【写真】絶対領域も眩しい、火将ロシエルのミニスカチャイナ服コスプレ姿
——「コスプレイヤーが活躍できる道を切り開く」を目標に掲げた株式会社「コプルト」を16年に立上げ代表を務めていますが、どういう経緯で設立されたのですか?
ロシエル コスプレを始めてからしばらくして、ゲーム会社さんなどのオフィシャル企業さんから正式な“お仕事としてのコスプレ”を依頼されるようになったんですよ。そうした中、クライアントさんからは「コスプレイヤーが仕事をちゃんとしてくれない」という話も聞くようになって。どうやらコスプレ=趣味の延長線のままという意識の子が多く、イベントのドタキャンや遅刻が頻繁に起こったそうなんです。ならばちゃんとコスプレイヤーを職業として確立できるように会社を立上げれば、クライアントさんも安心してコスプレイヤーに仕事を与えられるんじゃないかな? と思って立ち上げたんです。今はコスプレも文化として認知されて、プロのコスプレイヤーさんがモデルや声優、女優さんのお仕事に携わるようになってきました。コプルトにもコスプレを趣味から仕事に変えていきたいという子がたくさん増えて、私がコスプレを始めた頃には考えられないぐらいすごくステキな状況でうれしいです。
——そもそものコスプレを始めたキッカケは?
ロシエル ある日、私の誕生日に今まで一度もプレゼントをくれなかった兄が、なぜかメイド服をプレゼントしてくれたんですよ。しかも丁寧に夏用、冬用の2着を。
——……なぜ?
ロシエル 兄はフィギュアの原型師で、美少女系アニメやゲームが好きなオタクなので、作品に出てくるような可愛い女の子に妹もなってほしいのかな? 理由は怖くて未だに聞けていません。すぐに押し入れにしまって封印しました(笑)。
——アハハ! ではそのメイド服に袖を通すキッカケは?
ロシエル 兄からプレゼントをもらった頃の私は、生きる気力がないほどの暗黒時代を過ごしていて(苦笑)。
——袖を通し、鏡で自分の姿を見たとき、どういう気持ちでした?
ロシエル 「可愛いお洋服だなぁ」と思いました。この頃の私は私服が全身真っ黒で超センス悪くて(笑)。こういうフリフリの服を着るの、私楽しいかも! って。そんなとき、兄がフィギュアの即売会に出展するから、そこでメイド服を着て売り子をやってほしいと言われて、イベントデビューすることになったんです。
——イキナリ人前でコスプレをするのは、相当な勇気が必要だったかと。
ロシエル 最初はメチャクチャ戸惑いました。ただ、不思議と衣装を着ることで自信が溢れてきたんですよ。
——ちなみに、お兄様は今の活躍を見て喜んでいるのでは?
ロシエル メチャクチャ喜んでくれています。ツイッターにコッソリ、イイネ! をしてくれたり、雑誌に出たらそのページをファイルに入れて保存してくれて。あとイベントに参加していて、お客さんだと思って手を振っていたら兄だったとか(笑)。
※後編<火将ロシエルが語る譲れないこだわり「鎖骨や谷間で“フェチ心”をくすぐる」>は18日(日)午前7時公開予定です。
▽かしょう・ろしえる
6月19日生まれ。株式会社コプルト代表。プロコスプレイヤーとして数々のメディア出演や、メイドカフェ「猫耳メイド屋」のプロデュース、アパレルブランドとのコラボレーション商品の制作など、勢力的に活動の幅を広げる。
Twitter @Kasyou3roshieru
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