かつて『おはスタ』に熱中していた“アニキ&アネキ”たちがいま、ある深夜番組にハマっているのをご存じだろうか。それが毎週木曜日の26:05~26:35にテレビ東京で放送されているトークバラエティ番組『OHA OHA アニキ』なのだ。
この10月に放送が始まり、コロコロコミックやミニ四駆、ガンプラなどのアニメ・マンガ・ホビー情報を毎回のテーマに設定。MCのやまちゃんこと山寺宏一を中心に、各テーマに精通したゲストが懐かしのアイテムを手に熱く語りつくすという、おはスタ世代なら落涙必至という番組なのである。 そんな番組に彩りを添えているのが、NMB48の木下百花(19)と三田麻央(21)の二人。関東ローカルの番組で大阪・難波を拠点とするアイドルがアシスタントを務めるのも奇妙な話だが、この二人が只者ではない。番組で取り上げるホビーとは世代が合わないにも関わらず、旺盛な好奇心と物怖じしないツッコミで、やまちゃんともども全力で番組を盛り上げているのである。 そこで今回は番組収録後の木下と三田を直撃し、『OHA OHA アニキ』の魅力やアシスタントしての役割などについて話を聞いてみた。普段のアイドルインタビューではなかなか聞けないようなエピソードはまさに必見。二人の持つ意外な一面をとくとご覧あれ!■NMBの顔として地上波に出るってことで「ウチら、イケてる?」――木下さんと三田さんと言えば、NMB48の公演でも奇天烈なトークを繰り出すなど飛び道具的なイメージで知られています、その二人が地上波の番組で共演するというのはファンでも予想してなかったのでは?木下 ホントに公式でペアを組んだのは初のレベルです。三田 雰囲気が似てるからMCで一緒にセットにされることはありますけど、こういうのは初めてですね。木下 私たち、「どれだけ突き抜けられる」かという気持ちを持っているところが共通点なんですよ。三田 お互いに「今からこうやるやろなあ」って探り合ってる(笑)――たしかに普段から、予定調和のお笑いを破壊してますよね。三田 破壊しているのはこっち(木下)ですよ!木下 普通に笑われたらムカついてくるので、逆にドン引きさせたくなるんですよね。
――はあ。木下 はあじゃないですよ! 「なんでやねん!」って突っ込むところですよ!(笑)――これは失礼しました。それでは『OHA OHA アニキ』のオファーが来た時の印象を教えてください。三田 もともとおはスタを観て育った世代やし、山ちゃんと「おーはー!!」をできるのが嬉しかったですね(※)。それに地上波のレギュラーも初なのでそれがホントに嬉しいし、テレビ東京さんだから関東のファンにも観ていただける。二次元とかホビーも好きですし、嬉しい要素ばかりがつまって有難い番組です。木下 この2人が先陣を切って、NMBの顔として関東の地上波に出るってことで「ウチら、イケてる?」って(笑)。アシスタントのお話を最初に聞いた時は、ちょっと有難すぎる話だと思ったので、正式に決まった時には逆に実感がなかったです。三田 なかったなあ。木下 「ホンマにいけんのお?」って。ずっとそういう感覚でした。プロデューサー NMB48さんにご出演いただく話になったとき、私の中では出演してもらいたいリストのツートップがこのお二人だったんです。
とは言え個人的な希望なので事務所さんにはお伝えしてなかったんですが、NMBさんから「この二人でどうですか?」って木下さんと三田さんのお名前が出てきたときは驚きましたね。木下 うわあ、相思相愛やあ!(嬉)※山寺氏は今年4月1日に19年間レギュラーを務めてきた『おはスタ』を卒業している。――それではメインMC・山寺さんの印象について教えてください。木下 とりあえず、声が通る通る! ホントにいい声だし、隣の楽屋にいてもすぐ分かるんですよ。三田 初めてお会いした時に、「キモヲタレンジャーのレッドとブラックだね(※)」って知っててくださって、二人で「ええ、やばい!」って驚いたんです。木下 感覚的にお若いんですよね。とにかくパワフルで、いい意味で無邪気なんです。三田 すごくフランクな方で、いつも目線を合わせてしゃべってくださいます。すごく偉い方なのにしゃべりやすくて、もう完璧!木下 私なんかより全然明るい方やと思います。三田 それはそうや!(笑)※木下、三田ら5人で組んでいたNMB48内のオタクユニット――放送を観ていると、お二人とも最初からスンナリと番組に入っていけたように見受けます。木下 始まる前は、空気感を掴めない時に置物状態になるのではという不安もありました。でもやまちゃんが目を合わせてくれて、話を振ってくださるので、すぐ溶け込むことができたんです。
三田 私もめっちゃ緊張しいやし、二人とも不安を抱えてたんですけど、場をすごく盛り上げてくださるスタッフさんのおかげで現場がすごく温かくて、二人で「こんなに温かい現場、これまであったっけ?」って話してたくらいなんです。木下 ウチらはふだん色物として見られがちで、スタッフさんに引かれることもあるんですよ。でも『OHA OHA アニキ』だと、私が道端で物を拾ってくるって話をしても引いたりせず、「へえ、そんな物もあるの?」って純粋に笑ってくれる。三田 それ面白いねって、全部飲み込んでくださるんですよ。だからすごくやりやすく溶け込みやすかったです。――今回の収録(コロコロコミック)を観ていても、お二人の合いの手がすごく自然だと感じました。木下 この手の収録では「これヤバいぞ」って思ったら何も言えんくなっちゃうタイプなんですが、この番組では歩幅を合わせてくれて、一緒になってテンションを上げてくれるので、普通に話している感覚で話せるんですよ。――ミニ四駆の回では木下さんがミニ四駆の組み立てを途中であきらめかけました。木下 あの時もやまちゃんとかゲストの声優さんとかみなさんが手伝ってくれて。最終的に完成した時には「あ、仲間やあ」って思いました(ニッコリ)。三田 30分番組で仲間意識が育まれるって素晴らしいなあ!――NMB48でもなかなか感じたことのない仲間意識では。木下 そうなんですよ~、ってなんでやねん!(笑)三田 ウチらの3年間が30分に負けてしまった(苦笑)――ミニ四駆の回で三田さんは声優にも挑戦していました。
三田 私が声優志望っていうのをスタッフさんがご存じで(※)、番組の最後にゲストの声優さんと一緒に声優体験させてもらったんです。最初の回からもうクライマックスみたいで、「これ最終回ですか?」っていうくらいのすごさ!木下 三田さんは最初の収録の時、本番前に「今から戦場に行くんですか?」ってくらい緊張してて、めっちゃイキってたんですよ。三田 それもスタッフさんが自由にしていいっていう空気感を作ってくださってて、声優体験のアフレコもすごく楽しくできて、最後には褒めてくださって、「なんて温かい現場なんや!」って。木下 二人で一緒に帰る時に「今日、めっちゃ良かった~。優しいなあ、みんな」って話してたんです。※三田は2013年放送のアニメ『AKB0048』にて主役9人のなかの一人を、48グループ内のオーディションで勝ち取った実績を持つ。――二人がそれだけ番組を楽しめているからなのか、30分番組とは思えないくらい内容が濃くて、1時間くらい観ている気がします。木下 ゲストの方がものすごく知識豊富なので、話が濃いんですよ。それに深夜ならではの裏話も多いですし、時には下ネタまであるし、今日なんて私、「キンポコ~」って言ってたし(※)。三田 アッハッハ! それ言ったんや~? 最高(笑)木下 最後の「おやすみなさい」の代わりに「キンポコ~!」って言って。そこで「はいオーケーでーす」って声がかかって、「オーケーちゃうわ!」って(笑)※コロコロコミックで81~84年に連載されていた『ロボッ太くん』(とりいかずよし)に登場するキンポコ少年団の合言葉。――ここであらためて、『OHA OHA アニキ』という番組の魅力について教えてください。
木下 どのテーマでも「これが好き!」っていう愛で伝えてくれるっていうか、全部分かりやすく入ってくるんです。だから私が見たことも聞いたこともない分野でも面白おかしく伝えれるっていうか、私と同世代の視聴者にも面白い内容になっていると思います。三田 出演者全員が楽しんでいることが伝わると思うし、百花さんや私のファンの方が観ていても絶対に楽しめると思います。どの世代にとっても楽しいからいろんな人に見てほしいですね。木下 皮肉を言ったりする人もいないし、逆に「大丈夫?」って思うくらい、ホンマにみなさん優しすぎるんですよ。これまでに体験したことのない愛で包まれているから、二人してフワフワしてます。三田 この二人ってNMBでもがんがん突っ込むほうやし、色物系という立ち位置やったんで、これほど好きにしていいっていう番組は初めてに近いことなんです。木下 NMBの握手会で同世代の女の子が「番組を観て、百花さんの笑っているところを久しぶりに見ました!」って言ってくれて。いつも戦闘態勢で尖りまくっているから、笑うことがなかったんやなあって。――たしかに普段の木下さんとは雰囲気がずいぶんと違います。木下 ここには敵意を向ける相手がいないというか、そういう必要が全くないんですよ。だから自然に、普通に笑えるんでしょうね。
三田 この番組全部が愛でできているんですよ。木下 プロデューサーさんに初めてお会いした時に、なんとなく電波が一致した感じがあって、「変態ですよね?」って聞いちゃったんですよ。それでも全然イヤな顔をせず、すごく仲良く接していただいていて、やっぱ変態なんだなあって思って(笑)。三田 他の番組だと私が10を話すとやっと1が返ってくる感じなんですが、ここでは私が「○○を好きなんです」って1言ったら、10倍の勢いで聞いてくださるスタッフさんばかり。何回も言うんですけどこういうことってこれまでなかったので、メッチャ嬉しいんです。木下 細かいことを言うと、水を持ってきてくださるスタッフさんが笑顔で目を合わせてくれるのって、これまでの自分にはなかったことなので(苦笑)、「すげえにこやかに水、渡してくれる!」って驚いたくらいです。三田 わかるわかる~! スタッフさんとずっと立ち話できたり、めっちゃいい現場なんです!木下 でもそのうちきっと、悪いことあるんスよ。三田 いいことありすぎてな。二人してヤバいな。――そんなお二人はやはりNMBですし、しゃべりにはもともと自信があるんですよね。木下 うーん、自信とかではないですね。三田 しゃべりに関しては公演でもMCを任されて、場を回す立場になることが多いので、慣れの部分が大きいかもしれないです。でも番組アシスタントとしてしゃべるのは初めてなので、馴染んでいるって思ってもらえるのは嬉しいですね。木下 私は普段から、自分が何かしでかしてもメンバーになすりつけといたらいいかなっていうのがあって。三田さんにもするんですけど、こいつケンカ売ってんのかって発言をしたら、その場にいる人に丸投げするんですよ。三田 私もそれで鍛えられています。木下 だから何でもしゃべれるし、なんでも受け応えれる。この二人だからお互いに安心感はあったと思いますね。三田 あとね、衣装の話も聞いてくれます?――衣装ですか?三田 NMBでテレビに出る時は基本、いつも制服なんですよ。だから番組から衣装を提供していただくのってほぼ初めてなんです。しかもTHUNDERBOXさんの衣装、めちゃめちゃオシャレじゃないですか? 木下 私、服がホントに好きなので、THUNDERBOXさんの服が着れるって聞いた時に「そんな感じなんや!」って驚きました。自分の私服やアクセサリーも交えてオリジナリティーも出せますし、個性的なブランドなので、この番組の世界観にマッチしているかなって思います。三田 私が付けているアクセサリーは衣装さんが用意してくださったんですが、なんで私の好みをそんなに知ってはるの? ってくらい全部、ドンピシャなんです。木下 衣装やアクセを受け渡しする時に毎回、ウチらの反応を見てくださっていると思うんです。三田 もうね、非の打ちどころがないです!――お二人が『OHA OHA アニキ』を心から楽しんでいる様子がホントに伝わってきたと思います。では最後に視聴者の皆さんに、アシスタントMCとしての立場からのメッセージをお願いします。木下 「とりあえず観ろ」ですね。いい意味でユルいというか、下ネタだって放送しちゃうし、面白ければそれでいいというスタンスが大好きです。そこは一回観ただけで十分伝わるんで、大人になるにつれてひねくれてしまった人も、これを観て童心に帰ってください。三田 まずはとにかく観てほしいですね。中にはホビーと言っても上辺だけでしょとか、薄っぺらいこと言ってるんでしょって構える人もいると思うんですよ。でも『OHA OHA アニキ』ではガッツリ濃いところまでいってるし、私たちも心の底から楽しんでいるし、そのジャンルを知らない方でも濃い方でも一緒に楽しめると思います。木下 マジで本気な番組なんです。番組中で紹介するアイテムも全部、現物ですからね。一体どこから持ってきたのって思うくらい。三田 とにかく中途半場なところがないんです。高橋名人が来たときには、スタッフさんが列を作って握手会が始まったんですよ(笑)。それを見て、スタッフさんたちが本当に楽しみながら作ってるのがわかって、面白かったです。木下 ともかく、観ないんだったら、そのままひねくれた大人になれ!(笑) 番組収録中の二人からは、自分が知らないテーマでも興味を持って接している様子がひしひしと伝わってきた。そんな木下と三田が心からエンジョイしている『OHA OHA アニキ』は、NMB48のファンにとっても、おはスタ世代のアニキたちにとっても必見の番組だろう。とにかく二人が喜んでいる様子を観ているだけでも、見る価値があるのは間違いなさそうだ。【番組情報】『OHA OHA アニキ』テレビ東京 毎週木曜日 26:05~26:35 放送メインMC:やまちゃん(山寺宏一)アシスタント:木下百花、三田麻央(NMB48)ナレーション:花江夏樹、小野友樹【番組公式SNS、公式サイト】■公式ツイッターhttps://twitter.com/oha2aniki★番組公式ハッシュタグ「 #OHAOHAアニキ 」■公式Facebookhttps://www.facebook.com/oha2aniki/■番組公式サイトhttp://www.ohaani.jp/
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