元々はグループの1期生であり、「麻貴さんがいなければ今のつぼみは存在していない」とメンバーにも言われる存在。プラベートでは福田の同居人でもある、つぼみ大革命メンバーの糸原沙也加に、福田の素顔を語ってもらった。(前後編の後編)
【写真】3時のヒロイン・福田麻貴と仲良く写真に収まるつぼみ大革命、ほか撮り下ろしカット【7点】
――元メンバーにして今はつぼみライブの構成、作詞からMV監督まで行う名誉会長的存在の福田麻貴さんは、改めてつぼみにとってどんな人物ですか?
糸原 みなさんきっとバラエティでのズバズバもの言う麻貴さんの姿を見て、「シッカリ者」とか「厳しい怖い人なんかな?」というイメージを持つ人が多いと思うんです。けど私たちからしたら、その姿は全くの“ウソ”。全然間違ってます!麻貴さんは赤ちゃんみたいな甘えんぼさんなんですよ。
――……赤ちゃん?甘えんぼ?その要素は微塵の欠片もない気がします。
糸原 えっ、感じませんか?
――糸原さんは東京でメンバーの杉山優華さん、恵梨華さんと一緒に福田さんとシェアハウス生活していると聞いていますので、私たちが知らない福田さんの姿を見ているからこその発言ですね。
糸原 ですね。麻貴さん、お仕事が終わって家に帰るとまずリビングにあるベッドに寝転ぶんですよ。私たちが「そろそろお風呂に入らないと。寝たらダメですよ」と言うんですけど、「あと3分、3分経ったら起こして……」と必ず言うので、とりあえずそのまま3分寝てもらって。そしてきっちり3分経ったので起こそうとすると、案の定起きないんです。
もう仕方ないから「お風呂まで送ってあげますね!」って、みんなで麻貴さんをお風呂場までズーッて引っ張っていくのが日常で(笑)。お疲れでおねむなんかな?と思っていたら、急に「“誰が一番小さい声だせるかゲーム”やろう!」と誘ってきたりして、すごく気まぐれなんですよ(笑)。かまってちゃんなんです。
あと、ある日麻貴さんが私たちが大阪に仕事で行っていると勘違いして、家に帰ってきたらリビングに私たちがいたから「わぁっ!」って死ぬほどビックリしたんですよ。しかも次の日、私たちがおるっていうのをわかっているはずやのに、リビングで私たちを見た時にまた「わぁ!」って死ぬほどビックリされて(笑)。すれ違うだけでもビックリする、ホンマにビビリなんですよ。
――アハハ! 想像していた人物像と真逆のキャラクターですね。
糸原 基本はおふざけ大好きな可愛い姐さんなんです。ただ、私たちのワンマンライブの構成してくださる時はピリリ!とした空気をもたらしてくれて。ステージ作りになるとみなさんの知っている麻貴さんになるんですよね。
それにすごく頼りになる方で。つぼみがコロナ禍で表に出られなくなり「まあ大丈夫でしょう」とノンキに考えていたら、「私より頑張っていなかったら売れへんよ」と言われたんです。
「これぐらいでええやろ」と思っているうちは麻貴さんを超えることも、つぼみが売れることもできへんなと気づかせてもらえました。その一言は私にとってすごく大きいですね。
――その一言をもらった以上、つぼみは努力し続けないといけないし、さらに言えば売れないといけなくなりますね。
糸原 ですね。麻貴さん「いつでも待っているから」と言ってくれて。高い場所で待ってくださっている以上、早く追いつかないと。焦る気持ちはありつつそれを良い刺激と捉えて上に上がっていきたいですね。
――その上に行くために、2年ぶりの発売となる2ndアルバム『最強つぼみDX』は大きなキッカケになりそうですね。みなさんの手ごたえとしてはいかがですか?
糸原 歌っている私たちも「最強」という気持ちになれますし、聞いた方も「最強」になれる、名前の通り「最強」の作品ができました。
――糸原さん的に、この中でレコメンドするならどの曲でしょうか?
糸原 つんく♂さんが作ってくださった『逆襲のYEAH!』がこのアルバムの目玉なのは当然なのですが、あえてここは『ノーテンキパラダイス』、『笑DNA』でしょうか。つぼみ大革命は、可愛さ、カッコよさもありつつ、メチャクチャ明るいグループやと一番思ってほしいので、このテンションがメチャ高くて良い意味でまとまりの2曲を聞いて、悩みを吹き飛ばして笑顔になってもらえたらいいなぁと思っています。
【前編はこちら】「THE W」決勝進出アイドル・つぼみ大革命の糸原沙也加が語る、3時のヒロイン・福田麻貴への感謝
▽糸原沙也加
Twitter:@itochan525