3月18日に『桜色カメラロール』でメジャーデビューを果たした、真っ白なキャンバス。2017年のデビュー以後、破竹の勢いでアイドル界を邁進する話題のアイドルだ。
うれしさの反面、実力が伴っているのかという悩みも芽生え、これまで以上に気を引き締めたという彼女たちに、メジャーデビューシングルについて聞いた。
──メジャーデビューが決まったときはどう思いましたか?

三浦 うれしかったです。でもパフォーマンス面とかそういうところではメジャーに見合うものができているかっていう気持ちもあったので、デビューするからには「これでメジャーに行けたんだ」って思われないようにしようと強く思いました。

──デビュー曲の『桜色カメラロール』はどんな歌だと思いますか?

小野寺 最初歌詞をもらったときに、あまりにもキラキラしてたので「ハッ」っとしました。今までの白キャンの歌は弱者の気持ちに寄り添うような歌詞が多かったから、最初は眩しかったです。

──この曲のMVは女優の吉田美月喜さんが主人公を演じるドラマパートをメインに構成されています。

橋本 歌詞の世界観を伝わりやすくするためにドラマのシーンが多くなっていて、私達のシーンは少なめになっているんです。

西野 歌詞とMVがいい感じにマッチしているので、歌詞を読むだけでもいろいろ想像できるけど、MVを観たら世界観がより明確に想像できると思います。

──皆さんはこのMVを撮影したときにメジャーデビューしたことを実感できたそうですね。どんなところで実感できたんですか?

三浦 スタッフさんの数がすごく多くかったんです! 今まではマネージャーさんとカメラマンさん1人、メイクさん1人みたいな感じだったのが、ほんとに初めましての方がたくさんいらっしゃって。いろんな大人の方の力が動いているんだなっていうのをすごく感じましたね(笑)。

鈴木 でもやっぱりメジャーデビューが決まってから初めましてのファンの人が増えたと思います。
「YouTubeで観て気になって来ました」みたいな人が多いですね。

──麦田さんは『桜色カメラロール』はどんな曲だと思いますか?

麦田 んん~~……(かなり長考)。なんか、桜一色だなって……、ピンクだなって……、違う(笑)。

5人 (笑)。

麦田 良い曲です……(笑)。

──ありがとうございます(笑)。そしてこの曲は『王様のブランチ』(TBS系)の2~3月のエンディングテーマにも起用されましたね。

西野 観ました。BGMっぽく流れるのかなと思ってたらMVもちゃんと映ってるし、真っ白なキャンバスの名前もしっかり書いてあったので「こんなにいいんですか!?」みたいな(笑)。すごいありがたいですね。

小野寺 私、親と離れて暮らしているんですけど、アイドルに興味ない親にも活動を頑張ってることを分かりやすく伝えることができたので、うれしかったです。

──良かったですね。
最後にですが、皆さんはライブのMCや他のインタビューで「有名になりたい」と発言しています。どうなったら自分で有名になれたと思いますか?

橋本 渋谷とか都会とかじゃなくても「白キャンさんですよね?」って声を掛けられたら有名なのかなって思います。

──あとは有名な歌番組に出られたらそう思えるかもしれないですね。

小野寺 あぁ~確かに……。歌番組に出たいです。今までカメラを意識しながら歌うこととかあまりやったことなかったから、それができたら凄いアイドルだなって思えると思います。

(取材・文/鎌形剛)
▼真っ白なキャンバス
小野寺梓、鈴木えま、西野千明、橋本美桜、麦田ひかる、三浦菜々子の6人からなる2017年に結成されたユニット。透明感のある歌と馴染み深いロック調の楽曲が特徴でアイドルファンから絶大な支持を得ている。2020年3月、キングレコードよりメジャーデビュー。
編集部おすすめ