【写真】オフショットも、バレエのエリートから転身したACO【6点】
──3歳からバレエを始めたとのことですが、きっかけは何ですか。
岡山に住んでいたんですが、通っていた幼稚園で放課後にバレエ教室が開かれていて、母の勧めで始めました。3歳ながら体験に行った時に、先生に気を遣って「やりたくない」と言えなくて、しぶしぶやることになりました(笑)。
──バレエでは華々しい受賞歴があるそうですね。
中国地区大会や、全国から若手バレエダンサーが集まる『京都バレエコンクール』で2位を頂きました。受賞歴もですが、個人的にはどんなステージに立つかを重視していて、新国立劇場で毎年行われる『全国合同バレエの夕べ』というステージにも立たせていただきました。
──バレエを続けながら、どんな学生生活を過ごしていましたか。
ずっとバレエ漬けだったので、学校では疲れていつも寝ていました(笑)。友達といる時はワイワイしていましたが、授業が終わるとすぐにバレエに行って、帰ったらすぐに寝るというちょっとハードな学生生活でした。
──高校時代に、バレエの留学権も獲得されたとのこと。具体的にどんなことをして、何を感じましたか。
ポーランドに1ヶ月ほど行って、現地の色々なバレエ学校の方たちと一緒に作品を創り、ポーランドを周る公演に参加しました。日本人とヨーロッパの方って生まれ持った体形が違うので、現地の先生に指示されたことも、日本人の体形では難しいことが沢山ありました。その中でも、どうやったら綺麗に見えるかというのを探っていましたね。
──そのまま海外でバレエ活動することではなく、国内でアイドルを目指したのはどんな経緯があったのでしょうか。
外国で暮らしてみて凄く素敵だったんですけど、日本食が恋しくなってしまって。ただ、国内でプロのバレリーナになるには身長の壁があり、断念しました。一旦バレエを辞めて大学に通ったんですけど、目標を見失い、人生に覇気が出なくなってしまったんです。そんな時、ずっと大好きだった乃木坂46さんのような舞台に立つ仕事がしたいと思い、オーディションを受けてみました。
──乃木坂46のどんなところに惹かれていたんですか。
(元メンバーの)西野七瀬さんが大好きで、大きい舞台に立った時の目のキラキラ感に撃ち抜かれました(笑)。そんな一目見てゾッコンになるような人に、私もなりたいなと思ったんです。
──ホワスピのオーディションでは、特技のバレエを披露する前に、バレーボールをしようとするボケを披露していて、意外なギャップでした。
元々楽しいことが好きで、霜降り明星さんとかお笑い芸人さんも凄く好きなんです。おとなしいキャラのままでは絶対受からないなと思い、ちょっと笑いの道に走ってみました(笑)。
──バレエをしていたことでアイドル活動に繋がっていることと、逆にバレエと違うことで苦戦していることはありますか。
良かったなと思うことは、どんな大きな舞台に立っても緊張しないところだと思います。メンバーがガチガチに緊張していた時も、同じバレエ経験者のCOCOと私だけ少し余裕があったりしました。また、舞台からちゃんと景色を眺められたり、お客さんの顔1人1人見られることも、バレエ経験が生きているなと思います。
苦戦したことは、ホワスピのダンスはけっこうキレキレなものが多い中、バレエは優雅に背筋を伸ばしてという感じなので、そのクセが抜けないことでした。そんな時は、ダンスが上手なNAVIに個人レッスンをつけてもらっていました。今はホワスピのダンスにも慣れてきて、「ちょっと綺麗なダンスしている子がいるな」と目立つみたいで、パフォーマンス面でファンの方に褒められるようになりましたね。
──アイドル活動以外で、岡山から上京して変わったことはありますか。
食生活が変わりました。これまで母がずっとバレエをする上で必要な栄養素を考えて作ってくれていたんですが、当時はその大変さが全然分からなくて。
──慣れない環境でのアイドル活動は大変だと思いますが、気晴らしに何かしていることはありますか。
趣味はドラマと漫画鑑賞ですね。ドラマのこれまでのイチオシは、窪田正孝さんと山﨑賢人さんが出演されていた『デスノート』(日本テレビ系)で、お二人の演技が凄く好きなんです。今シーズンだと『海のはじまり』(フジテレビ系)と『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)ですね。漫画は『進撃の巨人』など戦闘モノが好きで、今は『怪獣8号』にハマっています!
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