吉岡里帆&永山瑛太主演ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ)の第10話が12月12日(火)に放送された。

【写真】第二章がスタート、『トキコイ』第6話場面カット【6点】

廻が勤務する広告代理店アド・アモーレの上司・猿谷(岩谷健司)に未来の情報を売り渡していた人物が、なんとタイムパトロール隊員・メカニック担当の八丁堀(シソンヌ・じろう)であることが判明。
隊長の和井内(石田剛太)に平謝りしつつも、「責任を共有できませんか?」となぜか連帯責任を主張する八丁堀の姿は、シソンヌのコントをまんま見ているかのようだ。こういう役をやらせたら天才的に上手ですよね、じろう。(以下、放送されたドラマのネタバレを含みます)

そんなとき、廻(吉岡里帆)のもとに広瀬(西垣匠)から電話がかかってくる。広告を担当していた「ゆずこしょうキャラメル」の柚子の価格が高騰したことで、柚子ではなくカボスで代用することになり、ビジュアルをすべて「かぼすこしょうキャラメル」に作り直すことになってしまったのだ。しかも、ブローカーと結託して柚子を23世紀に密輸ほう助していたのは、八丁堀だったことも明らかとなる(そして相変わらず、連帯責任を主張する)。

廻はふと、自分が「かぼすこしょうキャラメル」という名前で発注してしまったことを思い出す。
ひょっとしたら、これは辻褄合わせのための伏線だったのか?そう、とにかく今回のエピソードは、伏線回収のオンパレードなのである。彼女は「ゆずこしょうキャラメル」だけではなく、過去のエピソードの伏線もどんどん回収していく。ひとつひとつ紹介していこう。

次々と伏線回収されていく過去エピソード

1・路上ミュージシャン・綿谷ジュン(吉澤嘉代子)のアルバムのCDジャケットを手掛けたのは、実は廻だった。そのデザインに惹かれて、23世紀人の横井大知(泉澤祐希)は彼女に会いにタイムトラベルすることになる。(第1話)

2・夜のベンチで、翔(永山瑛太)が廻に「再び君に出会うためにこの時代にやってきた」と告白する場面。
そのとき「廻ーーー!!!」と絶叫したのは、この時代の翔ではなく、未来から過去に辻褄合わせにやってきた翔だった(自分で書いていてもややこしい)。(第2話)

3・23世紀から過去に駆け落ちしてきたヒロキ(南出凌嘉)とキョウカ(鳴海唯)。そこで廻は、こんな提案をする。ヒロキは23世紀に戻り、キョウカはさらにその10年後の未来へ。10年経てば、10歳差の2人はちょうど同い年になって、新しいスタートを切れるというのだ。このアイディアを思いつくきっかけとなったのは、二人が暮らしていた部屋に置かれていた柚子であり、そしてその柚子を置いた張本人が廻だった。
(第2話)

4・バス事故で亡くなってしまった妻に会うために、30年前にタイムトラベルした矢野(今野浩喜)。当然歴史への干渉は許されないために、タイムパトロール隊によって確保されてしまう。妻とよく行っていたというレストランで食事することは許されるのだが、廻と翔が駆け落ちするのしないのという会話をしている間に、矢野は姿をくらましてしまう。その手引きをしていたのが、廻だった。(第5話)

5・駆け落ちを決意して、40年前の1983年にタイムスリップした廻と翔。ハシャギまくる2人の前に、すっかり怒り心頭のタイムパトロール隊員・天野(伊藤万理華)が現れる。
自分たちの居場所があっさりと見つかったことに、驚きを隠せない廻と翔。聞けば、書き置きが残されていたのだという。もちろん、その犯人は廻。(第6話)

6・廻が大学生だった2013年にタイムトラベルした廻と翔。そこになぜか広瀬(西垣匠)が現れる。廻が謎の扮装をして、彼にキックボード型タイムマシンを渡していたのだ。
(第8話)

7・その広瀬を追いかけて、若葉(田中真琴)も2013年にタイムトラベル。廻は彼女にもキックボード型タイムマシンを渡していた。

「自分たちだけ幸せになっても仕方がない」と、なんとか“辻褄合わせ”をコンプリートする廻。だがその代償は大きかった。未来からやってきた監査員(津田寛治)によって廻と翔の記憶は消去され、超展開の恋は終わりを告げてしまうのである………のか、本当に?マジで?

次回、遂に最終回。<恋の超展開>の結末に超期待であります!

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