──今年も東郷神社で晴れ着をお披露目いただきました。
飯豊 普段みんなが揃うことが難しいので、こうやって勢揃いできる機会をいただけてよかったなと思います。「今年1年、それぞれ頑張ろうね」とみんなと話しました。
──鮮やかな花柄の晴れ着が目立っていました。
飯豊 今回の着物は鈴乃屋さんにご協力いただいたんですが、私は鈴乃屋さんのイメージモデルをさせていただいているので、一番落ち着く色味にしました。でも、写真を見たら私が真ん中で、一人だけ身長が高くて真っ白な着物だから“女将”みたいに見えちゃって(笑)。来年は黒系にしようかなと思います。
──絵馬には「何事にも丁寧に」と書かれました。
飯豊 常に自分の中で大切にしたいことなんですけど、どんなに忙しくても、毎日のルーティーンを崩さず、プライベートもお仕事も、一つひとつ丁寧に向き合えるように、穏やかな1年になったらいいなと込めて書かせていただきました。
──さて、昨年も数々の作品に出演されていて、忙しい1年だったと思いますが振り返ってみていかがですか。
飯豊 印象に残っている作品が2つあって。1つは映画『いなくなれ、群青』です。自分の中でも好きな作品でしたし、念願だった横浜流星くんとの共演も果たせたので。あとはドラマ『サイン -法医学者 柚木貴心の事件-』で大森南朋さんとの出会いがすごく大きかったです。専門知識が多くて、難しい役だったんですが、その分やりがいもありました。
──実際に法医学の勉強もされたんですか?
飯豊 はい。解剖している動画なども拝見して、本格的に勉強しました。
──出演ラッシュの1年でしたが、年末年始はしっかりお休みできましたか。
飯豊 ゆっくりさせていただきました。友人と温泉に行ったり、のんびり過ごせました。そのほかは食べて寝ての繰り返しでしたけど(笑)。
──リフレッシュされてよかったです。
飯豊 昨年の絵馬に「バカリズムさんの作品に出たい」と書いたら、ニュースでピックアップしていただいたんですけど、今年も同じくバカリズムさんの作品に出たいです。本当は今年の絵馬にももう一回書きたかったんですけど(笑)。プライベートでは家族旅行に行きたいです。
──2月からは新ドラマ『僕だけが17歳の世界で』(Abemaビデオ)が放送されます。
飯豊 恋愛作品に出演するのは久しぶりだったので、最初は結構恥ずかしくてリハーサルでも全然上手くできなくて。でも今年は胸キュン作品を頑張ると決めたので、たくさんの方に観てもらいたいですね。去年からこの作品が話題になるようにと願っていたので、皆さんに愛されるドラマになってくれたら嬉しいです。
▽飯豊まりえ
いいとよ・まりえ。1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2019年も映画『いなくなれ、群青』『惡の華』、ドラマ『白い巨塔』『サイン -法医学者 柚木貴志の事件-』など数多くの話題作に出演。主演するホラー映画『シライサン』が公開中。