バスケとダンスを掛け合わせた動画で一躍人気者となったすみぽんこと高倉菫。グラビアでも活躍中の彼女が8月28日売の『ENTAME 36℃』では16ページのグラビアで登場。
撮影後には、最近の活動を振り返ったインタビューに答えてもらった。

【写真】圧倒的美しさ…すみぽんのグラビアカット【2点】

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 私自身を説明するなら、「好奇心旺盛」という言葉が一番しっくりくるかもしれません。知らないことを知りたい、新しいことに挑戦したいって、いつも思っているんです。「弾けたらカッコいいな」という憧れだけでピアノやギターを始めてみるとか、小学生の時に名古屋に住んでいてあまり星が見えなかったんですけど、急に「星が見たい!」と思って、学校が終わってから一人で科学館のプラネタリウムへ見に行ったこともありました(笑)。思い立ったらすぐ行動しちゃうタイプなんですよね。

 だからなのか、周りの人からはよく「考えていることがわからない、不思議な子だね」って言われます。でも、仲の良い友人からは「一緒にいると安心できる」「すみぽんには、つい自分の秘密を話しちゃう」と言われることも多いんです。多分、プライベートでは自分から積極的に話すというより、人の話を聞くのが好きだからかもしれません。おしゃべりな友達が多いので、自然と聞き役に回っていることが多いんですよね。「聞き上手だね」って直接言われるわけではないんですけど、友達が安心して話してくれるのは、すごくうれしいです。

 女優のお仕事に挑戦しようと思ったのは、浜辺美波さんの作品を偶然見ることが多くて、「すごくステキな方だな」と感じたのがきっかけです。そこから演技そのものに興味を持つようになりました。
ただ、すぐに女優を目指したわけではないんです。この業界で活動を始めたのは、SNSがきっかけ。昔からバスケが好きで、その魅力をたくさんの人に広めたいという思いがあったからなんです。それで、知名度を上げるためにSNSでの発信を始めました。当時は、SNSで影響力があった方が、いろんな活動につながりやすい時代だったというのもあります。

 女優業への挑戦も、実はこの先もずっと表現を続けていけたらいいなという気持ちから。演技ができれば、この世界で長く自分らしくいられるんじゃないかなと思います。挑戦してみたいって気持ちと、ちゃんと将来のことも見据えていきたいっていう気持ちで飛び込んでみました。

 今はバスケ関連のお仕事が活動の中心になっています。Bリーグの試合会場にお邪魔してイベントの告知をしたり、ゲストとしてチームを盛り上げたり。ハーフタイムショーでお客さんとフリースロー対決をすることもありますよ。全国のチームからお声がけいただくので、広島や熊本、佐賀、長崎など、日本中を飛び回っています。
ただ、一つのチームに何度も行くとそのチームのカラーが強くついちゃうので、ワンシーズンに1、2回に調整しているんです。中立な立場で、バスケ全体を応援したいので。

「なんでそんなにバスケを広めたいの?」と聞かれたら、答えはすごくシンプルで「好きだから」です(笑)。この想いが私のすべての原動力。私のSNSきっかけで「バスケを始めたよ」「ボールを買ったよ」というコメントをいただくと、本当にうれしくて。自分の活動が誰かの心を動かせたんだって実感できる瞬間が、一番のやりがいです。

 最近、バスケがすごく盛り上がっているのを感じます。ワールドカップでの活躍や、女子代表がオリンピックで銀メダルを獲得したことも大きかったですし、八村塁選手や渡邊雄太選手のように、NBAという最高峰の舞台で活躍する選手が出てきた影響は絶大ですね。昔では考えられなかったレベルに、日本の選手が挑戦している。その姿が、子どもたちに大きな夢を与えているんだと思います。チケットが取れない試合も増えてきて、その熱気は肌で感じています。

 この大きな流れの中で、私にできることを続けていきたいです。
具体的な目標は、「バスケと言えば、すみぽん」と、たくさんの人に言ってもらえるような存在になること。もちろん、同じような活動をされている方は他にもいらっしゃいますが、自分らしい形でバスケの魅力を伝え続けて、いつかその目標を達成したいです。これからも、大好きなバスケと一緒に、いろんなことに挑戦していきたいと思っています。

▽すみぽん(高倉菫)
2001年8月12日生まれ、愛知県出身。身長160cm。バスケットボールとダンスを掛け合わせた動画で瞬く間に人気に。JOCパリオリンピック2024「TEAM JAPANみんなの一歩応援サポーター」や「SoftBank ウインターカップ2024」の応援団にも就任。バスケタレントとして、活躍の場を広げている。趣味はバスケ、特技はバク転。
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