氷川きよしが4月9日、自身のインスタグラムでライブ配信。“神回答”にファンから拍手喝采を浴びた。


【別カット1点】美しさに磨きがかかる、氷川きよしの近影

きっかけは、視聴者からの「男なの?女なの?どっちなの?」という質問。氷川といえば、男性演歌歌手としてデビューするも後に“ジェンダーレス”を公表。近年はスカートやドレス、濃いアイシャドウにヒールを履いてステージに立つスタイルで、自身のアイデンティティを表現してきた。

この時代錯誤な問いに対して、氷川はすかさず「私は妖怪です。何か用かい?はい、歌の好きな妖怪です」と返答。そのユーモアと軽やかな切り返しにスタジオは笑いに包まれ、ネット上でも「解放されてる感じがすごい」「この返し、最高にセンスある」「美しすぎて妖怪というより妖魔」と称賛の声が相次いだ。

だが、彼の今回の“妖怪宣言”には、ただ性別を超越した存在を名乗っただけではないもっと深い意味も…。

「水木しげる没後10年を記念して、4月6日からフジテレビほかにて各界の著名人がセレクトした傑作選『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛したゲゲゲ』の放送がスタート。4~6月期のエンディングテーマに氷川の新曲『Party of Monsters』が起用されているんです。つまり、視聴者直球質問に対し、とっさにジェンダーレスと新曲のPRをダブルミーニングで回答していたわけで、その瞬発力に驚かされました」(音楽ライター)

楽曲プロデュースを担当したのは小室哲哉で、冒頭から『Pa Pa Pa Party of Monsters Monsters Monsters~』というキャッチーなフレーズで始まるテクノ色の強いダンスチューンな仕上がり。氷川は高速ラップにも初挑戦し、妖艶な世界観と緻密に構成されたサウンドが絡み合い、氷川の多彩な歌唱力を見せつけている。

6日から東映アニメYouTubeチャンネルにて公開されている同曲だが、コメント欄は「氷川さんの演歌向きの力強い歌声とその内にある美麗さがテクノっぽい曲でも通用するのが凄い」「氷川さん、どんな歌でも、めちゃくちゃ上手い。
小室さん、良い曲作った!」「中毒性あるなー。KIINA.最高」「かっこいい、かっこいい、かっこいい!」などと絶賛コメントの嵐。ファンは「神曲」と確信したようだ。

近日公開が予定されているMVの中では「大勢の“モンスターダンサーズ”と共に激しいダンスも披露されるといい、氷川本人も「ぜひ幅広い方々に曲を聴いて踊ってもらいたい!」とコメント。また、歌手活動再開後初となるCDも6月4日にリリース予定で、その中にはMV制作のメイキング映像を収めたDVDも収録されるという。

「妖怪」氷川が世間を震え上がらせてくれそうだ。

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