【写真】グラビアも話題に、北野瑠華の撮り下ろしカット【12点】
――今回『グラぱらっ!』で連ドラ初主演。お話をもらった時の気持ちは覚えてますか?
北野 最初は嬉しさよりも、「私なんかが…」という戸惑いの気持ちのほうが大きかったです。
――脚本を読んだときの率直な印象を教えてください。
北野 最初に原作を読んだとき「エッチだな」と思って「これを実写でどう表現するんだろう……」という不安はありました。でも、スタッフさんと話すなかで、原作の大切なシーンはしっかり残しつつ、ドラマだからこそできる新しい表現も加えられていると分かって、すごく安心しました。原作とはまた少し違った、ポップで明るい雰囲気もあって、見てくださる皆さんにも、新鮮に楽しんでもらえる作品になっていると思います。
――初主演ということで、準備されたことはありますか?
北野 原作を読んで台本と照らし合わせたり、自分なりに役について考えたりしました。あとは、映像で水着になるのはほぼ初めてだったので、そこに対する準備が一番大きかったかもしれません。写真と違って修正が効かないので…最初の方だけ頑張りました(笑)。
――駆け出しグラビアアイドルという難しい役柄に挑戦してみて、演じる上で意識されたことはありますか。
北野 グラビア歴が10年以上になるので、自分が撮影されるときは「この角度の方が綺麗に見えるかな」「このポーズで体のラインが出るかも」といった考え方が身についているんです。でも、私が演じるさくらはグラビア初心者。なので、慣れを全部取っ払って演じる必要がありました。実際の現場では、他のグラビアアイドル役のキャストが堂々とポーズを決める中で、私は、棒立ちだったり、恥ずかしそうに脇を見せないようにしたり。あえて不慣れな動きや戸惑いを表現することが大事だったので、そこが一番難しかったですね。
――コミュニケーションが取れることで、シーンのイメージも深まっていると思います。演じるなかで印象に残っているシーンやセリフはありますか?
北野 グラビア界のてっぺんにいて、グラビアのことを何でも知っている“逢????坂みお”というグラビアアイドルがいるのですが、彼女のセリフって、すごくリアルな視点がたくさん詰まっていて、「なるほど」と学ばされることも多いんです。たとえば「グラビアアイドルってこういうもの」とか、「このタイプの子にはこういうファンがつきやすい」とか。物語全体がとてもリアルに描かれているので、「これ、分かるな…」と共感できる場面もたくさんありました。みおさんのセリフを聞くたびに「流石です」と思っています。
――ドラマの見どころや、北野さんご自身が感じているこの作品の魅力を教えてください。
北野 グラビアって、あまり馴染みがない方からすると、ちょっと偏見の目で見られてしまうこともあると思うんです。「女の子が脱げばいい」みたいに言われてしまうこともあって。でも、私にとっては本当に楽しいお仕事で、毎回やらせてもらうたびに幸せを感じていて、まったく苦じゃないんです。今回のドラマでは、さくらをはじめ、登場するグラビアアイドルたちがそれぞれの思いを持って活動していて、「この子は表紙になりたい」「この子はこういう部分が楽しい」って、それぞれの魅力が描かれている。グラビアに対する偏見を、明るくポップに、でもリアルに描いてくれている作品だと思います。
――登場人物ごとに、みなさん想いを抱えているんですね。
北野 はい。もちろん、ラブコメディとしても楽しんでもらいつつ、「グラビアってこんなに素敵な仕事なんだ」と感じてもらえたら嬉しいですし、少しでもイメージが変わってくれたらいいなと思います。私自身も、そういう思いを込めてこの作品に取り組ませていただきました。
――この作品を見る人にコメントをください。
北野 原作の魅力も、ドラマならではの良さも詰まった作品です。グラビアに全力で向き合う女の子たちの姿が、ポップで明るく描かれていて、純粋に楽しんでいただけるはず。
▽ドラマL『グラぱらっ!』
ABCテレビ(関西ローカル) 2025年7月6日(日)放送スタート 毎週日曜深夜0時10分
★ABCテレビでの放送後、TVerで見逃し配信 DMMTVでは独占見放題配信!
https://www.asahi.co.jp/grapara/
【後編】北野瑠華「やりたいとは思ってなかった」グラビアで見つけた“私らしさ”