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昨年2月に「けやき坂46」から「日向坂46」に改名し、新たな坂道グループとして挑んだバラエティ番組が『HINABINGO!』。MCに小籔千豊を迎え、シーズン1が昨年4~6月、シーズン2が昨年7~9月に放送されました。初回放送冒頭から「日向坂46のこと、本当に知りません」「優しくなるということはありませんので」と小籔のキツイ言葉で幕が上がったものの、メンバーの全力で取り組む姿によって小籔の態度が軟化していく様子が全22回の放送を通して伺えました。今回は、現在Huluで見ることのできる『HINABINGO!』の名場面を筆者が独断と偏見で選んでご紹介します。
●富田鈴花が感銘を受けた、小籔のガチ助言
『シーズン2・#4「教えて小籔さん! 日向坂46苦手なお笑いを克服したい!」』
小籔からお笑いの基礎を学ぶこの企画では、小坂菜緒や高瀬愛奈らへの容赦ないダメ出しが飛びましたが、中でも強烈だったのが富田鈴花への言葉。彼女が披露した握手会に関するエピソードトークに対し、「スベることを恐れビビりすぎ」「アイドルはスベっていいんですよ」「あなたは職業(が芸人)じゃないから、もっとクレイジーな話をした方がいい」とガチ提言。日向坂46メンバーは今でこそブッ飛んだ言動で笑いを取りますが、その根底には小籔のこの言葉が脈々と流れているのではないでしょうか? 彼女たちのバラエティ力のルーツを探る上で外せない放送回だと思います。
●スタジオが涙に暮れた、東村芽依 vs 5歳児
『シーズン2・#8「全力検証! 日向坂46セルフ生態調査」』
番組初回冒頭、小籔との対面時から涙を流し、その後も幾度となく番組内で涙を見せた東村芽依。その涙がメンバー全体に伝播したのが「日向坂46セルフ生態調査」でした。普段から「5歳児みたい」と言われている東村とリアル5歳児たちが心を通わせるVTRを見て、佐々木久美は「ウルウルしちゃいました。
●高本彩花がキャラ変、「彩花プリンセス」
『シーズン2・#7「彩花プリンセスが魔法で暴走?」』
『HINABINGO!』シリーズの中でも異質だったのが、高本彩花をフィーチャーしたこの回。ドレスに身を包み「あやちぇりランドのお姫様、彩花プリンセスだよ♪」とキュートに自己紹介すると、50万ボルトの電流マシンや液体窒素クラッカーの実験に挑戦。「雑誌モデルを務めるきれいなお姉さん」的な澄ましたイメージから一転、この放送回を機に彼女の本性は「意外と自由人」ということが伝わった気がします。また、Hulu限定コンテンツには「HINA ROOM特別編 あゃめぃちゃんルーム」という高本と東村の“素”が見られる貴重な回もあるのでぜひ。
●丹生明里、リベンジドッキリを仕掛けるも返り討ち
『シーズン1・#8「メンバー考案! セルフドッキリSP!」』
ドッキリ企画に並々ならぬ意欲を示していたのが丹生明里。過去に渡邉美穂によってドッキリに掛けられたリベンジをしたいと意気込むが、実はこれが逆ドッキリ。丹生は渡邉に激苦茶(実は普通のお茶)を勧めるも、渡邉は「めっちゃおいしいこれ」と平然と飲み、やがて突如渡邉が苦しみ始めると丹生は大パニック! 慌てふためいて部屋の中を行ったり来たりする姿が笑いを誘いました。ネタばらしされた後の丹生のリアクションも必見です!
●上村ひなの、モノボケ初挑戦時の貴重映像
『シーズン1・#9「みんなで全力! 日向坂46ビンゴ!」』
現在「天才大喜利少女」と評されるほどグループ内で屈指のバラエティ力を持つ上村ひなのですが、彼女がモノボケに初挑戦したのがこの放送回。当時は日向坂46の中で最も後輩という立場だったものの、彼女が繰り出したソフトクリームのボケ(詳しくは放送をご覧ください)を「一番笑いそうになった」と小籔が絶賛! さらには彼女のモノボケをフィーチャーしたHulu限定コンテンツ「HINA ROOM特別編 ひなのROOM」まで配信されることに。グループ加入初期から発揮されていた上村の「天才」っぷりをぜひ堪能して!
▽『全力! 日向坂46バラエティー HINABINGO!』(日本テレビ)
Hulu(https://www.hulu.jp/)で配信中
▽『全力! 日向坂46バラエティー HINABINGO!』Blu-ray & DVD-BOX
発売中
価格:【Blu-ray】17,500円+税、【DVD】14,500円+税
発売元:VAP
▽『全力! 日向坂46バラエティー HINABINGO!2』Blu-ray & DVD-BOX
発売中
価格:【Blu-ray】17,500円+税、【DVD】14,500円+税
発売元:VAP