっています。健康でいたいのと痩せたい気持ちがあって、出来るだけ毎晩やっています。

――倉地さんは過去に鍛え上げられた腹筋美が話題になったこともありましたが。
あれもリングフィットのおかげですか?

倉地 あの過去の写真が全盛期で、その頃はまだコロナ前だったので近所で走ったり簡単な筋トレはしていました。今はあの頃より太ってしまったので家でも出来るリングフィットを始めたんです。あとハマっているものでいうとこれは言っておかなきゃならないのが(ゲームの)『原神』ですね。結構始まった最初の方からやってるのですが、まさかこんなにハマるとは思いませんでした。ガチャの課金もコスプレ衣装もすごいお金がかかっていて大変ですけど、それまではそこまでハマれるアニメやゲームが無くなってきていた頃なので、コスプレもモチベーションが下がっていました。その時に運命的に出会ってしまったゲームです。オープンワールドのアクションRPGで、操作性がありますので、他のアプリゲームと違ってオートで進むことは出来ないですけど、その分やりがいや敵を倒せた時の達成感があります。今後も新しいキャラクターや国が実装されていく予定なので、プレイしていくのが楽しみです。

――さて、最後に今後、挑戦したいコスプレを教えていただけると。

倉地 やはりハマっているので『原神』のキャラのコスプレをさらにやっていきたいですね。

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