現役キャバクラ嬢として働く一方で、『ゴッドタン』の「ウソをつけない女オーディション」に出演し、“練馬のハッピービッチ”という異名が瞬く間に広がったTOMOKA。だが、21歳の彼女の人生には番組に出演するまでにあまりにも衝撃的なことが起こっていた。
ただ唯一の救いは、ポジティブで明るい性格だったことだろう。決してネガティブには捉えず、あっけらかんと話す姿が印象的だった彼女の、芸能界を目指すまでの数々の逸話を聞いた。
──すっかり“練馬のハッピービッチ”というキャッチフレーズがお馴染みになりましたが、いつぐらいから男遊びが激しくなったんですか?

TOMOKA 中学生の頃は真面目だったんですよ。美術部で部長をやっていましたからね。

──それは意外です。

TOMOKA 今は上手く描けるか分からないですけど模写が得意で、わりとイラスト寄りでアニメチックな絵を描いていました。


──見た目もギャルではなかったんですか?

TOMOKA 全然。ノーメイクでこけしみたいな(笑)。めちゃめちゃ厳しい学校で、スカート丈はひざ下10センチ以上で、ひざが見えたら職員室に連行されましたからね。

──遊び始めたきっかけは何だったんですか?

TOMOKA 14歳の時に初体験をしたんですが、それがあまりいい思い出じゃないんです。ただ、それで男性不振になるのも嫌だったし、どうせなら楽しもうと、中学を卒業する直前ぐらいにはっちゃけ始めて。普通の中学生だったのが突如としてヤリマン化(笑)。


──相手はどうやって見つけていたんですか?

TOMOKA いろいろですけど、同世代に関しては地元でやれる奴とはやって、あとは池袋をフラフラしてたら、たくさん寄ってくるので片っ端から。

──それは体験人数を増やすことに意義を感じてたんですか?

TOMOKA 暇つぶしだったと思います。寂しさもありましたけどね。

──『ゴッドタン』で話していましたが、1000人斬りは実際に達成したんですか?

TOMOKA ちゃんと数えてないですけど、1000人はに超えてると思います。1日8人って日もありましたからね。声をかけられて、生理的に無理じゃなかったら「カモンベイビー」って(笑)。
地元の集まりに行って、誰だか分からずに「初めまして」って挨拶したら、「初めましてじゃねーよ。やったことあるから」って言われたことはあります。ベロベロで覚えてないですよ。

──高校には通ってなかったんですか?

TOMOKA 高校は3カ月で中退しました。好きな男の子がいるっていう理由で、偏差値を30ぐらい下げた高校に入ったんですけど、英語の授業でアルファベットを全部言えたら褒められるようなレベルだったんですよ(笑)。普通に中学通っていれば誰でもトップみたいな学校で、授業もつまんなかったんですよ。


──中退して何をしてたんですか?

TOMOKA アルバイトですね。そういえば父親の知り合いに誘われて16歳でモデル事務所に所属したんですけど、一度もレッスンに行かずに除籍になりました。数合わせでテレビに出演することもあったし、撮影会のモデルをやったこともあります。

──撮られるのが好きだったんですか?

TOMOKA 撮影会はお金が欲しかったからやっていただけです。ただ人に撮られるのは嫌いじゃなかったですね。

──芸能活動を本格的に始めたのは、どういうきっかけだったんですか?

TOMOKA 17歳ぐらいで親からスマホを持たせてもらえて、SNSを始めたら承認欲求が大きくなったんですよね。
それで自分の知名度を上げたいなと思って、手っ取り早いのは芸能の仕事だろうと。

──芸能活動の傍ら、キャバクラでも働いていますね。

TOMOKA お酒が好きで、人と話すのが好きで、お金が好きだから、キャバクラかなと(笑)。以前は1日でシャンパンを6本飲んだりしてたので、毎日つぶれてました。

──ちなみにお客さんと付き合ったことはありますか?

TOMOKA 金になるなと思ったらお客でも付き合いますよ。ただ恋愛感情はないかな。


──飲むとどうなるんですか?

TOMOKA 飲み過ぎるとケンカっ早くなりますね。自分のお客でも、あまりにもしつこいと店内で怒鳴り散らします。それで気の弱いお客は謝ってシャンパンを入れてくれるんですよ。私のお客はホストに通う女の子みたいな性格の男性が多いから、鞭を振るったほうが頑張ってくれるんです(笑)。

──ツイッターでも厄介なリプに対してガンガン噛みついていますよね。

TOMOKA 訳の分からない人に対しては暴言を吐いてストレス解消(笑)。ただ、私のツイッターを見て面白がってくれた人がいて。それが『ゴッドタン』出演に繋がるんです。

──ここまで影響があるとは思ってました?

TOMOKA 全くです。周りで『ゴッドタン』を観ている人が多かったから、知り合いとかが観てくれたらいいなぐらいの気持ちでしたね。

──TOMOKAさん自身、『ゴッドタン』は観ていたんですか?

TOMOKA 何回か。私は芸人さんに詳しくないので、おぎやはぎさんは知っていたんですけど、どちらが矢作さんで、どちらが小木さんか分かりませんでした。

──初出演の時に手ごたえは感じましたか?

TOMOKA 最初は緊張し過ぎて何も覚えてないです。とにかく事前に考えていた話すことを言うのに必死でした。

──緊張しているようには見えなかったですけどね。

TOMOKA 顔には出ないですけど、ガチガチに緊張する方です。

──『ゴッドタン』放送後の影響は?

TOMOKA フォロワーが爆発的に増えました。その後も『ゴッドタン』に出演するたびに2、3000人単位で増えていきましたからね。

──他にもバラエティに出演していますけど、特に印象的だった番組は?

TOMOKA やっぱり『ゴッドタン』で銀シャリさんにドッキリを仕掛けた時ですかね。それまで銀シャリさんのことは知らなかったんですけど(笑)。インカムで飛んでくる指示に笑いが止まらなくなっちゃって、笑いが堪えられなかったんですよ。なので、ドッキリ仕掛け人には向いてないと思います。

──視聴者から街で声をかけられることも増えたんじゃないですか?

TOMOKA ちょいちょいですね。昨年の夏、由比ガ浜に彼氏と行った時、私がシャワーを浴びている間に、彼氏に「あの女、練馬のハッピービッチでしょう?」って声をかけてきた人がいたらしくて、「もうやりました?」って聞かれたらしいんですよ。「彼氏だからやってるよ」って答えたら、「よく、あんなのと付き合えますね!」って驚かれたらしいです(笑)。

──失礼ですね!

TOMOKA 失礼なことを言われるのは、ちょいちょいありますよ。歌舞伎町でキャッチやっている子たちが私に声をかけてきて、「お姉さん……なんだハッピービッチじゃん!」ってなることが多々あります。

──ハッピービッチと知って口説いてくる視聴者はいないんですか?

TOMOKA あまりないです。ツイッターのDMで絡んでくる人はいますけどね。たぶん気付いているんだろうけど、声をかけてこない人の方が多いですね。

──やっぱり遊びの男よりも、彼氏の方がいいですか?

TOMOKA 今の彼氏はバーに勤めていて、そこで知り合ったんですけど、私の方から大金をかけて頑張って口説き落としたので、ちょっと思い入れが違うかもです。

──そこまで男性に入れ込んだのは初めて?

TOMOKA たぶん初めてじゃないですかね。そもそも仕事のできる人だったので、いつもキャバのお客を連れて飲みに行ってたんですよ。そしたら周りの子に「ガチ恋?」って聞かれまくって、そのうち本当にそんな気がしてきたんですよね。いわば自己暗示をかけてしまったのかも。

──TOMOKAさんは整形もオープンにしているんですよね。

TOMOKA はい。メイクに時間がかかるのが嫌だったんです。でも、すっぴんで外を歩きたくないんです。それで200万ぐらいかけてフルカスタムしました。なので1本目のイメージDVDを出した時は顔が全然違うんですよ(笑)。

──確かに1stイメージDVDは2018年1月リリースとそこまで昔じゃないのに、顔が幼いですよね。

TOMOKA もうちょっと(整形を)やりたいんですけどね。

──『ゴッドタン』でアイドルユニット「Truth」を結成します。それぞれメンバーの印象を教えてください。

TOMOKA (永井)すみれさんは話しやすくて、しっかりしていて、いろいろ相談できるお姉さん。(石原)由希ちゃんは会話が噛み合わないところもあって可愛いです(笑)。

──今年の目標は?

TOMOKA もうちょっとメディアに出たいです。

──『ゴッドタン』の影響でバラエティのオファーも増えたんじゃないですか?

TOMOKA ラジオぐらいですかね。『ゴッドタン』でのキャラがどぎついから、あんまり他では使えないと思うんですよね(笑)。

▽TOMOKA
ともか。1998年2月20日生まれ。現役キャバクラ嬢。『ゴッドタン』(テレビ東京)の「ウソをつけない女オーディション」に出演し話題に。石原由希、永井すみれとともに、アイドルグループ「Truth」を結成。SNSのフォロワーも急上昇中。