メンバーは前日の18日(土)に台湾入り。台北松山空港では現地ファン約800名がメンバーを出迎えた。昨年現地に降り立った時よりもその数は倍になっており、現地で着実に乃木坂46の人気が高まっている事が伺えた。
オープニングSE後、挨拶代わりの最新シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」からライブはスタート。その後「何度目の青空か?」「太陽ノック」「裸足でSummer」とシングル表題曲を連発で披露し、オーディエンスは一気にヒートアップした。
参加メンバー24名がそれぞれ中国語で自己紹介を行ない、その後「シンクロニシティ」他、バラエティーにとんだユニット曲やアンダー曲でライブ前半戦が終了する。
ライブ中盤では、チャイナドレスを彷彿させる妖艶な衣装を身にまとい「バレッタ」を披露、そして昨年末に開催した上海単独公演同様にグループの代表曲でもある「君の名は希望」を中国語バージョンでサプライズ披露。会場は感動の渦に包まれた。
ライブ後半戦は、日本レコード大賞受賞曲「インフルエンサー」や「命は美しい」「制服のマネキン」など、マイナーかつビートの効いた楽曲を中心に展開。
本編ラストは齋藤飛鳥がセンターを飾る昨年の代表曲「Sing Out!」。会場ではメンバーとオーディエンスのクラップが一体となり、惜しまれながらも本編が終了した。

その後現地ファンを中心にアンコールが鳴り止まない中、乃木坂46のライブ楽曲としては欠かせない「ロマンスのスタート」「ダンケシェーン」「乃木坂の詩」の3曲をアンコールで披露。
2017年からアジアを中心に海外展開を行ない、2年連続となった台湾公演で高山一実は、「昨年末にイルミネーションのイベントでまっちゅん(松村沙友理)と台湾に来させていただき、皆さんとはクリスマスも一緒に過ごしましたね」とコメント。さらに中国語で「帰りたくない」とMCをしてファンを沸かせた。
また秋元真夏は、「台湾の皆さんがサイリウムを振ってくれたり、一緒に歌ってくれることが当たり前のことだとは思っていません。本日会場に足を運んでいただいた皆さんとは、またこの同じ場所で必ず会えるように私たちも頑張ります!」とグループのキャプテンとして力強くコメントした。
昨年は長年に渡りフロントメンバーとしてグループを牽引してきた1期生の西野七瀬・衛藤美彩・桜井玲香らが卒業し、今年年明けには白石麻衣が卒業を発表するなど、次世代への移り変わりが課題となっている乃木坂46ではあるが、キャプテン秋元真夏を筆頭に、高山一実・松村沙友理を中心とした1期生がその健在ぶりを発揮する中、次世代エースとして名高い齋藤飛鳥や2期生の堀未央奈、また3期生の他に今回初の台湾公演を経験した4期生の遠藤さくら・賀喜遥香・筒井あやめなど若手メンバーを中心に編成された今回の公演は、乃木坂46の将来を大きく見据えたライブだったに違いない。
乃木坂46の勢いは止まる所かますます上昇していくことを約束してくれた、そんな台湾単独公演であった。
▽NOGIZAKA46 Live in Taipei 2020
セットリスト
M1 夜明けまで強がらなくてもいい
M2 何度目の青空か?
M3 太陽ノック
M4 裸足でSummer
M5 僕の思い込み
M6 僕のこと、知ってる?
M7 シンクロニシティ
M8 無表情
M9 言霊砲
M10 せっかちなかたつむり
M11 Threefold choice
M12 ~Do my best~じゃ意味はない
M13 ここにいる理由
M14 バレッタ
M15 気づいたら片想い
M16 君の名は希望
M17 インフルエンサー
M18 命は美しい
M19 ありがちな恋愛
M20 制服のマネキン
M21 ガールズルール
M22 ジコチューで行こう!
M23 Sing Out!
EN1 ロマンスのスタート
EN2 ダンケシェーン
EN3 乃木坂の詩