女優の吉田美月喜が、2019年制作の映画『列車旅行のすすめ』でスペイン最大の映画賞「ゴヤ賞」の新人監督賞にノミネートされ、同作で東京国際映画祭のコンペティション部門にも招待されたスペインの鬼才アリッツ・モレノ監督の最新映画『KARATEKA』に、メインキャストとして海外映画に初出演することが発表された。

【写真】吉田美月喜の海外初出演作品となる映画『KARATEKA』【2点】

映画『KARATEKA』は東京オリンピックの空手女子形でスペイン代表として出場し、金メダルを獲得したサンドラ・サンチェスさんを主人公に、サンドラさんが若い頃に空手のスペイン代表チームを離れたあと、数々の苦難を乗り越えて、40歳になる直前に東京オリンピックで金メダリストとなるまでの半生を描いている。


吉田の役どころは、サンドラ・サンチェスのライバルである空手の日本人世界女王。吉田は、日本で空手の稽古を積んだ後、全編スペインにて行われた撮影に臨んだ。劇中では英語でのセリフにも初挑戦している。

またサンドラ・サンチェス役にはスペインの女優アンドレア・ロス(映画『無人島につれていくなら誰にする?』)、サンドラの空手のコーチのヘスス・デル・モラル役はパトリック・クリアド(映画『レッド・バージン』)が演じている。

吉田は、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』や映画『あつい胸さわぎ』や『カムイのうた』で主演をつとめるなど注目度急上昇中の女優。昨年は声優に初挑戦した劇場アニメ『ルックバック』の京本役で大反響を得るなど、今、勢いに乗っている存在だ。

撮影はスペインと日本の富士宮市、鳥取県にて行われた。映画『KARATEKA』は2026年にスペインにて劇場公開されることが決定。日本での公開日発表が待たれる。

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