橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』(総合・月曜~土曜8時ほか)第113回が12日(火)に放送された。

【写真】ついに“食”描写にも変化が『おむすび』第113回場面カット【4点】

コロナウイルスの感染が拡大するなか、いよいよ今作のテーマの一つである“食”の描写にも変化があらわれた。
まずは、患者さんに提供する食事を結(橋本環奈)たちが“黙食”するシーン。誰一人話すことなく試食しマスクをつけてから感想を述べる流れに、管理栄養士の柿沼(しまずい香奈)も「どうですか?」ともどかしそうだった。

続いて、結が自宅でおむすびを握るシーン。自分と花(宮崎莉里沙)のためにおむすびを作ろうと、水で手を濡らした結だったが…ふと思いとどまると、ラップを手にしておむすびを作り始めた。結は直接コロナ患者と接触しているわけではないが、「念のため」と家の中でもマスクをつけ、家族と距離を取って食事をしていた。おむすびを素手で握ることにも、リスクを感じてしまったのだろう。

花は結が握ったおむすびを一口食べると、いつもと違う何かを感じ取ったのか一瞬下を向いたあと、「おいしい!」と結に伝える。味に大きな変化はなくとも、家族で食べるおむすびすらも素手で握れなくなってしまったのは寂しいものだ。

その他、レッドゾーンを担当する医師・看護師たちが、間隔を空け同一方向を向いてお弁当を食べるシーンも放送され、SNSでは「距離をとって全員前を向いて黙食…そうだあの頃はそうだった…」「病院で働いている結の家での行動に身につまされて泣いてしまった」「今までは手で直に握っていたおむすびもラップを使うようになる描写が切ない…」「あぁ…おむすびにも距離が。ラップ一枚の距離」など、回を追うごとに増すコロナ禍の苦しい描写にさまざまな声が寄せられていた。

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