【写真】優しい表情が見られる松田好花写真集の掲載カット【4点】
まずは、ニッポン放送。この春は『オールナイトニッポン』のパーソナリティに動きがあった。平日24時からの『オールナイトニッポンX(クロス)』の新たなパーソナリティとして、キタニタツヤ、高橋文哉、日向坂46の松田好花の3組が、深夜27時からの『オールナイトニッポン0(ZERO)』最終土曜日のパーソナリティとして、ヤーレンズが起用されることとなった。
キタニとヤーレンズは、過去に、単発でパーソナリティを担当。その反響が大きかったと見られる。そして、日向坂の松田は、2021年10月から2023年9月まで、『日向坂高校放送部』という30分番組のパーソナリティを経て、2023年10月からは、『オールナイトニッポン0(ZERO)』を月イチで担当。そして、遂に、この4月から週イチのレギュラーパーソナリティへと登り詰めた形だ。
2回目の放送では、横浜スタジアムで行われた日向坂46のコンサートでの裏話を披露したのだが、生放送でのフリートークの展開ももう慣れたもの。松田の声はとにかく聴き取りやすい。
4月のスペシャルウィークには、金村美玖がゲストで登場したのだが、『乃木坂46のオールナイトニッポン』の方には、パーソナリティの久保史緒里に加えて、与田祐希と佐藤璃果が登場。その前週にも、キャプテンの梅澤美波と阪口珠美がゲスト出演して番組を盛り上げていたので、松田のANNの方も、日向坂メンバーの今後のゲスト出演に期待しているファンが多いことだろう。
そして、日向坂と言えば、キャプテン佐々木久美がナビゲーターを務める新番組がJ-WAVEでスタートしている。金曜日22時30分から放送の『LOGISTEED RADIONOMICS』。ゲストを迎え、金融や経済について語る30分番組。佐々木がビギナー目線で、貯蓄や投資といった話題を実践的かつ楽しく捉えていくという番組だ。
BGMや選曲などの音演出はまさにJ-WAVE。佐々木のトークも安定感があり、とても聴きやすい。いわゆる坂道系のフリートークやメール紹介番組を期待しているファンには物足りないかも知れないが、金融や経済について学ぶ良いきっかけになると思うので、気になった人はチェックしてみて欲しい。
今回、TBSと文化放送の改編は少な目だったのだが、文化放送では、平日のワイド番組の放送時間を拡大。その結果、8時~11時に放送していた『おとなりさん』が終了となった。
『おとなりさん』と言えば、アルコ&ピースの平子祐希、シンガーソングライターの高橋優、元放送作家の鈴木おさむ、ふかわりょう、アンガールズの山根良顕といった日替わりパーソナリティが登場し、人気を博した番組。同タイミングでスタートしたTBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』の向井と平子が生放送中にコラボしたのも記憶に新しいのだが、わずか2年間での終了となった。
しかし、『おとなりさん』は完全終了ではなく、『おとなりさんday』として、日曜日14時~16時の2時間の生放送番組として、この春新たに生まれ変わった。パーソナリティは、金曜日を担当していたアンガールズの山根。アシスタントを務めていた文化放送アナウンサーの坂口愛美は続投。さらに、高橋優が手掛けたオープニング曲『ピーナッツ』も継続している。山根以外のこれまでのパーソナリティも『おとなりさん』ファミリーといった形で、今後も番組に関わって来そうなので楽しみだ。
ちなみに、『おとなりさんday』2回目の放送では、ゲストコーナーに、TBSラジオ『金曜ボイスログ』でパーソナリティを務めるシンガーソングライターの臼井ミトンが登場。『金曜ボイスログ』は、金曜日8時30分から14時までの生放送なので、もともとは山根が担当していた『おとなりさん』の裏番組。『おとなりさんday』になったからこそ、2人の共演が実現した。局の垣根を超えたこうしたコラボレーションは、ラジオファンの大好物なのではないだろうか。こうした企画は、TOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
そんなTOKYO FMのこの春の番組改編は豪華だ。新たに、津田健次郎、木村文乃、仲里依紗、岩田剛典、大野雄大(Da-iCE)、IMP. 、WHITE SCORPION、杉浦太陽&村上佳菜子といったパーソナリティを迎えたほか、平日22時から放送中の“全国の10代の未来の鍵を握るラジオの中の学校”『SCHOOL OF LOCK!』には、20歳の注目俳優・宮世琉弥と世界で活躍する4人組ユニット・新しい学校のリーダーズが新たなメンバーとして仲間入りを果たしている。
そして、TOKYO FMが特に力を入れている新番組が『ラジオのタマカワ』である。毎週木曜日11時30分~13時の生放送。パーソナリティを務めるのは、テレビ番組『モーニングショー』でおなじみの玉川徹とフリーアナウンサーの原千晶。玉川はこれまで、TFMで二度の特別番組を担当し、満を持して、この春からのレギュラーパーソナリティに抜擢された形だ。前述したような豪華ラインナップがいるのだが、TFMの4月の番組表の表紙を飾っているのが玉川と原の2人。そこからも、TFMとしての力の入れ具合が伝わってくる。
玉川に期待したいのは、やはり、様々なニュースはもちろんのこと、ビジネス、カルチャー、エンタメといった話題に対する独自の視点での解説だ。さらには、ラジオならではのお悩み相談や玉川による選曲も気になるところ。
今回は、東京のラジオ局を中心に、2024年4月の新番組や各局の改編の動きをチェックしてみたのだが、番組改編は全国のラジオ局で行われている。是非とも、radikoのタイムフリーやエリアフリー機能を駆使しながら、新年度からの自分だけのお気に入り番組を見付けてみて欲しい。
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