【写真】電車で『故郷』を歌うスズ子、ほか『ブギウギ』第52回場面カット【5点】
ひょんなことからスズ子らと夕食を共にすることになった愛助。愛助は梅丸時代からスズ子のファンだったと言い、本人を前に"スズ子愛"を語り始める。スズ子は愛助のあまりに真剣な姿に頬をほころばせた。翌朝、スズ子たちが旅館を出ようとすると、愛助が既に宿代の半分を払ってくれていることが判明。小夜(富田望生)がお金をなくし、宿代を払えなくなっていたスズ子たちを見かねて、愛助が気を利かせてくれたのだ。
愛助に返金する術もなく、次の巡業先へ向かうために汽車に乗り込んだスズ子たち。すると、同じ車両にたまたま愛助も乗り合わせていた。スズ子が愛助に「お金は後で送金しますから」とお礼を言っていたところに、ある軍人が「ぼっちゃん!」と愛助に声をかける。続く「芸人さんを大勢慰問に派遣していただいて、村山興行さんには感謝しかない」という軍人の一言で、愛助が大手演芸会社の息子だということが明らかになった。
村山興行のモデルになったのは、現在の吉本興業。愛助がとんでもないお坊ちゃまだと知った五木ひろき(村上新悟)はゴマすりが止まらない。そんな中、なくしたと思っていた劇団のお金が小夜の足袋の中から見つかり、愛助の”泥棒疑惑”がようやく晴れたのだった。
スズ子は、愛助がお金持ちの青年だったことに驚きながらも、乗客の少女のリクエストで『故郷』を歌うことに。スズ子の澄んだ歌声と柔らかな表情に一井(陰山泰)のトランペットも加わり、乗客全員がスズ子の歌に聞き入っていた。そして、愛助は他の誰よりも熱い視線でスズ子を見つめていた。
スズ子が歌う『故郷』と、スズ子を見つめる愛助の姿にSNSでは「最後のスズ子の『故郷』にすっかり心を持っていかれた。心に響く歌声だった」「#ブギウギ は、歌唱シーンをしっかり尺使って見せてくれるから好き」「愛助さんかわいいわ。ちょっとぽわっとしてるとこが六郎と重なる」「『故郷』歌うスズ子を見る目は恋に落ちた目だね。なんて、ピュアなの」など多くの声が寄せられていた。
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