【写真】『死ぬほど愛して』でベッドシーンにも挑戦した田中美久【10点】
『死ぬほど愛して』は、エリートサラリーマンで愛妻家の神代真人(成宮)が、女性記者殺人事件に関わっているのではないかとの疑惑が妻の澪(瀧本)の中でふくらんでいき、さらに事件が起きていくサスペンスドラマ。田中が演じる小泉彩葉は、澪が務める洋菓子店の同僚のパティシェ助手になる。
――小泉彩葉を演じていて、楽しかった瞬間はありましたか?
田中 彩葉ちゃんの“表の顔”になるお店でのシーンは楽しかったです。小さい頃パティシェになりたいなと思っていたので、お菓子をお客さんに出す瞬間はすごくウキウキできました。フランス語のケーキの名前もすらすら言えるよう毎日練習して覚えたんですが、現場でセリフが変わったのでぶっつけ本番になってしまいました(笑)
――ところが、成宮さんの真人に色目を使ったり、第1話から密会したりとただならぬ関係にあることが示唆されていきます。
田中 あざといんだけど、実はすごく闇が深い子だなと思って役を作っていきました。ちょっとした瞬間の表情で性格が歪んでいるところを見せたり、セクシーな一面も物怖じしないでグイグイ見せていきたくて。
成宮さんとのベッドシーンにも挑戦しましたが、女性のスタッフさんやカメラマンさん、もちろん成宮さんにも助けてもらって「このアングルの方が、もっと背中のラインが綺麗に見えるかな」と話し合って、全員で作った思い出があります。
――今作の小泉彩葉だけでなく、去年の初主演ドラマの『シンデレラ・コンプレックス』(TBS/MBS)でも教師と不倫関係になる女子高生役になるなど、“泥棒猫”のような役が続きます。
田中 そうなんです!なぜなんでしょうね(笑)。ただ、俳優としてのイメージがつくことは悪くないなと思っていて。
――彼女の役作りで工夫したことは?
田中 台本に書かれていないところから、彩葉ちゃんの人柄を想像していきました。例えばリストカットがあるのも、以前に振られた経験があるからで、だから他人からの愛情に期待するのをやめたのかな、と。でも心のどこかで期待したい気持ちがあるから不倫したり、瀧本さんの奥さんである澪に嫉妬するのかなと考えて、か弱い繊細なところもある子にしました。彼女のサイドストーリーがなかった分、監督とも相談して想像していくのも楽しかったです。
――『あざとくて何が悪いの?』にも出演してきましたし、あざとさやかわいさは田中さんのパブリックイメージにもなっているのでは。
田中 役をいただけるだけでうれしいですし、彩葉ちゃんもかわいい子だからこそ二面性というか、腹黒さや闇の深さが引き立つので、難しいですが楽しいです。でもやっぱりテレビでのイメージも強いのか、素の私って『会ってみると意外と普通』って言われます。
――普段からかわいくぶりっ子、という振る舞いでもないと。
田中 お仕事でもオフでも、キャラを作っている意識はないんです。すごくしゃべる日もそうでない時でも、私の中では感情のテンションはいつも落ち着いていて。
――ということは、アイドル時代から狙ってキャラを作っていったわけでもないのでしょうか。
田中 私なりにアイドルらしくいようと振る舞っていたら、あざとくてかわいいイメージが定着したみたいです。最初は「あざとい」って言われるのも苦手でした。でも大人になってきて、誰でもなりきれる振る舞いじゃないなと分かってきて、ポジティブに受け取れるようになりました。
――小悪魔的なあざとさも、積極的に強みとして磨いていきたい、と。
田中 でもやっぱり、プライベートとドラマのギャップには驚かれます(笑)。それに負けず嫌いでもあるので、お芝居でも私にしかできない小悪魔ぶりを見せていきたいですね。(小悪魔ぶりでは)誰にも負けないところを目指しつつ、作品ごとに違う人柄、例えば心の闇までていねいに表現して伝えていきたいです。
■ABEMA オリジナルドラマ『死ぬほど愛して』 概要
2025年3月27日(木)夜11時より放送(全 8 話)
トップページ URL:https://abema.tv/video/title/90-2024
本予告 URL:https://youtu.be/OhfiTUa6UXM
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL チャンネル
■キャスト
成宮寛貴、瀧本美織、細田善彦、久間田琳加、片桐仁、松井玲奈、田中美久、しゅはまはるみ、粟大和、袴田吉彦・山口馬木也、筒井真理子 他
■スタッフ
製作:藤田晋
原作:天樹征丸/漫画:草壁エリザ/「死ぬほど愛して」(光文社 刊)
企画・監修:樹林伸/樹林ゆう子
プロデューサー:小林宙/金山宇宙/柴原祐ー
脚本:ねじめ彩木/髙橋幹子/吉﨑崇二
音楽:海田庄吾
主題歌:.ENDRECHERI./堂本剛「super special love」Sony Music Labels Inc.
監督・脚本:城定秀夫
制作プロダクション:ダブ
製作著作:ABEMA
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