【写真】「難波鉄砲隊其之九」に選抜された鵜野みずき、山本望叶、横野すみれほか
「難波鉄砲隊」はNMB48の新しい才能の発掘の場としてアップカミングなメンバーによるユニット。
立候補メンバーが発表を見守る中、ステージにはMCの小嶋花梨とアシスタントの加藤夕夏が登場。そしてスペシャルプレゼンターとして、吉本新喜劇座長・川畑泰史を呼び込むと、おなじみのテーマとキメ顔で川畑が登場。メンバーからは歓声と拍手が上がった。川畑は「いい眺めですね」と第一声。「いつも見る立場なので、客席のメンバーを見られるのがいい」とニッコリ。
ここで小嶋から改めて今回のイベントについて説明。今回NMB48初の試みとしてファンの投票でメンバーが決まること、立候補した29人のメンバーから7人が選ばれることが伝えられた。川畑はファン投票であることを「怖いね」といい、「新喜劇なら自分には票が入らない」とボヤいた。そして加藤は「難波鉄砲隊其乃壱」のメンバーだったことに触れ、「自信を持てるし、たくさん吸収できたので、選んでもらえてうれしかった」と振り返り返った。
そして立候補メンバーが登場。TeamNから石田優美、泉綾乃、河野奈々帆、坂本夏海、貞野遥香、菖蒲まりん、南羽諒、川上千尋がステージへ上がり、今の気持ちをそれぞれ明かしてゆく。
続いてはTeamM。『青春はブラスバンド』をBGMに安部若菜からスタート。安部は中間発表9位。「発表されることの不安も大きいですけど、緊張しすぎてお茶を飲みすぎたので、最後まで我慢できるか……」と話し、笑いを誘う。それを聞いた川畑が「極力トイレに近い位置に」と助け舟を出すシーンも。
続いて、石塚朱莉、杉浦琴音、出口結菜、堀詩音、前田令子、水田詩織、安田桃寧、鵜野みずきが登場。鵜野は「もう、なんかずっとそわそわしてる」と笑顔を見せたあと、「今しっかり気持ちを持って楽しみたい」とメッセージ。
3チーム目は、TeamBII。『Be Happy』で岡本玲奈、小川結夏、新澤菜央、中川美音、中野美来、原かれん、本郷柚巴、塩月希依音、山本望叶が登場。山本は「中間発表で1位をいただいたので、今日も1位で名前を呼ばれたらうれしいです!」とアピール。横野すみれは「中間発表2位という順位がとてもうれしかった」と言いつつも、「悔しい気持ちもたくさんあった」と告白。
そして、研究生から立候補した、北村真菜と中間発表4位の南波陽向が登場。南波は「この1ヶ月、私にとって成長できた1ヶ月になったと思います」と笑顔を見せた。
立候補メンバー29名の紹介が終了すると、『難波鉄砲隊』企画を応援してくれた人と中継がつながっていると小嶋。まずは光文社・『FLASH』の青木宏行氏が登場。
「緊張がこっちにも伝わって」と青木氏。そして、「若手の一番勢いのある方が難波鉄砲隊になっている」とこれまでを振り返り、「今回はファンの方が選ぶことでさらに注目が集まっている、こちらも注目していくので、ステップにしてほしい」と願いを語った。
続いてもう1人。岡山県でNMB48がお世話になっている相田翔吾氏がモニターに。相田氏は「メッセージを聞いていて、全員を公平に応援したくなった」と語り、「あくまでもこれは通過点、参加することにすごく意義がある、結果がかんばしくなくても次につながる」と力説。「みんなを応援してる」と締めくくった。
そしていよいよ結果発表。
6位は「鉄砲隊」5回目の選出となる川上千尋。トロフィーを受け取り「う~ん、そうですね……」と絶句。そして、「この鉄砲隊其乃九に立候補することを決めたとき、NMB48は全員がアップカミングなメンバーって証明できるようにしたい、皆さんとつかんだこの順位を胸に持って、ベテランでもアップカミングになれる、風をまだまだ吹かすことができることを証明したい」語った。
5位は安部若菜。「名前を呼ばれないんじゃないかなと思っていたので、本当にうれしいです、ファンの皆さんは私の自慢です。あまりのうれしさに尿意も完全に吹っ飛びました!」と笑わせた。
4位は塩月希依音。「立候補するのは皆さんに負担をかけてしまうんじゃないかと不安だった、申し訳ないと思っていた」と明かし、「4位をいただけて本当にうれしいです、ここで止まるのではなく、まだまだ突き進みたいと思います!」と力強くアピールした。
3位には横野すみれが選出。「劇場デビューも同期で一番最後で、すごく出遅れてしまって、これから大丈夫かなと不安だった」と振り返り、「皆さんの応援のおかげでここまでこれた」と感謝。「楽しかったし、成長できた、NMB48に新しい風を吹かせるようにがんばりたい」と語った。
2位に呼ばれたのは中間発表1位だった山本望叶。「みなさんにはすごく負担をかけてしまったと思うんですけど、絆が深まったと思う」と話し、「楽しく過ごすことができた、このユニットをたくさん愛してもらえるようにがんばりたい」と話した。
そして、いよいよ1位の発表。見事1位に輝いたのは鵜野みずき! 名前を呼ばれると、椅子から降りてその場に座り込んでしまった鵜野。ステージに上る前から手で顔を覆い、信じられないといった様子。川畑と研究生時代に会っていたというエピソードも明かされるなか、トロフィーを手に感激のスピーチ。「二期生として加入して、もう少しでみんなといっしょに10周年を迎えるんですけど……」と言葉が詰まり、「皆さんから選んでいただいた1位、センターということで、本当に信じられなくて、本当にありがとうございました、精一杯がんばりたいと思います」と涙を見せた。
「まさかこんな感動の瞬間に立ち会えるとは思わなかった」と川畑。「ファンといっしょにがんばってるのを感じていた」と明かし、「いいムードを感じるこの結果が本当によかった、ほかのファンの方もそう思ってるんじゃないか、僕も本当に感動しています」と締めくくった。
メンバーの発表が終わると、金子支配人がステージに。24枚目のシングルに収録される「難波鉄砲隊其之九」の曲はMVの収録があることを発表。そして「難波鉄砲隊其之九」の7名による劇場公演を開催、初日メンバーとしてステージに立つ新公演を作ることが告げられた。
さらに、9月12日(土)からNMB48劇場で、少人数の観客を入れての公演再開を発表。最初のイベントは『こじりんの部屋~7期生お披露目イベント~』であることが告げれられると、MCの小嶋は「えー! びっくりしたびっくりした!」と驚きの表情。金子からそこで7期生のお披露目があることが明かされると、メンバーからも拍手が起こった。
最後は「鉄砲隊其乃九」による『初めての星』。センターの鵜野が時々涙で詰まるシーンも見せつつ、選ばれたメンバーたちはしっかりと歌い上げた。最後は参加メンバー全員に拍手が送られ、イベントは終了。アップカミングなメンバーによる「難波鉄砲隊其之九」活躍、さらに観客を入れての劇場公演もスタートするNMB48。今後の活動からも目が離せない。