
新型コロナウイルス感染拡大は、対面が主だったアナログからネットを通したデジタルへの移行を半ば強制的に促した。企業はデジタル革新を迫られ、ビジネスマンもこれまでと違う動きが求められる。今後の経営と営業スタイルはどうなるのか。10月22日、恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン シーズン2」に出演した実業家の小柳津林太郎さんなど3人の識者が話し合うオンラインイベントが開催された。
変わりゆく社会で成果を上げるビジネスマンになるためには──。IT企業「ベルフェイス」取締役・営業責任者の西山直樹さんは「成長する産業を目利きして選べる人、組織の中で自分の強みを明確につかめる人」などを挙げた。

タレントとして活躍する一方「株式会社GHOST(ゴースト)」代表取締役CEOの顔も持つ小柳津さんは「エンタメ力」の重要性を話す。「遠隔での商談などは用件だけを突きつけ味気なくなることも。心の隙間をつくり出し、人現関係を築ける人が成果を上げるのでは」と伝えた。
続く議題の「セールスのデジタル化の加速」について、マーケティング事業を展開する「トレンダーズ」執行役員の松倉寛之さんは「基本的にはメリットばかり」という。「営業をする件数が増え、不毛な打ち合わせがなくなる。また、ウェブ上で話した内容を録画・録画して振り返るなど学びの機会が増えた」とデジタル化を歓迎する一方で、デメリットとして「信頼関係の構築の難しさ」を挙げた。