9月20日に2nd写真集『桃の眺め方』(光文社)を発売したAKB48大西桃香。2016年から開始した朝5時半からのSHOWROOM「毎日配信」をきっかけにファンから注目を集めた彼女が1st写真集から5年を経て挑んだ今作。
写真集撮影の思い出や、AKB48への想いを聞いた。

【写真】写真集では大胆な姿を見せた大西桃香 撮り下ろし写真【5点】

──2nd写真集の撮影中で印象的な出来事や思い出に残っているシチュエーションは?

大西 ゲームセンターでの撮影です。私は普段からゲームセンターが好きで、今回撮影場所に組み込んでいただきました。撮影ではクレーンゲーム機の中に入りました! 普通に生きていたらまず入れる場所じゃないので、すごくインパクトのある思い出になりました。

──ゲームセンターがお好きなんですね?

大西 はい! クレーンゲームは大好きで、1回ゲームセンターに行けば絶対ぬいぐるみは取って帰りますね。あと音ゲーも好きで『太鼓の達人』などをよくやっています。


──ということは、自宅の部屋はぬいぐるみだらけ?

大西 実家の部屋はまさにぬいぐるみだらけです。1人暮らしを始めてからは部屋が狭いので控えようと思っていたんですけど、それでも最近増えてきました(笑)。

──では、今回の写真集の中で大西さん自身のお気に入りカットはどれでしょう?

大西 露天風呂での写真です。私はお風呂が大好きで、今回3つのお風呂に入りました。中でも一番のお気に入りのお風呂だったのがこの露天風呂。撮影スケジュール的にもここが最後だったので私としても悔いを残さないようにしたかったし、すごく時間を掛けて、いい写真をたくさん撮っていただきました。


先行カットにも出ているんですけど、水着は着ているものの「何も着ていないんじゃないか!?」っていうカットが撮れちゃって! これは私の中で1、2を争うくらいのお気に入りです。

──お風呂での撮影に恥ずかしさや抵抗はありませんでしたか?

大西 まったくないです(笑)。私、お風呂の鏡に映っている自分の姿が好きなんですよね。何も着ていない状態の自分が一番好きだから、なんなら写真集全部これぐらいでもよかった(笑)。むしろ先日発売されたみーおん(向井地美音)さんの写真集を見たらすごくセクシーだったので「私、これで大丈夫かな?」って不安になったりもしたんですけど、みーおんさんと私の写真集ではジャンルも雰囲気も全然違うし、私自身として理想通りの写真集が出来上がったので心からうれしいです。将来私に子どもができたら絶対に見せたいです!

──ちなみに、秋元康さんから寄せられた帯コメントを読んでどう思われましたか?

大西 感動しました! こんなにも素敵な言葉をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
その中でも「AKB48という大世帯のグループの中で、大西桃香は明らかにどこかが違う」という一文が心に響きました。

私自身、AKB48の中で自分はちょっと異質だなと思うことがよくあって、「私はこれで大丈夫かな」とマイナスに捉えていたんです。だから秋元先生も同じように思ってくださっていたのがまずうれしかったし、それをプラスの意味で優しい言葉で書いてくださって。自分を認めてもらえたような気がして、すごく幸せな気持ちになりました。

──ところで、現在AKB48はチーム制が休止になるなど大きな転換期を迎えています。

大西 ファンの方はきっと「これからどうなるんだろう」と思っているでしょうし、私たちメンバーも不安を抱えています。
ただ、AKB48って「これって一体どうなんだ」ということをたくさんしてきたグループだと思うんです。それこそチーム8も最初はなかなかファンの皆さんに認めていただくのが難しかったんですけど、今となっては「チーム8がいてくれて良かった」という言葉をたくさんいただけて。

だから、今たくさんの卒業生が出ているものの17期、18期という新しいメンバーも入ってくれましたし、これから新しいAKB48に生まれ変わるためにみんなで頑張っていきたいです。今までのAKB48からは大きく変わっちゃうかもしれないけど、いつか「あの時期もあれで正解だったね」と言える日がきっと来ると思っています。

──そんなAKB48の中で、大西さんは今後どんな存在になりたいですか?

大西 私個人としてはフロントに立ちたいし、1列目に立ちたい気持ちはあります。でも客観的にグループを見た時、やっぱり小栗有以ちゃんや山内瑞葵ちゃん、倉野尾成美ちゃんたちが先頭に立つAKB48が私はすごくしっくりきているんですよね。
だから私はそういう先頭に立つ子たちを支えていける存在になりたいです。そして、もちろん後輩の子たちの力にもなってあげたい。引っ張っていきつつ支えることもできる存在になれたらいいなと思っています。

──写真集『桃の眺め方』の発売日である9月20日は大西さんの26歳の誕生日でした。最後に、26歳としての目標や目指す理想の人間像があれば聞かせてください。

大西 私はとてもネガティブ人間で、自信もないしすぐマイナスに考えてしまう性格なんです。
でも最近「女性は30代になると強くなる」という話を聞いて。確かに私の近くにいる30代の女性だと柏木由紀さんだったり、舞台でご一緒した飯田里穂さんだったり、皆さんメンタルが強いというか「私は私です」といった感じで堂々としていらっしゃるんですよね。だから私も自信を持って生活できる人間になりたいし、物事を明るく捉えて生きていきたい。26歳はその第一歩の1年にしたいです。

【あわせて読む】AKB48 大西桃香が振り返る成長の5年「どん底ぐらいに落ち込んだこともあった」