【写真】可愛すぎて中毒者続出の“きつねダンス”、とダンスきっかけとなった球団マスコット・フレップ
選手と観客、そして交流戦で対戦したセ・リーグまでも巻き込んでブームが続く日本ハムファイターズの「きつねダンス」。ノルウェーの芸人コンビYlvisの曲『The Fox』をバックに、きつね耳をつけたチャーミングなファイターズガールが踊る姿に、病みつきになるファンが続出している。キタきつねをイメージしたような動物的なかわいらしいダンスに加え、ファイターズガールのきつね耳がコケティッシュさを強調する。
しかし、『The Fox』は9年前の2013年に制作された曲だ。なぜ今になって?と疑問に思う人も多いだろう。実は、ファイターズと『The Fox』を結び付けたのは、球団マスコット「フレップ・ザ・フォックス」なのだ。
北海道の丘で生まれたキタきつねの「フレップ・ザ・フォックス」は2016年に登場。それまではクマをモチーフにした「ブリスキー・ザ・ベアー(B・B)」がマスコットだったが、B・Bは2017年をもって球場パフォーマンスから引退、その後「フレップ・ザ・フォックス」と、エゾリスがモデルの「ポリーポラリス」が引き継いだ。
そしてその頃、新しい球場パフォーマンスのアイデアを考えていたのが、ファイターズスポーツ&エンターテインメントのイベントクリエーショングループ、尾暮沙織氏。彼女の脳裏に浮かんだのがこのフレップと『The Fox』だった。
「フレップをイメージしたパフォーマンスを作りたいと思っている時に、たまたまこの楽曲を見つけ、独特で中毒性があるメロディーに、これは面白すぎる!と感じ、絶対この曲を使いたいと即決しました」と語る尾暮氏。そこから曲のアレンジと振り付けが決まり、今季から「きつねダンス」としてお披露目。ルーツをたどれば、フレップこそがきつねダンスの生みの親ともいえるのだ。
尾暮氏には「もしフレップをイメージしたパフォーマンスを作ろうと思わなかったら、もしフレップがキタきつねの男の子じゃなかったらこの曲を使う場面は無かったですし、きつねダンスも生まれなかったと思います」と誕生秘話を語る。
また現在では、愛くるしいファイターズガールとともに、球場ではフレップもきつねダンスを踊っている。尾暮氏は、「きつねダンスが流行りだした一時から、フレップに対するリーチやリアクションの数が格段に増え、きつねダンスの影響力の高さを感じました」とコメントしている。
フレップからも「きつねダンスでたくさんの人に存在を知ってもらえたことは実感するかな!他には、来年に迫った新球場エスコンフィールドHOKKAIDOの開業に向けて、地元になる北広島市での活動に力を入れているよ!簡単に踊れるダンスだから、ファイターズのホームゲームに遊びに来て、みんなで一緒に盛り上がろうっ!」との意気込みをもらった。
B・Bのおかげでファイターズを象徴する動物はクマのイメージが強かったが、きつねダンスで急速にきつねがクマを上書きしているようだ。今シーズンからユニフォームと球団ロゴを一新し、一気にイメージが変わったファイターズ。球場ではきつねダンスを踊るチアだけでなく、一緒に踊るフレップにも注目してはいかがだろうか。
【あわせて読む】新庄剛志を三振に、芸能界最速野球女子・椿梨央が語る「野球漬けの学生時代とストイックすぎるプライベート」