【画像】3月16日(日)に放送された『ホットスポット』最終話
筆者の予想は何から何まで間違っていた。
だが、このドラマはスケールが壮大になりすぎることを徹底的に回避する。「SF史上かつてない小スペクタクルで贈る、地元系エイリアン・ヒューマン・コメディ」という看板に偽りなし。レイクホテル浅ノ湖と、レストラン「もんぶらん」と、スナック「のん」を行ったり来たりするだけの、超日常系な日々が描かれるのだった。
もちろん、「レイクホテル浅ノ湖」オーナーの原口(筒井真理子)と裏で繋がっていた市長の不正を暴くという、ポリティカルサスペンスっぽい盛り上がりはある。でも、あくまで“ぽい”だけ。オーナーの事務所に潜入するときも、ガソリンスタンドで賄賂の証拠を抑えようとするときも、清美(市川実日子)の地元仲間とワチャワチャしながら集まって、ワチャワチャしながら解散。女子会の延長線上に、不正事件の追求があるような感じなのだ。
まるで、ゆるふわな『オーシャンズ8』(女性だけの『オーシャンズ11』)。この空気感がなんとも心地いい。
『ブラッシュアップライフ』で主人公のあーちんを演じていた安藤サクラが、高橋さんの母親役で登場したことでSNS界隈はザワついていたが、今回も『ブラッシュアップライフ』との繋がりを感じさせるサプライズが、最後に待ち受けていた。
清美たちの前に、自分はタイムリーパーだと名乗る謎の男・古田(山本耕史)が現れ、未来の富士浅田市を救うためにホテルの売却を阻止して欲しいと依頼。
時は流れて30年後、いまだにホテルのフロント係で働く高橋さんの前に、清美たちが宿泊客として現れる…という「一気に時が流れて終幕」というパターンも一緒。しかも若いフロント係として、『ブラッシュアップライフ』に出演していた三浦透子も登場(彼女もタイムリーパーなのかもしれない)。『ホットスポット』は『ブラッシュアップライフ』との相似形を描いて、大団円を迎えるのである。
宇宙人という宿命を抱えて、孤独に生きてきた高橋さん。だが気づけば、周りには清美をはじめ数多くの仲間たちが増えていた。しかも30年後には、富士浅田市に住む人々の半分が彼の正体を知っているんだとか。人生で最も大切なのは、気兼ねなく喋ったりお茶したりすることができる友達。それもまた、『ブラッシュアップライフ』と同じテーマなのである。
【あわせて読む】『ホットスポット』第9話 これはもはや11人の仲間が市の不正を暴く『オーシャンズ11』?

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