【写真】どちらも美しい、鷹村アオイさんのプライベート&コスプレカット【16点】
――過去にコスプレは一番のアンチエイジングとXにポストして、32歳と42歳の時の鷹村さんの写真を載せていました。すごくバズっていましたが、コスプレを始めたことで美意識が上がったんでしょうか。
鷹村さん そうですね。あと、パーソナルカラーを2015年に学んだからですかね。パーソナルカラーが分かると、似合う洋服の系統や色が分かるようになるんですよ。私はモード系の方が得意ということが分かったので、私服もコスプレもそっちに完全にシフトしました。
――当時からトレーニングも始めたんですか?
鷹村さん ベヨネッタのコスプレをしたいと思ったのですが、まだ産後から間もないときで、体もぶよぶよだったんです。それから、朝5時に起きて、DVDでトレーニングビデオみたいなのが流行っていたので、1時間ぐらいトレーニングをしてシャワーを浴びて子供を保育園に預けて会社に行くみたいな生活をしていました。
――ベヨネッタに出会って一念発起されたということですが、コスプレに出会っていなかったらダイエットもしていない?
鷹村さん やってないですね確かに。東京ゲームショウっていうイベントがあるんですけど、当時好きなコスプレイヤーさんがそのイベントに参加すると知ったんです。
――もうコスプレを引退してたけどその気持ちを目覚めさせてくれた、かけがえのないかけがえのないキャラクターだったと。
鷹村さん 多分出会ってなかったらコスプレしてないですね。
――コスプレされているということは、もちろんアニメやゲームも好きだと思うのですが、オタクになったきっかけは覚えていますか?
鷹村さん 小さい頃からアニメを観ていました。小学校時代は『聖闘士星矢』のマンガが大好きでしたし、話をあまり覚えていないのですが、再放送で『魔女っ子メグちゃん』ってアニメが放送されていて、その中で白いお肌の緑色のロングヘアの魔女がすごく子供心ながらヒットした記憶があります。強い女性が好きなのは子供のときから変わらないんですけど、どうしてオタクになったのかって言われたら、やっぱり血ですかね。
――ご両親もアニメやマンガがお好きなんでしょうか。
鷹村さん 父親は18歳ぐらいからずっと『週刊少年ジャンプ』を買い続けてきた人で、私が物心ついたときには既に家にはジャンプが毎週ありましたし、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズも連載当初からずっと読んでいました。
――英才教育ですね……。今でこそアニメもたくさん放送されていますし、オタクであることを隠さない人も多くなりました。
鷹村さん 小学生のときから偏見があったと記憶しています。宮崎勤事件もありましたし。テレビで犯罪者の家には『バイオハザード』があったとか報道されていました。モデルガンを持っている人たちは殺人者予備軍みたいな……。そういうのもあって、オタクとはなかなか言えない環境だったと思います。
――大学生になってからコスプレを始めたそうですが、何がキッカケでした?
鷹村さん 当時は同人誌を描いていたので、友達に誘われたことと、イベントで本を出すときにそのジャンルと同じコスプレをしたらわかりやすいかなと思って始めました。当時は今みたいにコスプレ文化が盛んではなかったので、本当におまけな感じでしたけど。
――1996~7年ぐらいですよね。すごいですね。
鷹村さん ウィッグとかカラコンもほとんどなかったので、地毛でコスプレしていましたね。『エヴァンゲリオン』に、赤木リツコさんっていうキャラでコスプレデビューしたんですけど、金髪のキャラクターなので自分でブリーチを何回もやってバリバリになってました(笑)。
――コスプレする人も若い子たちが昔よりすごく増えましたが、その辺りについてはどう思っていますか?
鷹村さん コスプレは好きなキャラや普段と違う自分になれて楽しいですよね。ただ、露出には気をつけてと思いますね。過度の露出で中には婚約破棄されたとか、相手方が素性を調べたりとか、あとは会社の内定もらったけど取り消されてしまったとか……。なので、そこは気をつけて欲しいなって母親の目線で思いました。
――大変な目に遭っている方もいると。
鷹村さん いると思います。一般的に思い浮かべるコスプレイヤーっていうと、メディアに出てるようなグラビア=ちょっとえっちな格好してくれる女性っていうイメージを持たれていると思うんです。成人してお仕事として成立させている方はいいと思うのですが、普通にコスプレをしている若い子の肌の露出は、ちょっと気をつけてほしいなと老婆心ながら思います。
ですが、コスプレは好きなキャラになれる楽しい遊びなのでコスプレがしたいと少しでも思ったら是非やってみてほしいです。今はカメラがなくてもスマホのアプリを使って宅コスも出せたりSNSで好きを共有できるので楽しいですよ。
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