彼女は秋元康とavexの共同プロデュースにより設立された「劇団4ドル50セント」に所属する女優でもあり、数々の雑誌の表紙を飾るなどグラビアでも活躍している。2月4日には早くも『ロンハー』に2回目の出演を果たした彼女に、テレビ出演の影響を聞いた。(3回連載の1回目)
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──今年1月7日(火)放送の『ロンドンハーツ』の企画「ロンハーに時々呼ぶかもしれない女性タレントオーディション」出演が大きな話題になりましたが、もともとバラエティに興味はありましたか?
安倍 舞台女優を志望して芸能界に入ったので、まさか自分がバラエティに出るとは思っていなかったです。『ロンハー』も、テレビ朝日さんの50周年記念特番をやるから、その番組のオーディションを受けるというお話だったので、バラエティに出るって意識ではなかったんですよね。
──ドッキリでは涙も見せていました。
安倍 かなりの圧迫面接でしたからね(笑)。そもそもオーディション会場に水着の人がいるのも不思議でしたし、審査員も1人だけだったじゃないですか。普通のオーディションと違い過ぎておかしいなとは思っていたんですけど、地上波の番組に出れたらフォロワーが一気に増えるし、影響力も大きいからと思って頑張りました。
──『ロンハー』出演でフォロアーも増えたんじゃないですか?
安倍 1万人以上フォロワーが増えました。LINE NEWSでも『ロンハー』で披露したジャグリングの記事がトップの方に上がって、友達やフォロワーさんからも「見たよ」って。ちょっと恥ずかしさもありましたけど、新たな一面を知ってもらえる良い機会になりました。
──これまでとは違う層のフォロワーも増えたんじゃないですか?
安倍 今までインスタグラムのフォロワーさんは女性が多かったんですけど、グラビアや『ロンハー』の影響で、男性の比率の方が多くなりました。
──この時の出演が好評で、早くも2月4日放送の『ロンハー』に再出演しましたが、かなり馴染んでいた印象です。
安倍 去年の4月からラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBSラジオ)に出演させて頂いていて、番組内でバラエティの要素を取り入れた大喜利などをやっているので、その経験が少しは活きたのかなと思います。とはいえ緊張はしました。台本を見たら、みちょぱさん(池田美憂)、にこるんさん(藤田ニコル)、ゆきぽよさん(木村有希)などバラエティの最前線で活躍するタレントさんがたくさんいたから、ほぼ自分の出番はないんじゃないか、圧倒されるんじゃないかと思いました。オンエアを見たファンの方から、「めっちゃ緊張してたね」って言われましたからね。
──その初々しさが良かったですけどね。有吉(弘行)さんやフジモンさん(FUJIWARA・藤本敏史)に特別扱いされるくだりも面白かったですし。
安倍 前回出演した時とは打って変わって、扱いが丁寧になってビックリしました。正直、追い詰められた方がやりやすさはあったんですけど(笑)。
──先ほど以前は女性のフォロアーが多かったと仰ってましたけど、2018年に出演した恋愛リアリティショー『オオカミくんには騙されない シーズン3(以下、『オオカミくん』)』(AbemaTV)の影響が大きかったと思います。出演前から『オオカミくん』は観てました?
安倍 めっちゃ好きで観てました。なので自分が出るとは想像もつかなかったですし、お話を頂いた時は、カメラの前で真剣に恋愛できるのかなって不安もありました。
──最初はカメラの存在も気になりましたか?
安倍 気になりました。当時は映像作品自体に出たことがなかったし、劇団4ドル50セントでデビューして間もなかったので、どうしていいか分からなかったです。積極的に行けなかったので今でも後悔していますし、もっと見せ場を作るべきだったなと思いますね。
──闇雲に前に出ればいいって番組でもないですしね。
安倍 そうなんですよ! 駆け引きも大事なので難しかったです。
──自分の出演した『オオカミくん』は観ましたか?
安倍 観ました。こんな話をしてたんだとか、こんな表情をしてたんだとか、気付くことがたくさんありました。
──オオカミくんでは、あまり自分の素を出せなかった?
安倍 ですね。お仕事で素を出せるようになったのはラジオを始めてからです。ラジオを通じて自分のキャラを発信できるようになりましたね。
──喋ることは好きだったんですか?
安倍 好きだったんですけど、何かを人に伝える時に上手く説明できるタイプではなかったんですよ。でもラジオでは毎週、今週あった出来事で面白かったことやハプニングをトークしなきゃいけなかったんです。
▽安倍乙
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※インタビュー2回目は22日(日)午前6時30分公開予定です。