1月2日、オリジナルラップバトル番組『フリースタイルMonsters War2020~令和までお待たせしすぎたかもしれませんSP~』がAbemaTVにて放送された。
本番組は、“即興性”と“巧さ”の両立を要するバトルのスキルやラッパーの強烈なキャラクターなどが観る人の心を掴む、“フリースタイル(即興ラップ)”をテーマにした特別オリジナル音楽番組。
今回のルールは3本勝負で2本先取すると勝利となり、総当たり戦で戦い最終的に獲得ポイントが最も高いチームが優勝となる。監督はラウンドごとに最大3名までラッパーを自由に選出することができ、自分や相手のチームの特徴や状態を把握しながら、試合ごとに独自の戦略を練りバトルに挑む。
緊張の走る第一試合は、ブラックカンパニーチームとANARCHYチームが激突。ブラックカンパニーチームの監督・とろサーモン久保田は試合前の意気込みとして「攻撃も含め、時間とって話したので自信はありますね!」と堂々と話すと、横からラグビー選手のコスプレをしたレイザーラモンRGも「このチーム、ほんとにワンチームになれそうです!」と自信満々でコメント。
第1ラウンドはブラックカンパニーチームから「MCリトル」、「ERONE」、「DOTAMA」、ANARCHYチームから「龍鬼」「裂固」が選出され、5名で白熱した戦いを繰り広げた結果、熱量のあるリリックが評価され見事ブラックカンパニーチームが第1ラウンドを制した。

続けて、第2ラウンドはブラックカンパニーチームから「DOTAMA」、ANARCHYチームから「龍鬼」、「呂布カルマ」と初戦と打って変わって少人数で戦う。「DOTAMA」があえて1人で戦うスタイルの戦略が功を奏し、ブラックカンパニーチームが満場一致で続けて勝利。審査員からは「DOTAMAのラストスパートが良かった。1人が良かったっていうのもあるが、非常にタイトでよかった!」と称賛の声が上がった。
そんな各チームの戦略が光る激突した試合を見て、ゲストの村西とおるは「甲乙つけがたい試合でした。
監督へのプレッシャーを感じつつも楽しそうに意気込んだ。
第一試合目から、各監督ならびにラッパーたちのレベルの高い試合に、MCのZeebraも「いやー、スリリングで面白いですね!」と笑顔で期待する様子を浮かべていた。
第三試合では、竹中直人チームとABダブシャイン'sチームが対決。ラップバトルに初参戦し、初戦を迎える竹中は「今回、初参加ですけどこんなに心臓に来るとは思ってなかったです。すごく興奮しちゃって、(胸が)高鳴っちゃって。裏で見ていて、こんな苦しい番組、初めて出ました。とっても楽しみです」と勝利を左右する監督としての責任を感じつつ、興奮気味で意気込みをコメント。
第1ラウンドでは竹中チームから「Tk da 黒ぶち」、ABダブシャイン'sチームから、「UZIthe9mm」、「FORK」が選ばれ激突。5票中、3票の接戦で竹中チームが勝利すると、続く第2ラウンドでは、竹中チームから「輪入道」、ABダブシャイン'sチームから「S-kaine」、「FORK」、「UZIthe9mm」の3名全員が登場。UZIthe9mmが「明けまして謹賀新年 俺たちの韻は新鮮 Insane」と新年を感じるリリックを披露すると、FORKも続けて「間違いねぇぜ謹賀新年 今年もよろしく負ける気がしねぇ」と即興でチームプレイの光るライムを魅せた。

審査員の漢 a.k.a. GAMIは、「FORKさんと、UZIさんの掛け合いが素晴らしいのと、FORKさんの“謹賀新年”と“気がしねぇ”の韻の踏み方がスキル的にも落としどころもすごいと思った」とチームとしての戦術を評価するものの、多数決では再び竹中チームが5票中3直人を集め、初戦を勝利で飾った。感想を聞かれた竹中は「もし逆(ラッパー)の立場だったら絶対無理。
10試合にわたる激戦の新年初ラップバトルを制したのは、唯一全員ドラフト会議でどのチームからも第1指名がなかったラッパーのMCリトル、ERONE、DOTAMAによる、ブラックカンパニーチームが悔しさをバネに這い上がり、見事優勝を勝ち取った。審査員のいとうせいこうも「本当に素晴らしいバトルばかりで直前まで悩んだ」とコメント。日本トップレベルの豪華なラッパーたちによる熱いバトルの様子と5組の豪華アーティストによるスペシャルライブは、観たい番組を何度でも楽しめるAbemaビデオにて無料で閲覧できるので、ぜひチェックを。
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