5月にデビュー10周年記念ライブを開催しのべ14万人を動員するなど、乃木坂46にとってメモリアルな年となった2022年。冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京)でもこの1年間でさまざまな名シーンが生まれました。
そこで今回は、同番組において筆者の印象に残っている3つのトピックを紹介したいと思います。

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●弓木奈於の台頭とその陰の努力

今年バラエティで大きく飛躍したメンバーといえば、やはり弓木奈於でしょう。振り返れば2021年7~8月放送企画「第3回頭NO王決定戦」で“頭NO王”の称号を手にしたにも関わらずMCのバナナマン・設楽に「あまり面白くない間違いが多い」とあしらわれるなど、フィットしているとはいえなかったバナナマンと弓木の相性。

しかし、今年2月のYouTube配信番組『乃木坂46時間TV』で「生田(絵梨花)さんはまだご存命なんですけど」など弓木が珍発言を連発しバナナマンが猛ツッコミを浴びせたあたりから風向きが変化。これ以降『工事中』でトークを振られる機会も増え、「褒めっこグランプリ」(2月OA)での和田まあやとのクレイジー対決、バナナマン・日村の誕生日企画(5月OA)での料理披露、芝居企画「乃木ザカデミー賞」(11月OA)でのゾンビなど活躍シーンは枚挙にいとまがないほど!

もっとも、弓木は決して天然ボケだけで今のポジションにたどり着いたわけではありません。彼女は雑誌のインタビューで「少しでもバナナマンさんのことを知りたいと思って、『バナナマンのせっかくグルメ!!』などご出演されている番組をたくさん見て勉強しています」(日経BP『日経エンタテインメント! 乃木坂46 Special 2023』)との発言も。飛躍の陰には彼女なりの努力がありました。

●5期生の先陣を切った、池田瑛紗の積極性

今年2月に加入が発表された乃木坂46・5期生。7,987倍という競争率を勝ち抜いた11人だけあって当初からビジュアルやスキルは洗練されていましたが、『工事中』を通して光った個性は“積極性”でした。

中でも、5期生最年長の池田瑛紗はいつもその先陣を切っていた印象があります。メンバーがさまざまなお題に挑む「乃木坂46ベストメンバー」(6~7月OA)においては先輩たちに臆することなく挙手し立候補したほか、黒々とした特製ドリンクを「飲みます飲みます!」と志願。また、「30thシングル ヒット祈願」(8~9月OA)では池田の「私ももしそういう(ヒット祈願の)機会に恵まれたらちゃんと自分で爪跡を残せるように頑張ろうと思います」というコメントがきっかけとなり、5期生による富士登山企画が実現。
さらに「乃木ザカデミー賞」では即興演技「コミカルごみ箱ぶつかり」に失敗してもめげず再挑戦するガッツを見せました。

他番組では“1人ミュージカル”も披露するなど強心臓を持つ池田。今後も切り込み隊長としての奮闘を期待したい!

●地上波でまさかの「ほのぼの映像」を放送

あと、筆者個人的にとても印象に残っているシーンが「褒めっこグランプリ」第2週最後にオンエアされた「ほのぼの映像」です。足りなかったオンエア尺を埋めるべく、遠藤さくらと賀喜遥香がシャボン玉を膨らませ、秋元真夏と筒井あやめは鼻に生クリームを付けながらクレープを食べてスマイル! 企画本編とはまったく無関係のたった20秒の映像でしたがアイドルらしいキュートさ全開でインパクト絶大でしたし、地上波でこれが成立してしまうところが乃木坂46の強さではないでしょうか?

さて、来年はどんな名場面が生まれるのか。メンバーの可愛さとスタッフの遊び心が詰まった『乃木坂工事中』にこれからも期待大です!

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