趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第87回が5日(月)に放送された。愛助(水上恒司)が亡くなり、愛子が生まれてから約3カ月。
スズ子(趣里)は休む間もなく慣れない育児に奮闘していた。

【写真】居間で向かい合うスズ子とトミ、ほか『ブギウギ』第87回場面カット【5点】

愛子の育児で目の回るような日々を過ごすスズ子の元へ、山下(近藤芳正)が訪ねてきた。山下は突然「今日をもって”スズさん”とお呼びしてもよろしいでっか」と提案。山下はこれから一緒に愛子を育てていく上で”福来さん”だと他人行儀だからと気を利かせたのだった。

そんなある日、トミ(小雪)がスズ子に話をしに東京にやって来ることになった。トミは愛助を失ってからの3カ月間、過去の自分の行動を悔いていたようで「自分は間違っていたのだろうか」と涙を流す。そんなトミにスズ子は「家族や夫婦に間違いなんてあらしまへん」と力強い言葉をかけた。

さらにトミは”最後のわがまま”と「この子を引き取らせてもらえまへんやろか」と持ち掛ける。しかし、スズ子は迷うことなく「愛子はワテが育てます」と返答。するとトミは意外にもあっさり引き下がり、自分の経験をもってシングルマザーの大変さを伝えた。スズ子は「もうあかん思うたら、その時はどうか助けてください」と頭を下げ、トミも「当たり前や」と笑顔に。

最後に、トミは「また歌おてくださいね」とスズ子の背中を押す。
これはスズ子の歌を待つ沢山のファンの願いでもあり、何より愛助の願いでもあった。トミは「ワテもほんまは、あんさんの歌のファンやねん」と、ブギの女王・福来スズ子の歌声を途切れさせまいと笑みを浮かべた。

トミの素直な言動に視聴者からは「トミさんさすがだわ。シングルマザーの大先輩」「トミさんが『また歌って』と言ってくれるのは力強い励ましだ」「トミさん、きつい人だなと思っていたけど本当は愛情溢れる人だった」といった声が集まり、スズ子とトミの新しい形での”家族の絆”に反響が寄せられていた。

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