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『バチェラー・ジャパン』シリーズは、成功を収めた一人の独身男性(=バチェラー)の運命のパートナーとなるべく、性格も仕事もバックグラウンドも異なる女性たちが競い合う恋愛リアリティー番組。シリーズは今作で5作目になる。
7月7日の七夕に発表された5代目バチェラーは、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加していた長谷川惠一。最終的にバチェロレッテの相手には選ばれなかったものの、視聴者には大きな印象を残した1人だった。
そんな長谷川が5代目バチェラーに選ばれたが、ネットではさまざまな声が寄せられている。解禁前から予想が繰り広げられ、長谷川も予想される人物のうちの1人ではあったが、発表後は「まさか本当に長谷川さんとは……」「バチェラーっぽくない」といった声が多いのだ。配信目前の今、長谷川の人物像を頭に入れ、シーズン5の楽しみ方を探りたい。
2022年7月に配信された『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加していた当時、長谷川は3人制プロバスケットボール選手として出演していた。当時の長谷川のキャッチコピーは【成長する、弱気なオトコ】。やさしい性格ながらも、人見知りで恋愛経験は決して多くなく「恋愛リハビリ中」と話していたほどだった。
その性格は番組の随所に現れ、視聴者からの好感度も高かった。ファイナルローズが別の男性に渡ったときも「なんで長谷川さんじゃないの?」「私が結婚したい!」などの声が飛び交ったほど。
長谷川の5代目バチェラーに視聴者が疑問をもつのはまさにこの部分。バチェラーに選ばれる男性の条件の1つには“成功している”ことがあげられる。バチェラーはあくまでも選ぶ側であることから、相当のスペックを持っていなければならないのだ。これは歴代のバチェラーたちを見ても明らかだろう。長谷川は今でこそ経営者ではあるものの、視聴者が見てきた長谷川は「人見知りで弱気」な「プロバスケットボール選手」なのだ。ハイスペックであるかの捉え方に差があるからこそ、今回さまざまな声があがっているのだろう。
ただ、彼は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で視聴者から好意的な意見が多かった。弱気で人見知りだが、やさしくてかわいげがある。つまり、人間性は申し分ないということ。同作シーズン2からスタジオMCを務めている指原莉乃も話しているが、多くの人は「長谷川さんに魅力を感じている」ものの、「歴代バチェラーのようなギラギラ感がない」と感じているのだ。
3代目バチェラー・友永真也、そして彼と結婚した岩間恵も、2人のYouTubeで「新しい人が見たかった」と、視聴者と同じ気持ちを交えつつも「今までにいなかったタイプのバチェラー」だと話している。
過去と比べると異色なタイプのバチェラー長谷川。4代目の黄皓もバチェロレッテ参加男性からの抜擢だったが、バチェラーに選ばれたことで、バチェロレッテでは見られなかった新たな一面を知ることができた。黄皓はかねてより長谷川と面識があり、今回の発表後に自身のYouTubeで「めちゃくちゃいい人」「魅力的な男性であることは間違いない」と、長谷川の人間性に太鼓判を押している。
人間性をある程度知っているからこそ「合っていない」という意見があがる。しかし、シーズン4に大きな反響があったように、バチェロレッテのときとは違う新しい長谷川の一面が見られることはたしかだ。4代目バチェラー・黄皓は、長谷川の抜擢に対し世間がどういう反応を示しているかを知りながらも、「受け入れたうえで見返してやればいいと思う」と鼓舞していた。黄皓自身もその気持ちで挑んでいたからこその言葉ではないだろうか。
シーズン5の舞台は、太陽と情熱の国・メキシコ。番組では非日常的な豪華デートやカクテルパーティーなど、さまざまなシチュエーションでバチェラーと女性たちとの時間が共有される。そこで現れるむき出しの感情や恋の駆け引き、恋のライバルであり一緒に旅をする仲間・戦友である女性たちの関係性が同番組の注目すべきポイントだ。
宣伝でも「この男、名バチェラーか?迷バチェラーか?」「主導権を握るのは、彼か、彼女たちか」と、バチェラーシリーズに似つかわしくない文言が並ぶことから、これまでのシーズンとは異なる雰囲気なのがうかがえる。果たして長谷川は、視聴者が抱いている“バチェロレッテの長谷川惠一”のイメージを払拭するのか。
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