【写真】姉妹でコスプレイヤーとして活動、妹・奥寺ひなの撮り下ろしカット【7点】
――現在は大学に通いながら活動されていますが、学業との両立は大変ではないですか?
ひなさん んー。でも、勉強は好きな方かもしれないです。運動は全くダメなんですけど(笑)。体育の成績は、頑張る気持ちだけは見せようと思って、サッカーの授業でも必死に声を出したりボールを追いかけたりして、なんとかカバーしていました。
――コスプレは衣装やウィッグなど、お金もかかるイメージがあります。費用はどうやって捻出してるのでしょう。
ひなさん 中学生の頃は、お姉ちゃんと衣装を貸し借りすることが多かったです。同じ作品のキャラクターなら制服が一緒だったりするので。あとはお小遣いを貯めたり、本当にお金がない時は「パパ、お願い!」って買ってもらったりもしました(笑)。
――お父様、優しいですね!
ひなさん はい、本当に。今まで10着以上は買ってもらっていると思います。その代わりと言ってはなんですけど、姉とのコスプレのツーショット写真を送って、ちゃんと恩返しはしていますよ(笑)。今は撮影会に出させていただいているので、そこでいただいたお給料を活動費に充てたり、着なくなった衣装をフリマアプリで売ったりして、なんとかやりくりしていますね。
――堅実ですね。小道具をご自身で作ることもあるとか。
ひなさん 特に靴は売っていないことが多いのでよく作ります。真っ白な靴を買ってきて、ポスカで地道に色を塗ったり。図工みたいな細かい作業は、得意ではないですけど昔から好きなんです。
――活動において、お姉さんのテーラさんはどんな存在ですか?ライバル?
ひなさん いえ、ライバルだと思ったことは一度もなくて感覚で言うと、一番仲のいい“親友”ですかね。生き方すべてが魅力的で、憧れの存在なんです。私はそんなに自分から話すタイプじゃないんですけど、姉は誰とでも明るく話せて、すぐに人と仲良くなれるんです。
――一緒にいると、お姉さんが話してくれるから楽、みたいな?
ひなさん あ、それはあります(笑)。姉が話してくれるから、私は隣で聞いてる、みたいな。でも、考え方はお互い全然違うので、何か相談した時に自分にはない視点でアドバイスをくれるのですごく参考になります。
――「姉妹で良かったな」と思う瞬間はどんな時ですか?
ひなさん 忘れ物チェックをしてもらえる時ですかね(笑)。姉は経験豊富だから、私が忘れがちな安全ピンとかウィッグネットとかを予備で持ってきてくれるんです。イベントに着いてから「あ、忘れた!」って思っても、大体姉が持っているので本当に助かります。逆に私が助けてあげるのは、朝起こすことくらいかな(笑)。生活面では私のほうがしっかりしているかもしれないです。
――お互いに支え合っているんですね。
ひなさん そうですね。あとは、今でも一緒にお風呂に入ったりします。
――え、今でもですか!?
ひなさん はい(笑)。お母さんに「早く入りなさい!」って言われた時とか、新しい入浴剤を買ったから一緒に楽しみたい時とか。足を伸ばすとぶつかっちゃうからちょっと狭いんですけど、四六時中一緒にいるのは全然苦じゃないです。
――本当に仲が良いんですね。活動の上で「奥寺テーラの妹」として見られることに、窮屈さを感じたりはしませんか?
ひなさん 全然ないです。むしろ嬉しいですね。姉がキッカケで私のことを知ってくれた方もいるので、本当にありがたいなと思います。
――最後に、ひなさんの今後の目標を教えてください。
ひなさん やっぱり、公式コスプレイヤーをやってみたいです。好きな作品なら何でも嬉しいですけど、特に自分がすごくハマっていた『第五人格』みたいなゲームのお仕事がいただけたら幸せです!
▽奥寺ひな(おくてら ひな)
5月20日生まれ。現役女子大生コスプレイヤー。人気コスプレイヤー・奥寺テーラの妹として活動をスタートし、当初は戸惑いながらも、コロナ禍を機に本格的にコスプレの世界へ足を踏み入れる。
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