【写真】HKT48の新センターとして覚悟を語る矢吹奈子
もちろんカップリング曲ではセンターどころかソロ曲まであるし、昨年末にリリースされたアルバムのリード曲でもセンターを務めているので、まるっきり初めてというわけではないのだが、シングル表題曲でのセンターは田中美久との“なこみく”で務めた『早送りカレンダー』以来のこととなる。
やっと到達した単独センターの座。しかし、矢吹奈子は非常に落ち着いていた。まだレコーディングがはじまる前から「不安もプレッシャーもまったくない」と断言するほど、本当に落ち着きはらっていた。
「今だからよかったんでしょうね。もっと早いタイミングで単独センターになっていたら、こんなに落ち着いてはいられなかったと思います。ずっとセンターになれなかったので『早送りカレンダー』のときは本当に大丈夫なのかなって、すごく不安になっていたんですよね。みくりんとふたりでセンターになってから、もう4年も経つんですね。途中、2年半も韓国に行っていたので、それぐらい間隔が空いちゃったんですけど、今だからこそ自信をもってセンターに立てます!」
昨年、10周年を迎えたHKT48だが、ひとつの大きな区切りがついたこともあってか、ベテランの1期生と2期生の卒業が相次いだ。
「このあいだMVを撮影していたときに、いろいろと話をしたんですけど、フロントメンバーの5人って3期と4期しかいないんですよね(矢吹奈子と田中美久が3期、運上弘菜、豊永阿紀、地頭江音々が4期)。たしかにそういう状況にはびっくりしちゃいますよね。5期生も3人入っているし、本当に“今”のHKT48をお見せできるのかなって。だからこそ、まだHKT48を知らない方や、しばらくHKT48を見ていないって方たちにもぜひ聴いていただきたいです」
矢吹奈子が韓国から帰ってきてから、彼女を見るために若い女性が新しくHKT48のファンになる、という現象が昨年から続いている。実際、現在開催中の全国ツアーでも客席に女性ファンの姿がかなり目立つようになった。
「今回のツアーはいままでのHKT48のコンサートとはかなり違った構成になっているんですよ。これまでは最初からドカーンと盛りあがる感じだったんですけど、今回は魅せるブロックからはじまって、聴かせるブロックに移って、みたいな感じで、ちょっともうジャンルが違うぐらいの変化があると思うんですよ、いままでと比べると。
だから、最初は大丈夫かな?って。HKT48らしくないって思われないかなって心配もしていたんですけど、いろんな方に『すごくよかったよ』と言っていただけてホッとしました。
新曲がはじめてステージで披露された日、HKT48の新戦力となる6期生18名がお披露目された。6期生の平均年齢はなんと14.3歳! 最年少は10歳で矢吹奈子も「私の年齢の半分ですよ!」と驚きを隠せなかったが、そんな彼女も小学生のときにHKT48に加入しているわけで、今後の成長ぶりが本当に楽しみだ。11年目のHKT48の風景はセンターの矢吹奈子を中心に劇的な変化を見せ始めている。
「今回はタイトルからもわかるように“夏曲”です! コンサートで披露させていただいて実感しましたけど、ライブにすごく合っている曲だし、これからの私たちのライブには欠かせない1曲になると思います。
とにかくたくさんの方に聴いていただいて、HKT48の魅力を広めていきたいんですけど、ぜひ振り付けにも注目してもらいたいんですよ。特に手の振り付けですね。ちょっと複雑な動きなんですけど、変わっていて流行ったら嬉しいなって思います。ファンのみなさんはまだ会場で声を出せないので、ぜひ客席で一緒に真似して、盛りあがってほしいです!」
20歳の誕生日の直前にHKT48の戦列に復帰した矢吹奈子は、6月18日に21歳になった。本人も「20歳の1年間は本当に充実していた」と振り返るが、20歳の1年間で得た経験をフルに活かした「21歳のセンター」には、もう期待しかない!
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