Z世代から注目を浴びる芸能事務所「seju」に所属し、俳優そしてグラビアでも活躍する大熊杏優が、2月28日に待望のファースト写真集『私らしく。』(秋田書店)を発売する。
今、注目を浴びる美少女が写真集のタイトルに込めた想いから、写真集の見どころ、さらにドキドキだったという“初体験”まで明かした。

【別カット5点】ファースト写真集『私らしく。』が大好評の大熊杏優の撮りおろしカット

――ファースト写真集おめでとうございます。タイトルは『私らしく』ですが、どんな理由でこのタイトルになったんですか。

今年の目標でもあるんですけど。目標っていうか、自分の中でずっと掲げていることが「私らしく生きる」なんです。例えば無理に人に好かれようと取り繕っても、結局あとからバレてしまうし意味がないなって思って。ある時、「もうそのままの私でいいや」と思えた“瞬間”があり、気持ちが軽くなったんです。そこから自分のペースで仕事であったり、いろいろ進めていきたいなと思うようになって。それでタイトルを『私らしく』にしました。

――その“瞬間”っていうのは、具体的にどんな場面だったんでしょう?

私、演技がすごくやりたくて、いろいろなオーディションを受けるんですけど、なかなか受からない時期が続いたんです。同年代の周りの子たちは活躍していて、そこと比べて落ち込んだり「早く仕事を掴まなきゃ」と焦ったり。
19~20歳の頃です。

でもある時、ものすごくどん底まで落ち込んだ後に「もうこんなふうにくよくよしていても意味ない。もう自分のままで行ってみよう」って吹っ切れたんです。それで1回取り繕わずに生きてみようと思って。それまでは現場に入るにしても「私、なんでもやります」と変に気合いが入っていて、全然自分らしくなかったんですよね。今はもう「やっほー」みたいな(笑)。でも素のテンションでいったら、意外とそのままの私をいいと言ってくれる人がいると気づいて。そこからですね。オーディションで落ちても「まあ、しょうがないか」って落ち込みすぎないようにもなりました。

――タイトルにも大熊さんの人生が込められているんですね。写真集を出すと最初に聞いたときはどう思いましたか。

めちゃくちゃ嬉しかったです。
写真集を出すのは本当に目標だったので「やっと出せる!」って。絶対みんなが喜んでくれるものを作りたいと思って、スタッフさんともいっぱい話して、いい作品に仕上がったと思います。

――写真集の撮影はいつ頃だったんですか。

10月です。愛媛と沖縄で連続で撮影しました。

ーー愛媛での撮影というのは珍しいですね。

私、東京生まれなんですよ。だから「ここが故郷です」っていう場所も特になくて。撮影場所を相談するときに「自然豊かなところに連れて行ってください」とお願いして、それで愛媛になりました。

ーー愛媛はいかがでしたか?

泊まった旅館は世界観があってすごく素敵でしたし、温泉にも入りました。みかんジュースの飲み比べができる場所にも行って、めっちゃ美味しかったですね。15種類くらいあって、そのうち10種類くらい飲みました(笑)。


ーーいい思い出になりましたね。旅館ではどんな感じの撮影を?

大きい窓から光が差し込むすごくきれいな部屋で撮りました。そこに立った瞬間、自分自身も入り込めました。こういう風に演じよう、こういう表現をしようと考えずに、現場で感じたものを“私らしく”そのまま素直に表現しました。

ーー写真集全体ではデート感があって、恋人との旅行気分が味わえます。

そうですね。朝イチで撮ったカットは本当に寝起きそのままな感じだったんですけど、逆にそれが自然な表情になってて気に入ってます。めちゃくちゃ眠かったので夢と現実の間の心地いい感じでした(笑)。表情もすごく柔らかいので、近い距離感を見て感じてもらえるんじゃないかなって思います。

ーー2箇所目のロケ地である沖縄はどうでしたか。

10月だったんですけど、全然あったかくて。私は海が大好きなので楽しくて仕方なくて、すごくはしゃいでいるカットがいっぱいあると思います。
オレンジの水着がお気に入りで、色も自分に合っているなと思うし、心から楽しんでいる笑顔が見られます。

ーー海だけでなくプールのシーンもありますね。

実は私、海は好きなんですけど泳げなくて。カメラマンさんに「プールで浮いてみて」と言われたんですけど、浮けなくて沈んじゃって(苦笑)。何回か練習して、最終的にやっとちょっとだけ浮いたので、それもぜひ見てもらいたいです。

ーー他に印象的だったことは?

撮影中に猫ちゃんを見つけてツーショットを撮ってもらったんです。猫があくびしてたから、私も真似してあくびみたいな表情したカットがあって。その写真は個人的にすごいお気に入りです。あと温泉でスタッフさんたちと卓球をしたのも思い出です。その写真も写真集には入ってます。

ーー写真集だからこそ初挑戦した部分はありますか。

ランジェリーって、今まであんまりなかったと思います。
あと水着のホックを外したカットは初めてだったので、ドキドキしました。大人っぽい雰囲気で撮ってもらってます。

ーー撮影前は体づくりとかは意識しましたか。

いつもより少しだけ筋トレを意識しました。あとご飯ですね。普段からあまり食べ過ぎないとかは気をつけてるんですけど「撮影があるから痩せなきゃ」って思うと、逆にストレスで食べちゃうタイプなんです(笑)。だから、そこまで無理はせず、いつもよりちょっと筋トレを増やしたくらいですね。

ーーそこも“私らしく”なんですね。本当に自然体で臨んでいていいですね。写真集の出来上がりを見て、点数をつけるなら?

120点です! 今までいろいろグラビアはやってきたんですけど、自分でもこんな表情できるんだっていう新しい発見があったし、とにかく楽しく撮影できました。プラス20点は、その楽しさが反映されてるっていう意味です。

【後編はこちら】大熊杏優、水着グラビアは緊張したけど抵抗はない…”seju”を誇りに仕事を頑張りたい
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