TBS系のバラエティ『水曜日のダウンタウン』の安田大サーカス・クロちゃんドッキリ企画「MONSTER IDOL」から生まれた豆柴の大群。結成して早くも3年が経った彼女たちだが、お互いの関係性に変化はあったのか? 仲良しすぎる5人の本音を聞いた。

(前中後編の中編)

【写真】最新シングル『豆んJOY / 間違いだらけのヒーロー』をリリースした豆柴の大群【5点】

──ラジオやYouTubeでは非常に5人の仲がいいことが伝わってきます。素朴な疑問として、一緒にいて飽きることはないんですか?

ミユキ 自分たちでも異常なくらい仲はいいと思うんですよ。結成以来、ケンカしたことも殆どないですから。

ハナエ たとえばメンバーと一緒に帰るとき、ずっと無言なこともあるんですね。それって本当に仲がよくないとできないことじゃないですか。ちょっとした知り合いレベルだと、会話を途切れないようにするために妙に気を遣ったりもしますし。

ナオ なんとなく5人の役割分担ができているんだと思う。楽屋だと最初に騒ぐのがミユキとアイカ。その会話に乗っかって盛り上げるのがハナエ。私は3人のツッコミ役。カエデは傍観者としてニコニコ眺めている……みたいなパターンが最初からできていたんです。

アイカ 飽きるってことはまったくないです。
たぶんデビュー当時よりも今のほうが、仲がいいくらいですよ。今考えると、昔は少しよそよそしい感じもあったかもしれない。長く一緒にいることで、信頼というか絆が深くなったはずです。

──これからもグループが続いていくと、5人の関係性にも変化が生じるんでしょうか?

ナオ どうだろうな。グループを取り巻く環境が変わることはあるでしょうけど、5人の関係は基本的に今のままな気がするんですよね。

ハナエ でもさ、ミユキとアイカを見ていると、さすがにもうちょっと大人になってほしいなと思うときはあるよ。今の精神年齢が小学生だとしたら、せめて中学生くらいにはなってほしい!

ミユキ ちょっと! なに自分だけ勝手にお姉さんぶっているの? 生まれた順番的にはハナエが一番下じゃん。

ハナエ いや、私は2人よりも先に大人になったという自覚があるからさ~。

アイカ 全然なっていないよ! まったく認められない! むしろ5人の中ではハナエが一番幼い!

カエデ まぁまぁ。取材中にくだらないバトルはやめようよ(笑)。

ナオ 結局、私たちはお互いのことを尊重できているんですよね。もちろん仕事だから、ときには「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」と意見がぶつかることはありますよ。
だけどそれは言い争いという感じではなく、建設的な話し合いなんですよね。

カエデ そもそも豆柴の大群は、テレビも密着した過酷なオーディションで誕生したグループなので。そこを一緒に乗り越えてきたということで、やっぱり特別な一体感が生まれたんですよね。ずっと活動を続けていると、予想もしないアクシデントやトラブルが起こることもあるんです。コロナの問題だって急に降ってきた問題でしたし。でも何があっても「あのオーディションを戦ってきたんだから」というところに戻るんですよ。この5人以外の豆柴は、ちょっと想像できないです。

──2019年末に結成された豆柴の大群も3年目の中堅グループとなりました。自分たちとしては何がデビュー当時と変わったと思いますか?

アイカ 普段から一緒にいると変化に気づかないけど、見た目はそれぞれ変わったかもしれないね。

ハナエ 昨日、私は衝動的に前髪を切りました(笑)。でも一番大きく変わったのはトーク面じゃないですかね。 デビューしたときのインタビューなんて何もしゃべれなかったので。


カエデ トークが鍛えられたのは本当に『豆柴LOCKS!』(ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』内の冠コーナー)のおかげ! 

ミユキ それも最初は台本を読むだけだったもんね。アイカなんて台本を読むことすらままならなかったくらいだし。

アイカ あまりにも棒読みすぎるし、訛りもひどいってことで何度も何度も録り直しさせられました(笑)。

ナオ アドリブなんてまったく対応できなかったし、生放送なんてやった日には放送事故スレスレだったよね(笑)。

カエデ 『豆柴LOCKS!』でのトークが成長してくると、ラジオだけじゃなくてライブのMCとか取材にも活かすことができるようになってきたんです。

──それこそクロちゃんだってトークのプロじゃないですか。

ナオ 昔は細かくアドバイスしてくれたんですけどねぇ。

ミユキ すでに過去形になっている(笑)。でも、たしかに昔はすごかったですよ。雑誌に載っているインタビューを読んで「こう切り返したほうがいい」とか細かくアドバイスしてくれましたから。エピソードトーク用に自分から話題を提供してくれることもありましたし。「『最近、クロちゃんに言われて嫌だったことは?』と聞かれたら、このネタを使いなさい」とか言ってくれるんです。


ナオ でもさ、考えようによってはクロちゃんも私たちの成長を認めてくれたのかもね。そこまで手取り足取り教えなくても大丈夫だって考えるようになったんじゃない?

アイカ う~ん……そうかもだけど、なんか釈然としないなぁ(笑)。

──バラエティ番組出身のグループだけあって、YouTubeの内容もすごくレベルが高いですよね。

ナオ アイドルがやっているとは思えないくらい過激なコンテンツも多いですし(笑)。

ミユキ やるんだったら中途半端じゃ意味ないですからね。最初は『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で豆柴の大群を知ったというケースが99%だったけど、今はYouTubeで私たちを知ったという人も増えているんですよ。

【後編はこちら】豆柴の大群が語るWACKと「クロちゃんの歌詞が独特すぎる」最新シングル

▽豆柴の大群
アイカ・ザ・スパイ、ハナエモンスター、カエデフェニックス、ミユキエンジェル、ナオ・オブ・ナオの5人からなる『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の番組内企画「MONSTER IDOL」から誕生した、安田大サーカスのクロちゃんがアドバイザーを務めるアイドルグループ。最新シングル『豆んJOY / 間違いだらけのヒーロー』発売中。
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