【写真】民衆の前で紙芝居を披露した嵩と健太郎『あんぱん』第57回【5点】
宣撫班に配属になり、紙芝居作りに励む嵩(北村匠海)と健太郎(高橋文哉)。
民衆の前で紙芝居を披露すると、泣ける物語のはずが、なぜか観客は大笑い。それもそのはず、中国人の通訳が、民衆にウケるように微妙にニュアンスを変えて通訳していたのだ。不本意ではあったが、紙芝居によって民衆は「面白かった」「マタキテネ」と満足気な様子。嵩も「最初はぶつかり合っても、お互い歩み寄って仲良くやっていく話だから、一緒に笑えた方が自分はいいと思う」と、早速、次の紙芝居作りに取りかかった。
この紙芝居作りのエピソードは、モデルとなったやなせたかしの史実に基づいている。2005年放送の『あの日 昭和20年の記憶』(NHK)で、やなせは「双生譚」という双子の物語を描いたと話す。「相手を殴ると自分が痛いっていう部分がすごくウケてしまった」「みんなとても笑ってました」と、紙芝居によって中国の民衆と少し距離が縮まったと話していた。
嵩と健太郎が披露した紙芝居に、SNSでは「素敵な紙芝居でした」「中国人の方も好感持ってくれて良かった」「通訳さんが変えてヒヤヒヤしましたが向こうの人には良かったのかな」「真意はどうあれ、通訳の方もファインプレーになりましたね」など、反響の声が寄せられていた。
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