国際線のグランドスタッフとして働きながら、千葉県代表として「2025ミス・ユニバース・ジャパン」に挑む齋藤千歩さん(さいとう・ちほ/25歳)。神奈川県出身で、身長159cmと小柄ながら、その行動力とエネルギーには驚かされる。


【写真】国際線のグランドスタッフとして働く千葉県代表・齋藤千歩さん

「セミファイナリストに選ばれたときは、素直にすごく嬉しかったです。ずっと目標にしていたミス・ユニバースの舞台だったので、挑戦できることがどれだけ有難く素晴らしいことなのか、受け止めるのが大変でした」

自らを「行動力お化け」「体力お化け」と表現するほどで、「思い立ったらすぐ行動してしまいます。日帰りで遠くへ旅行に行ったり、やりたいことのためなら睡眠を削ります。諦めない精神も良くないほど強いかもしれません」と笑う。

そんな彼女も、幼少期は引っ込み思案で恥ずかしがり屋、さらに体も弱かったという。だが小学生の頃からは一転して、スポーツを得意とするリーダータイプへと成長。挑戦を恐れず、強い精神力を育んできた。

チャームポイントを尋ねると「実はおっちょこちょいなところです」と意外な一面も。「しっかりしてるね!と言われることが多いですが、実は抜けている部分もあるんです。完璧でない私も、今では素敵かなと思っています」

これまでで一番努力した経験として挙げたのは、1年間のカナダ留学。英語力ゼロからの挑戦で、トラブル続きのなか鞄ごとパスポートを盗まれるという事件にも見舞われた。

「本当に大変でしたが、そのおかげで問題解決能力は誰よりも身に付きました。
英語が、異文化理解や人助け、世界を知るために大事なものだと実感しました。何か問題が起きた時の私の英語力は、自分でも驚くほど素晴らしいです(笑)」

影響を受けた人物は一人ではなく、「良いなと思った部分をたくさんの人から取り入れています」と語る。「自分の言葉や行動で人の心を動かせる人、自分の軸を大切にしながらも他者の声に耳を傾けられる柔軟さを持つ人が、真のオピニオンリーダーだと思います」

社会問題への意識も高く、ジェンダー不平等や人種差別、女性の地位向上に強い関心を持つ。「どこに生まれても、誰もが夢を自由に描ける社会を作りたいです。小さなことでも、まずは自分が行動し、それを広げていきたいと思っています」

そんな彼女がミス・ユニバースになったときに描くビジョンは明確だ。

「“誰もが自分らしく輝ける、明るい未来を創る”という想いを軸に、国際交流や教育支援の活動をしていきたいです。言葉や文化の壁を越えて、多くの人と繋がり、違いを認め合える社会の一歩を創る存在になりたいです」

将来は、世界を舞台に活躍するファッションモデル・アーティストを目指している。

「外見の美しさだけでなく、生き方そのものが誰かの背中を押せるような存在になりたいです。夢や勇気、ポジティブなパワーを届けていきたい」

最後に、大会への意気込みを尋ねると、力強くこう語った。

「グランプリになること、日本代表になることが目標です。世界に挑戦したいです。千葉県代表としての誇りを胸に、私らしさを全力で表現し、見てくれる人の心に勇気を届けます。
応援していただけたら本当に嬉しいです!」

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