明日(27日)、ニューシングル『三回目のデート神話/ふわり、恋時計』をリリースするつばきファクトリー。そのニューシングルリリース記念企画として、昨日に引き続き本日も、『月刊ENTAME』誌上にて連載中の「こぶつば夢工房」の中から、つばきファクトリー浅倉樹々こぶしファクトリー浜浦彩乃の対談した回(2018年9月号)を特別掲載。
ハロプロ内でも人見知りとして知られる2人、対談は果たして成り立ったのか……。

──人見知りということに関しては、ハロプロ内でも人後に落ちない2人。お2人はお互い仲良くなりたいと考えているそうですが、そもそも、どうして仲よくなりたいと考えたんですか?

浜浦 (2018年)5月にこぶしとつばきの合同コンサートがあって、MCでそんな話になったんです。メンバーの名前が1位から5位まで発表され、「さて、これはどんなテーマのランキングでしょう?」というクイズ形式のMCで。そこで浅倉ちゃんが私の名前を挙げてくれたんですよね。確かテーマは「ルームシェアしたい人ランキング」だったかな。

浅倉 ハロプロ研修生になったとき、最初に話しかけてくれたのが浜浦さんだったんですよ。こっちはレッスンも初めてだから、「怖い……」って怯えていたわけです。そこで優しく声をかけてくれたのが浜浦さん。「挨拶はしっかりした方がいいよ」とか、いろいろ教えてくれましたね。そういうのが、私、すごくうれしかったんです!

──めっちゃ美談じゃないですか!

浜浦 ……どうしよう。その話、全然覚えていない(苦笑)。


浅倉 え~!? 本当ですか(笑)。

──でも、意外ですね。浜浦さんは一匹狼的というか、他人に無干渉なイメージも強いですから。

浜浦 そう、だから自分的に「この子には教えたい」と思う子にしか声はかけなかったです。「この子だったら、今後の研修生を支えてくれる」という感じの人たちですよね。

浅倉 光栄です(笑)。

浜浦 研修生の中には先輩・後輩が当然あるんですけど、そこが馴れ合いなるのはよくないと思っていたんです。だって先輩が注意できなくなるのはダメじゃないですか。だからあえて距離を取るようにしつつも、チームだから仲よくもしなくちゃいけなくて……。そのへん、当時はすごく難しかったです。

浅倉 そうだったんですね。

浜浦 私が他のグループのメンバーとうまく話せないのは、そういうところもあるんですよ。
私は研修生にいた時期が長かったから、やっぱり研修生時代の後輩が多いじゃないですか。相手からすると、いまだに「怖い先輩」みたいに思っているんじゃないかと思うんですよね。

浅倉 そんなこと、ないですよ~。

浜浦 それで話をこぶつば合同コンサートに戻すと、「ルームシェア・ランキング」とは別の公演で、今度は私が「浅倉ちゃんと仲よくなりたい」と言ったんです。

浅倉 それ、私、ステージ袖で見ていました! 1人でテンション上がっていましたから(笑)。

浜浦 それで私がブログに書いたように、「今度、遊びにいこうね」って約束したんですけどね。

──それで結局、2人は一緒に出かけたんですか?

浅倉 いや、それが……(苦笑)。ごはんを食べにいくってことまでは決まったんですけど……。

浜浦 「辛いもの好き?」、「極端に辛いのは無理ですけど、一般的な辛さなら」、「だったらいいお店知っているから、2人でそこに行こうよ」、「次に空いている日って、いつですか?」みたいなやりとりをして。

浅倉 「そこまで決めておいて、なぜ行かない?」って感じなんですけど(笑)。なんかそのときはタイミングが合わなかったんですよね。それでなんとなくうやむやになりつつ、今日に至ります。


浜浦 でも、今日の取材を前にして久しぶりに連絡を取り合ったんですよ。いいきっかけだと思うので、今度こそ2人で……。

浅倉 そうですね。その様子はブログにもアップする予定ですので、ファンの方は温かく見守っていただけるとうれしいです(笑)。

──ここからはより2人にお互いを知って仲よくなってもらうために、こちらが用意したテーマにそってトークをしていただきます。まずはこちらから! <家族との関係性は?>

浅倉 うちは仲いいですよ。特にお母さんとは、お仕事の相談もよくしますし。最近だと「表現力が上がらないのが悩みなんだけど、どうすればいいかな?」とか聞きました。

──それって本来はダンスの先生とかに訊くべきことでは?

浅倉 そうかもですけど、お母さんは励ますようなことを言ってくれるんですよ。「大丈夫。そんなことないから」とか。それで気分がホッとするんですよね。


浜浦 うちは女ばかりの3姉妹。上に姉と下に妹がいて、私は次女なんです。ところが姉と妹はケンカばかりしているんですね。私はそのケンカを見守っているタイプ(笑)。どちらの側とも仲がいいです。

──お父さんとの関係は?

浅倉 お父さん、家でよく私たちのライブ映像を観ているんですよ。それで「もう少しこうした方がいいんじゃないか」とかダメ出しをしてきます。わりと厳しいんですよ。私が泣いていても、「泣いても変わらないから」とか言ってくるし。お母さんが持ち上げる係、お父さんが押さえつける係。浅倉家は、そういう役割分担になっています(笑)。

浜浦 うちは逆。
私に対して、すごく甘いです(笑)。私が驚いたのは、ある朝、「新しいベッドが欲しいな」ってボソッとつぶやいたんですね。ちょうどお正月でハロコンをやっていた時期なんですけど、中野サンプラザから帰ってきたら、新しいベッドが家に届いていたんです。可愛がり方が目に余るなって、甘やかされている立場ながら思いました。

──では次のテーマにいきましょう。<理想の休日は?>

浜浦 アクティブな方が好きですね。私ってゆったり過ごすのが苦手なので。たとえば観覧車なんてNGです。3分とかじっとしていると飽きちゃうので。

浅倉 超せっかちですね(笑)。

浜浦 だからスケジュールはぎゅうぎゅうに詰めておきたいけど、事前にコースを決めておくのはちょっと違うんですよ。行き当たりばったりで行動したいので。
それから基本は私のペースに合わせてほしいけど、たまには自分の意見も入れてほしい。「次、〇〇に行こうよ」みたいな。もちろんそれが嫌だったら、私も遠慮なく断りますし。だから自然と私のワガママにつき合ってくれる人に限定されてくるでしょうね。

──浜浦さんの欲張りな理想を叶えてくれる人が見つかるといいですね。

浅倉 私は浜浦さんとは逆に、まったりした感じがいいかも。ショッピングモールとかに行って、「この服、どう思う?」とか相談したいです。普段洋服を買うときはいつも1人なので。ただなぁ……ショッピングモールはイベントでもよく行くから、休日でもお仕事のことを思い出しちゃうかもしれない(笑)。

──さて、最後のテーマは<エースとしての矜持とは?>です。こぶしもつばきも、エースやセンターが明確に決まっているわけではありません。とはいえ、周囲からそう見られることも多いはずです。

浅倉 スタッフさんに言われたことがあるんですよ。「自分が引っ張っていくぞ!という自覚を持ってほしい」って。それを聞いて、私は責任感とか自覚が全然足りていなかったなって反省しました。自分のことだけじゃなくて、グループ全体のことも考えなくちゃいけないと感じましたし。気持ちの面で、もっと自分は強くならなきゃいけないんだと今は考えています。

浜浦 実は私も浅倉ちゃんと同じようなことを言われたことがあるんです。要は「エースとしての自覚を持て」っていうことですよね。それで「じゃあ私には何ができるのか?」って改めて考えたとき、みんなの個性を伝えることが役目じゃないかと思ったんです。こぶしファクトリーは、とにかく1人ひとりのキャラが強いですから。あとは、みんながくじけそうになったときに私が支えになりたい。そんなときに私まで一緒になってメソメソ泣いていたら話にならないから、最後まで心は折れないようにしたいんです。本当の意味での強さを身につけたいですね。

──インタビューは以上です。取材前に比べ、距離は近づきました?

浅倉 急接近できた気がします!

浜浦 本当のことを言えば、浅倉ちゃんにはあまりかしこまってほしくないんですよね。できれば敬語もやめてほしいくらいだし。

浅倉 絶対に無理です! 研修生の頃から尊敬していますから!

浜浦 じゃあ、そこはごはんの次の課題ということで(笑)。

(『月刊ENTAME』2018年9月号掲載)

はまうら・あやの
2000年4月26日生まれ、埼玉県出身。AB型。こぶしファクトリー。ニックネームは「はまちゃん」。好きな調味料はコショウと七味唐辛子。「ラーメンはもちろん、食べ物に合わせてかけています」

あさくら・きき
2000年9月3日生まれ、千葉県出身。AB型。つばきファクトリー。ニックネームは「ききちゃん」。好きな調味料はショウガ。「冷え性なので、ショウガとハチミツ入りの紅茶を飲むのが日課です」
浜浦彩乃 浅倉樹々 こぶつばエース対談「最後まで心は折れないようにしたい」

つばきファクトリーニューシングル
『三回目のデート神話/ふわり、恋時計』
2月27日(水)発売
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