11月16日にファースト写真集『可愛さの理由』(KADOKAWA)を発売したAKB48谷口めぐ。“大人かわいい”をコンセプトに撮影された本作では、本格的なグラビアにも挑戦。
11月12日に24歳の誕生日を迎えた谷口の新たな魅力が存分に収められている1冊となっている。今回、撮影時のエピソードや本作へのこだわりなど話を聞いた。(前後編の前編)

【写真】写真集で新境地をみせたAKB48の谷口めぐの撮り下ろしカット【12点】

「本当に写真集を出すんだなって実感がわいてきて、すごく感動しています」と、完成した写真集を手に笑顔を見せる谷口めぐ。発売日以降、ファンはもちろん、家族やメンバーから続々と感想が届いているという。

「おばあちゃんが泣いてくれたんです。まさか泣いて喜んでくれると思っていなかったので、それもうれしかったし、メンバーもオフショット含めてかわいいねって言いに来てくれたり、好きな写真を教えてくれたり。改めていい写真集を作って頂けたなと、今は胸がいっぱいです」

今年の夏に行われた撮影は、千葉県の房総半島でオールロケ。草原や海、ローカル電車など自然あふれる環境のなか、さまざまな表情を披露した。

「私のなかで千葉は東京の隣で都会のイメージが強かったんですが、こんなに自然があることを知って印象が変わりました。特に思い出深いのは、いすみ鉄道での撮影。普通に電車を利用している方がいるなかで撮影したので、だいぶ恥ずかしかったです(笑)。その恥ずかしさを乗り越えての表情もポイントかなと思います。
電車が交差するところも、奇跡的な瞬間を撮っていただけて『私、運がいいな!』と思いました」

自身初の写真集とあって、これまで写真集を出したメンバーがやっていないことをやりたい、とこだわりを詰め込んだ。

「健康的でヘルシーな感じの写真集を目指しました。等身大で自然体の私を見せたい、というのが1番にあったので、表情もナチュラルに撮ってもらおうと思って。なかでも絶対にやりたかったのは、大草原で白いドレスを着てはしゃぐこと。プリンセスに憧れている女の子みたいなイメージがあったので、リクエストして撮っていただきました。絵本のようなかわいい感じで、最高の1枚になったなと自画自賛しています(笑)」

セクシー路線ではないと言うが、水着やランジェリーといった本格的なグラビアにも挑戦した。

「水着のグラビアは以前撮ってもらったことがありますが、ランジェリーは初めての挑戦ですね。写真集は一生残るものだし、今の等身大の自分を収めるなら撮ってもらいたいと思いました。撮影は緊張せずにリラックスして挑めたし、嫌だなという気持ちはもちろん全くなく、前向きに楽しくノリノリで(笑)。久々の本格グラビアだったので、最近ファンになってくださった方はびっくりするかもしれないですね。新鮮に感じてもらえたらうれしいです」

今後は雑誌や他のメディアでも本格的にグラビアを解禁?と尋ねると「ここだけの限定かな」といたずらっぽく笑う。

「今回の写真集をきっかけに、グラビアのお仕事もできたらいいなとも思うんですが、写真集が発売されたばかりの今は『写真集を見てください』と言った方がいいですよね(笑)。
23歳の自然体の谷口めぐを見られるのはこの写真集ならでは、ですから!」

写真集を通して、新たな発見が多くあったという谷口。ふいに撮られた自然な表情に「私、こんな顔しているんだ」と驚くと同時に、自分では見ることの少ない後ろ姿の魅力にも気付いたという。

「自分で言うのも恥ずかしいんですが、私って実は後ろ姿がきれいなんだなって(笑)。今後はもうちょっと意識しようかなと思いました。背中で語れるアイドル、みたいな(笑)。かっこいい背中を見せられるようになれたらいいですね」

写真集の出来栄えには「100点満点!」と満面の笑み。改めて「癒やされる写真集になったと思います」とアピールする。

「本当に飾らない、等身大の私がたくさん見られる1冊になりました。全部見終わったあとには『自然体なめぐが見られて、さわやかで心地よかったな』と思ってもらえるような写真集です。千葉の房総半島の美しい景色とともに、すごくすてきな写真を撮っていただいて、絵本のようだと感じています。幻想的な写真も多くて、童話の挿絵みたいだなって。男性のファンの方々はもちろん、女性ファンの方々が見ても楽しんでもらえる写真集になったと思うので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」

取材・文/吉田光枝
スタイリスト/津野真吾(impiger)
ヘアメイク/原島未唯

【後編はこちら】AKB48谷口めぐが選抜落ちの悔しさを語る「写真集撮影の前日に聞いて大号泣、感情ごちゃまぜ」
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