【写真】「武藤彩未 10th Anniversary Live」の様子【3点】
武藤彩未は昨年2024年に10周年を迎え、自身が小さい頃から大好きな80年代を思わせるどこか懐かしくも新しいレトロポップな楽曲を唯一無二のストレートな歌声で表現し活動してきた。
赤色のドレスコード指定により会場が赤色に包まれる中、ドレスに身を包んだ武藤彩未が登場し、会場は拍手に包まれた。
今回のライブは、ヴァイオリン、キーボード、ベース、ギター、ドラムのバンドスタイル。登場後、川嶋あい書き下ろし曲「あなたがくれた今日の日」、さらに林哲司から楽曲提供を受けた「サーフサイド・メモリー」を続けて披露し、ヴァイオリンを迎えた優しいバンドのサウンドに、観客は聴き入った。
「Eternal love」では、ドレスコードである赤色のペンライトで会場が染まり会場が一体感に包まれた。続いて「Steal Heart Run」を披露し、これまでの会場の雰囲気に合わせた上品な音色と一味変わり、ドラム、キーボード、ギター、ベースの力強いサウンドに合わせ、会場には透明感と力強さを併せ持った武藤彩未の歌声が響き渡った。
「⼀回りも⼆回りも⼤きくなって帰って来れるように、私の夢は、おじいちゃんおばあちゃんになっても歌うこと」と語り、ラストに「情熱のパトス」を披露。
途中ステージを降り⼀⼈⼀⼈と⽬を合わせながら、少しばかりのお別れの時間をファンと噛み締めるように歌った。
大きな拍手に包まれたあと、アンコールの声が響きわたりカバー曲である「飯島真理/愛・おぼえていますか」「松田聖子/チェリーブラッサム」を披露し、80年代への愛を歌いレトロポップな楽曲を歌う武藤にふさわしい最後となった。
「本当に幸せ者だと思います」と涙を流し、何度も観客に⼿を振り、 最後に深く礼をして会場を去った。
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