東京代表としてミス・ユニバース・ジャパンに挑戦する岩渕憧呼(いわぶち・あこ)さんは、現在エステティシャンとして活動する26歳。大阪府出身で、趣味は生物観察やヨガ、ミュージカル鑑賞、クラシック音楽を聴くこと。
特技は10年以上続けている歌唱と、生き物の飼育というユニークな一面も持っている。

【写真】エステティシャンとして働く、東京代表・岩渕憧呼さん【6点】

そんな岩渕さんがセミファイナリストに選ばれたときは、ちょうど上京10年目という節目のタイミングだったという。「上京10年目の節目の年に素晴らしいチャンスをいただけて、まずはこの10年間支え続けてくれた家族に感謝の気持ちいっぱいでした。そして新たな人生のステージが始まることにドキドキとワクワクで溢れました」と喜びを語る。

“自身を一言で表すと?”という問いに対しては、「『芯のある蛇』です」とユニークな表現で答えた。その理由については、「ぶれない真っ直ぐな芯を持ちながら様々な方向で生きることができ、蛇のように日々脱皮をするかのように成長を止めないから」と説明してくれた。

幼少期は虫や爬虫類が大好きで、「どんなに小さなアリでも友達でした」と振り返る岩渕さん。運動は苦手だったものの、「何十倍も練習を重ね必ず最後にはやり遂げる子供でした」と語るように、諦めない粘り強さは今の彼女にも通じている。

チャームポイントについては、「ほっぺにできるえくぼと、小さくて丸い鼻です!」と回答。「どちらも大好きな両親から受け継いだものです。鏡を見るたびに両親の顔が浮かぶので、大好きです」と、家族への愛情も垣間見える。

これまでで一番頑張ったことには、「毎日自分を成長させること」と即答。
「成長は昨日の自分との闘いから生まれるので毎日誇れる自分になる努力をしています」と前向きな姿勢を見せる。

憧れの存在は、ディズニー映画『リトル・マーメイド』でアリエルの声を務めた声優・すずきまゆみさん。「その日から私は歌手になりたい。表現したいという夢を抱きました」と語り、「私もすずきまゆみさんのように誰かの心に電流を流し、夢を与える存在になります」と覚悟を示す。

環境問題にも関心を寄せ、「気候変動の影響により私の大好きな昆虫たちの数が減り、絶滅する種類も増えています」と危機感を募らせる。「小さな命を守ることが私たちの未来につながるということを沢山の方達に知ってもらいたい」と言う。

ミス・ユニバースになったら、「美の価値観を変える存在になりたい」と語る岩渕さん。カンボジア発のエシカルスキンケアを日本に広める活動にも力を入れているそうで、「美容が人や地球に優しく社会に貢献できる文化としてもっと世界に認知されてほしい」と願っている。

将来の夢は、「誰かの希望の光になること」。「社会の枠にとらわれず自分の人生を生きることで、違っていても大丈夫だと証明すること」が目標だという。

最後に、「過去の苦しかったこと悔しかったこと誇らしかったこと、その全てを日本大会で体現します」と、大会への意気込みを語った。

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