趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第63回が27日(水)に放送され、スズ子(趣里)の巡業中に東京に大空襲がやってくる。スズ子は愛助(水上恒司)の安否が分からないままステージに立った。


【写真】ステージで歌うスズ子、ほか『ブギウギ』第63回場面カット【5点】

山下(近藤芳正)を正式にマネージャーとして迎えることになり、ようやく再出発したスズ子と楽団員たち。愛助の体調もだいぶ良くなり、見守りを坂口(黒田有)に任せてスズ子は日本各地を慰問して周った。しかし、東京都心でもたびたび空襲が起こるようになっており、気の抜けない日々が続いていた。

一方、上海にいる羽鳥善一(草彅剛)は、軍から「盛大に音楽会をしてほしい」と依頼を受ける。軍の目的は日本の勢力を見せつけることのようだが、演出は全面的に善一に任されることに。善一はこの状況下でどんな音楽を表現しようかと、久しぶりにワクワクする姿を見せた。

ある日、京都に慰問に来ていたスズ子たち。2、3日で帰るにも関わらず、スズ子はびっしりと愛助に手紙を綴っていた。するとそこに、東京で大空襲があったという知らせが入る。「辺り一面焼け野原」と聞き、スズ子は顔を強張らせた。スズ子を気遣った山下が公演を延期しようとすると、スズ子は「あかんあかん、歌わな」「お客さんタダで帰すわけにはいかへん」と、愛助の安否が分からないままステージに立つことになった。

”福来スズ子”として自分の仕事を全うしたスズ子は、公演が終わってすぐに東京に戻ってきた。
東京は言葉通り一面焼け野原になっており、愛助と住んでいた三鷹の家も跡形もなく崩れ落ちていた。小夜(富田望生)はその壮絶な光景に思わず崩れ降ち、スズ子も目の光を失い「何やこれ…」と小さく呟いたのだった。

SNSでは「愛助さん、どうか無事でいて」「愛助君どうなったのかなぁ?心配です」「お母ちゃん危篤の時ステージに立ったエピソードがここにも繋がって行くんやね」「戦争とは今までの生活をある日を境にガラッと変えてしまうものなんだな」など、#東京大空襲 がトレンドに入るほど、多くの視聴者が投稿を寄せていた。

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