俳優の細田佳央太が7月8日に放送された朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)に出演、4日に公開された映画『この夏の星を見る』を絶賛した。

【写真】『この夏の星を見る』辻村深月(角川文尾)

同作は小説家・辻村深月の同名小説が原作。
コロナ禍の中高生たちの奮闘を描いた青春映画で、桜田ひよりが主演を務める。新型コロナウイルスの感染拡大によって日常生活が大きく制限される中、懸命に今を生きようとする若者たちの姿を鮮烈かつ繊細に表現している。

高校の天文部で活動する亜紗(桜田)は、新型コロナウイルスが拡大する中、マスクをつけて不安な毎日を過ごすが、大きく制限された部活動の中でも“何かできないか”と思案。オンラインでの天体観測イベント「オンライン・スターキャッチ・コンテスト」を開催することを思いつき、全国の中高生に呼びかける。

スターキャッチ・コンテストとは、指定された星の位置を望遠鏡で捉えて、その速さを競う大会。全国から参加した中高生をオンラインでつなぎ、星の捕捉を競い合う様子を配信するというものだ。

コロナ禍に立ち向かい、様々な困難と向き合いながらも懸命に自分の青春を生きようとする生徒たちの姿がまぶしい。

映画好きの細田は、自身が担当する「細田佳央太の三つ星シネマ」コーナーで同作を「間違いなく三つ星です」と評価。「心洗われました」と言い、「久しぶりにこんな爽やかな青春群像劇を見た」と、心を晴らしてくれる一本であると明言した。

特にグッとくるシーンとして、細田は「スターキャッチの描き方と、楽しんでいる生徒の雰囲気はこの作品のマックス」と述べ、夜空で心をひとつにし、前を向く中高生たちに三つ星を掲げた。

「コロナ禍で戦った生徒たちに向けられた花束のような作品」「コロナ禍で何かできないかって戦った生徒は実際いると思う。腐らずにできることを探して、物理的に距離が離れていようが、協力して心で通じ合って一個のゴールに向かっていくっていう姿がかっこよかった」と細田が絶賛する同作品は、中高生だけでなく大人の映画ファンにも鑑賞してほしい一本だ。


そんな細田がパーソナリティを務めるラジオ番組『細田佳央太のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)が、11日深夜24時から放送される。NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演して注目度が高まっている細田が、生放送でどんな声を届けるのか、注目だ。

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